大きな音が聞こえるか の商品レビュー
八田泳、高校一年生。そこそこ裕福でいわゆる幸せな家庭の息子。帰宅部。唯一の趣味はサーフィン。凪のように平坦な生活に自分を持て余している。だがそんな矢先、泳は製薬会社に勤める叔父がブラジル奥地へ行くと知らされた。さらにアマゾン川の逆流現象=ポロロッカで波に乗れるという情報を聞いて―...
八田泳、高校一年生。そこそこ裕福でいわゆる幸せな家庭の息子。帰宅部。唯一の趣味はサーフィン。凪のように平坦な生活に自分を持て余している。だがそんな矢先、泳は製薬会社に勤める叔父がブラジル奥地へ行くと知らされた。さらにアマゾン川の逆流現象=ポロロッカで波に乗れるという情報を聞いて―小さな一滴が大きな波紋を生んでいく、等身大の成長物語。
Posted by
アマゾンの川が逆流する現象「ポロロッカ」 その波に乗ってサーフィンをしようという発想自体が驚きだが、そんな破天荒なことを20歳にも満たない少年がトライする物語 自分自身もバックパックを背負って旅をしたことがあるが、そんな過去の経験を第三者視点から見た気がした 生きて帰れるなら、...
アマゾンの川が逆流する現象「ポロロッカ」 その波に乗ってサーフィンをしようという発想自体が驚きだが、そんな破天荒なことを20歳にも満たない少年がトライする物語 自分自身もバックパックを背負って旅をしたことがあるが、そんな過去の経験を第三者視点から見た気がした 生きて帰れるなら、旅からは得るものしかないと思う
Posted by
認知症をテーマにした暗い話(老乱)の読後、青春小説が清々しい。気持ち良かった。 何年も前に夢中になった「青春の門」、読み直してみようか。
Posted by
ミステリーなかったぁぁぁ 今の私は主婦でおばちゃんで なんとなく安定しているから刺さらなかったけど 泳と同年代とか、会社勤めしてたりしたら グッとくる何かかあったと思う 良くも悪くも現状維持で 家族っていう小さく安心な世界で満足の、私 キラキラしていく泳を見ていくの、おもし...
ミステリーなかったぁぁぁ 今の私は主婦でおばちゃんで なんとなく安定しているから刺さらなかったけど 泳と同年代とか、会社勤めしてたりしたら グッとくる何かかあったと思う 良くも悪くも現状維持で 家族っていう小さく安心な世界で満足の、私 キラキラしていく泳を見ていくの、おもしろかった
Posted by
主人公も周りの人も嫌な人が一人も居なかった。 (あ、中華レストランのいちゃもんつけてた客がいたか) 両親も主張がすごくわかるし特に母親 こういう信頼のされ方されたらそうそうグレられないよね。 あと読後感が凄くいい。 こんな大冒険ではなかったけど始めて一人旅したときの 達成感が思い...
主人公も周りの人も嫌な人が一人も居なかった。 (あ、中華レストランのいちゃもんつけてた客がいたか) 両親も主張がすごくわかるし特に母親 こういう信頼のされ方されたらそうそうグレられないよね。 あと読後感が凄くいい。 こんな大冒険ではなかったけど始めて一人旅したときの 達成感が思い出されたり。 「大人は自分の人生を自分の好きなように変えていける。大人はフリーだ」に大納得。
Posted by
良かった! すんごい良かった! 夏に読むのにぴったりの話だった 青春小説って言ったら泳は怒るんだろうな たった一人で世界に向かう泳の姿にドキドキした 友達の家でRPGをしていたのにアマゾンまであっという間で 泳のお父さんやお母さんの気持ちも泳の気持ちもわかるよ ちょうど間の年齢...
良かった! すんごい良かった! 夏に読むのにぴったりの話だった 青春小説って言ったら泳は怒るんだろうな たった一人で世界に向かう泳の姿にドキドキした 友達の家でRPGをしていたのにアマゾンまであっという間で 泳のお父さんやお母さんの気持ちも泳の気持ちもわかるよ ちょうど間の年齢だからかな 男の子はいいな やっぱり男の子に生まれたかったよ そんでめちゃくちゃに無茶やりたかったな 泳と一緒にバイトして親を説得してアマゾンに行ってきた気分 僕も成長したい
Posted by
本でこんなにワクワクしたのは久しぶり。 早くページをめくりたくて、でも終わってほしくなくて。 600ページ一気読み。 映画、エンドレスサマーを彷彿させるロードムービー的なストーリー。 ちょっと冷めた主人公 泳の成長していく様が微笑ましく、彼を取り巻く人々の温かさ。親の気持ちのコ...
本でこんなにワクワクしたのは久しぶり。 早くページをめくりたくて、でも終わってほしくなくて。 600ページ一気読み。 映画、エンドレスサマーを彷彿させるロードムービー的なストーリー。 ちょっと冷めた主人公 泳の成長していく様が微笑ましく、彼を取り巻く人々の温かさ。親の気持ちのコミカルながらも深く上手い描写。旅の良さが凝縮された描写。 どこまでも真っ直ぐなのに暑苦しくない。 もっと早く10代の頃に読んでいたら…と思う反面、今だから大人の気持や異国の人達と関わっていく描写も手に取るように分かる。 サーフィンの描写もワクワクした。 ボード抱えて水に入る瞬間や、波に乗った時の何とも言えないあの解放感、上手く描かれていて読んでいてサーフィンに行きたくてたまらなくなった笑 エネルギーが湧いてきて、自身の初心にかえりたくなる作品。
Posted by
家族との関係、関わっていく人たちとの関係の変化がおもしろく、こちらまでほほえましく感じた。 旅のあとの虚無感のような寂しさ。とても共感できた。 大きな音が聞こえるか。そういうことだったんだな。
Posted by
今までと違ってミステリーじゃないってことと、600ページ越えの厚さに読むのを躊躇っていたけど、読み始めてみたらいつもの坂木さんで安心した。 5ヶ月で旅費(40万)稼ぐ為にバイトを掛け持ちして、旅行の手配に、レッスンに、親の説得等…。そこまでしてでもやりたいことがあるって羨ましい...
今までと違ってミステリーじゃないってことと、600ページ越えの厚さに読むのを躊躇っていたけど、読み始めてみたらいつもの坂木さんで安心した。 5ヶ月で旅費(40万)稼ぐ為にバイトを掛け持ちして、旅行の手配に、レッスンに、親の説得等…。そこまでしてでもやりたいことがあるって羨ましい。 泳が環境というか、周りの人に恵まれすぎている気もするけど。
Posted by
サーフィンが好きな高校1年の青年がアマゾン川のポロロッカの波に乗りにいく話なんだけどおもしろかった。色んな経験をして成長していく泳くん。泳くんの行動力がすごいなと思った。自分も一緒に旅をしてる感じがした。
Posted by