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逆回りのお散歩 の商品レビュー

3.1

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

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2023/05/01

初めての作家。タイトルでなんとなく手に取った。 A市、州都のような馴染みのない言葉のせいか、私の興味があまり向かず、楽しみきれなかった。 表題作の後に「戦争研修」があることで、作品の見方がさらに広がる感じなのは面白い仕掛けだと思った。

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2020/04/11

『今の世の中、そうした裏の操作が存在せず、純粋に民意だけによって形成されたものが、果たして存在するのかね?』という文に作者のメッセージが込められているのかもしれない。

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2018/06/17

市と町の合併は吸収合併なのか乗っ取りか。反対運動自体も裏で操作されていたり、マスコミの報道も偏っている。皆が信じていることが真実とは限らない。

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2018/06/02

「幸せを選択する上で、話さずにいることが共に進むためにベターだと考えるのであれば、それは話さない方がいいと思います。最後まで話されない秘密は、秘密ではなく、存在しない過去になります」 (P.153)

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2014/11/22

「逆回りのお散歩」A市とC町の行政単位統合を控えて、ネットで繰り広げられる賛成派と反対派による論争。なんか今まで読んだ三崎作品と比べ非現実感が薄く、現実でもありうるのではないかという内容。統合に際しまことしやかにささやかれる陰謀説は、後半登場する老人の言葉「今の世の中、民意だけで...

「逆回りのお散歩」A市とC町の行政単位統合を控えて、ネットで繰り広げられる賛成派と反対派による論争。なんか今まで読んだ三崎作品と比べ非現実感が薄く、現実でもありうるのではないかという内容。統合に際しまことしやかにささやかれる陰謀説は、後半登場する老人の言葉「今の世の中、民意だけで形成されたものがはたして存在するのだろうか」が物語っている。ちょっと現実的で残念な感じ。「戦争研修」スピンオフというには「となり町戦争」を読んだのがあまりに過去なので、漠然としたつながりしか思い出せない・・・

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2015/07/06

自治体の統合の裏に隠された「真実」とは何か?という主題でさらさらと読み進みはするけれど…結局どうなんですか?な結末に、残念というか疲れたというか^^; 『戦争研修』は『となり町戦争』のスピンオフ作品ということで…本編も読んだんだけどな…いまいち思い出せない(笑) 三崎作品って、読...

自治体の統合の裏に隠された「真実」とは何か?という主題でさらさらと読み進みはするけれど…結局どうなんですか?な結末に、残念というか疲れたというか^^; 『戦争研修』は『となり町戦争』のスピンオフ作品ということで…本編も読んだんだけどな…いまいち思い出せない(笑) 三崎作品って、読んでもすぐ忘れてしまうし(コラ)いまいち残るものがないんだけど(コラ)でも何故か気になって手に取ってしまう^^;

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2013/08/31

いつもの不思議な設定とはちょっと違ったテイスト。市と町が合併する背後を探そうとする話。何かを暗喩してるのかな?モヤモヤとするラスト。 となり町戦争のスピンオフの短編もあるけど、どんな話か忘れてるからよくわかんなかった。2つとも、いつもの独特な薄気味悪さというか不穏な感じが漂ってる...

いつもの不思議な設定とはちょっと違ったテイスト。市と町が合併する背後を探そうとする話。何かを暗喩してるのかな?モヤモヤとするラスト。 となり町戦争のスピンオフの短編もあるけど、どんな話か忘れてるからよくわかんなかった。2つとも、いつもの独特な薄気味悪さというか不穏な感じが漂ってる。

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2013/08/21

うーん。。。どうかなぁ。 三崎さんの作品はかなり好きなんだけど、これはそんなにかな。 私は戦争研修の方が好き。となり町戦争もう1回読みたくなった。逆回りのお散歩はもう少し短くてもいいかな?と思う。

Posted byブクログ

2013/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「真実」とは、あやふやなモノ。 物語の中のルールがなかなか理解出来ず。いつもの三崎さんの作品はなんとなく、ルールが説明されてたりするんだけど、今回はそこを読みとらねばならなかったのが自分的につらかった。 どうやって話が締まるかと、気になって気になって仕方なかったけど、納得の締まり方でした。

Posted byブクログ

2013/07/05

実感のない戦争、痛みを伴わない戦争。 されど戦争という得体のしれない怖さがソッとしのびこんでくるようでした。 湾岸戦争の時、テレビに映し出される映像をまるでゲームのように見ながら、これは危険。 戦争であること、つまり人を殺すことが合法的に許されて行くことの非を無感覚に受け入れてし...

実感のない戦争、痛みを伴わない戦争。 されど戦争という得体のしれない怖さがソッとしのびこんでくるようでした。 湾岸戦争の時、テレビに映し出される映像をまるでゲームのように見ながら、これは危険。 戦争であること、つまり人を殺すことが合法的に許されて行くことの非を無感覚に受け入れてしまうことへの言葉に表すことができない恐怖を思い出しました。 戦争への実感がない、 しかし、確かにどこかで起きている戦争への警告。 三崎さんのもう一つの本「となり町戦争」とテーマは同じであるようにも思うのですが、ネットという誰でもが使っている機器が武器になるんだなぁ、と今に通じる怖さを感じました。

Posted byブクログ