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愛の山田うどん の商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2019/04/19

山田うどん青春グラフィティ。 えのきど・トロ両氏が金のない学生時代からある何気ないチェーン店。埼玉の田舎道を車で走らせるとロードサイドに突如現れるカカシの看板。 埼玉人にとってつい口走ってしまう山田の魅力。なぜ埼玉人は山田うどんを愛するのか? なぜその魅力を他県の人に伝えたがるの...

山田うどん青春グラフィティ。 えのきど・トロ両氏が金のない学生時代からある何気ないチェーン店。埼玉の田舎道を車で走らせるとロードサイドに突如現れるカカシの看板。 埼玉人にとってつい口走ってしまう山田の魅力。なぜ埼玉人は山田うどんを愛するのか? なぜその魅力を他県の人に伝えたがるのか? その魅力は半分も伝わらずに地団駄を踏むが、この本にはその魅力が全て描かれている。 「山田じゃなきゃダメなんだ!」という埼玉人の熱い滾りをえのきど・トロ両氏が山田ミステリーハンターとなり、山田の深部を白日のもとに晒していく。 スピンオフ企画として山田うどんセントラルキッチンに山田者を集結させ、「伊勢・山田連合」で讃岐を討つという決起集会のきっかけとなった伝説の山田本。 発売したての頃は実際に山田うどん店舗でも販売し、「山田本」と印字されたレシートを大切に取ってます。 埼玉人必読。

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2018/05/16

山田うどん、行ってみたくなった。讃岐うどんのお店はたくさんあるけど、コシがないうどんも、魅力的。ももクロと山田うどんとの関係。ほほえましい。 山田うどん、全店舗制覇したい気持ちもわかる。応援したい。

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2016/02/11

図書検索で見かけた本。 こういうのは、もう古い本なんだろうな、 と思ったら、2012年の発刊だった。 ほんの一言がきっかけで、共有が生まれ、 そこから爆発的に物事が発展していく面白さ。 題材はなんでもいいのだけど、 流れが生まれていく感じ、動くことで、まわりも動いていく感じの ダ...

図書検索で見かけた本。 こういうのは、もう古い本なんだろうな、 と思ったら、2012年の発刊だった。 ほんの一言がきっかけで、共有が生まれ、 そこから爆発的に物事が発展していく面白さ。 題材はなんでもいいのだけど、 流れが生まれていく感じ、動くことで、まわりも動いていく感じの ダイナミックな面白さが真空パックで詰め込まれている。 民放ラジオで話し終わったあと、 外に社内の人間が詰めかけていたシーンは感動的。 分析的な文章は、距離があるだけ面白味が減るけど、 二人のリアルタイムなレポは読みごたえたっぷり。 山田うどんは昔から知っているが、入ったことは一度もない。 けど熱さ、面白さは十分に伝わる。 どうも続編があるらしいので、またヒマな時にでも読んでみようか。

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2013/04/14

この本は、埼玉県民なら、よく知っているうどん屋であり、 肉体労働者、長距離ドライバーに圧倒的支持を得ている あの山田うどんを徹底的に愛した二人の男、えのきどいちろうと 北尾トロが書いた本である。 本当の事を告白すると、私も山田うどんが、 メチャクチャ大好きな男の一人である。 こ...

この本は、埼玉県民なら、よく知っているうどん屋であり、 肉体労働者、長距離ドライバーに圧倒的支持を得ている あの山田うどんを徹底的に愛した二人の男、えのきどいちろうと 北尾トロが書いた本である。 本当の事を告白すると、私も山田うどんが、 メチャクチャ大好きな男の一人である。 これから、書く内容は、まだ、山田うどんを食べたことが無い人も、 昔、結構食べたけど、最近食べてない そして、山田うどん命の人も、必見の本なのである。 まずは、山田うどんの歴史から入っていくことにする。 創業は昭和10年(創業78年)。 埼玉県所沢市で手打ちうどん専門店を「安くて旨い」を信条に始める。 昭和37年に赤い「かかし」のマークを決定。 ここで、疑問が湧いてくる? 山田うどんのマークはなぜ、「かかし」なんだろうと。 そこは、著者も同じ疑問を持って、しっかり調べている。 あの童謡「かかし」の歌詞を思い出してほしい。 「山田の中の一本足のかかし~」という歌詞。 その作詞家が埼玉県出身で、記念碑が緑区の見沼氷川公園にあると いう。 さらに、昭和43年に4代目社長の山田裕通氏が アメリカのフランチャイズチェーン研究の為に渡米。 そこで、ケンタッキーフライドチキンの大きな廻る看板を見た。 この管板を日本の山田うどんに使ったら面白いと考え、 早速調べたら、代理店がないということが判明したが、 当時の金で2000万円をかけて、本邦初の回転看板を立ててしまう。 この、先見性が、今の山田の強味になっている。 次に、味のことで面白ことがわかった。 創業時に、一番頭を悩ませたのは、「ツユ」作りだった。 そのツユを作ったのは、あのキッコーマンだった。 昭和40年頃に現在キッコーマン特別顧問の高梨氏にツユ作りを依頼して、 開発期間3か月をかけて、納得いくツユを開発、 その味は今もかわらずに、山田の美味しいツユとして守られている。 その他、この本には、山田うどんの事が徹底研究されていて、 面白くて、一度食べに行きたくなる内容がまだまだあります。 一家に一冊とはいかないまでも、 うどん好きに方に、うどんガイドとして一冊おすすめします。

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2013/02/23

山田うどんの本、これだけで買いだろう。 かつ丼セットが1000キロカロリー超えしていたり、つゆが実は キッコーマンとの共同開発だったなどの秘話もあるので ファンなら確実に楽しめる。 やはり著者二人の、山田に対する愛。 共通するのは、山田に存在する寂しさに魅かれているということ。...

山田うどんの本、これだけで買いだろう。 かつ丼セットが1000キロカロリー超えしていたり、つゆが実は キッコーマンとの共同開発だったなどの秘話もあるので ファンなら確実に楽しめる。 やはり著者二人の、山田に対する愛。 共通するのは、山田に存在する寂しさに魅かれているということ。 「僕が山田うどんに似合うと思う感情は、少し後ろ向きなものなんだなぁ。 どうしようもない退屈、こんなことしていいのかという焦燥感。 寂しさや疲労感」 埼玉のイメージの山田、そして素の山田うどんの魅力は 間違いなくこの言葉に表わされていると思う。 若干、後半が最初のハイテンションの文章が少なくなってきているのが 残念だった。

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2013/02/02

埼玉県人、山田うどん歴1回。 レビューではなく、私の山田うどんの思い出を書く。 山田うどんの出会いは最悪だった。 小学校の時に親と車でどこかに行った帰りに入ったのが初だったと思う。 生意気にも七味をうどんの上にかけようとしたら、容器のふたがゆるんでいて麺の上に全部降り注ぐと...

埼玉県人、山田うどん歴1回。 レビューではなく、私の山田うどんの思い出を書く。 山田うどんの出会いは最悪だった。 小学校の時に親と車でどこかに行った帰りに入ったのが初だったと思う。 生意気にも七味をうどんの上にかけようとしたら、容器のふたがゆるんでいて麺の上に全部降り注ぐといったもの。 店の人に苦情を言って取り替えてもらったものの、2杯分の料金を取られた(もちろん抗議した)。 そういう悪いイメージしかなかったし、味も学校給食並。子どもながら、もう二度と行くものかと誓ったね。 そんな山田うどんを熱く語る人がいるのも驚きだった。人それぞれの山田うどん、埼玉県人のアイデンテティ。埼玉県人なら一度は山田に行ってみるのもいいんじゃないかな。

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2013/02/02

山田文化圏で育った人なら(山田うどんの看板をよく目にしている人なら)、または何かに夢中になったことのある人なら、楽しめると思います。 大人の「夏休みの自由研究」みたいな面白さ。 舞い上がる感覚とか、のめり込む勢いとか、好きなものを好きと言い切る時の気持ちよさとか、追体験できて楽し...

山田文化圏で育った人なら(山田うどんの看板をよく目にしている人なら)、または何かに夢中になったことのある人なら、楽しめると思います。 大人の「夏休みの自由研究」みたいな面白さ。 舞い上がる感覚とか、のめり込む勢いとか、好きなものを好きと言い切る時の気持ちよさとか、追体験できて楽しい本でした。

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2013/01/23

日本のモータリゼーションや高度経済成長とともに歩んだ山田うどんは、都市と田舎の二項対立に郊外という概念を日本に植えつけるきっかけの一つになったに違いない。そんな分析もありつつ、山田うどんへの愛情あふれる感動作。

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2013/01/19

とにかく山田に対する愛がハンパない。おそらく埼玉県に拠点をおく方は必読だろう(ラジオで聴いたが本書は店内で販売もしているそうだ)。 山田の廻る看板にはソウルを感じる。しかしその熱量が高いゆえ、覚悟を決めて敷居をまたぐ勇気が湧かず、ただひたすら横目で見ていた身としては行かずにおられ...

とにかく山田に対する愛がハンパない。おそらく埼玉県に拠点をおく方は必読だろう(ラジオで聴いたが本書は店内で販売もしているそうだ)。 山田の廻る看板にはソウルを感じる。しかしその熱量が高いゆえ、覚悟を決めて敷居をまたぐ勇気が湧かず、ただひたすら横目で見ていた身としては行かずにおられない気持ちになった。 なんと素晴らしいことに東京23区唯一の店舗が近くにある。 そうだ山田だ。山田が呼んでいる。

Posted byブクログ

2012/12/06

甘酸っぱい山田へのラブレターであり、熱の入った山田論でもある。 部活帰りの高校生を、予備校帰りの浪人生を、何万キロと走る運ちゃんの、ぺこぺこのお腹をヤマダは満たしてくれる。それでいいじゃないか、それだけでいいんだ。

Posted byブクログ