「あの日」、そしてこれから の商品レビュー

高橋邦典【写真・文】

2014/10/04

３年経って、忘れないように。新聞でもテレビでも取り上げられるけれど、こうして本で見るとあらためて考えるものがある。

2013/06/26

被災者は特別な人でなく、普通の人だ。
日々を暮らしてきたところに津波が襲って、永遠に帰ってこないあの日までの日常を奪い去った。
生きてしまった罪悪感、大事なものを失った喪失感は簡単には抜けない。
一生背負っていくのかもしれない。
震災から2年経ち、未来を見る余裕が出てくると、さまざまな不安が頭をもたげてくる。
不安に飲み込まれないように夜中に歌を歌うおばあちゃん、同じ体験をした仲間と語り合うおじいちゃん。
癒される日は来るのだろうか。

2013/03/17

2011年東日本大震災の被災地を取材した著者は、2012年また同じ場所に戻り取材を続けた。継続して通ったことがわかる写真、そして取材した被災者の生の声。写真に撮られた被災者の多くが身内を失っている。そして、そのことをそのまま語っている。
著者が本当に被災地に通ってたんだな
と思えた。

2013/01/11

図書館の子どもの本のコーナーにあったので、我が家の3年生と5年生に…と思って借りてきた。
実際、文字は低学年の教科書位大きいけど、これが「子供向き」なら本当に子どもを子ども扱いしてない良書。
淡々と語る被災者のシンプルな言葉がグッとくる。
感じ方は読者に委ねる姿勢に好感を持つ。
今回、我が家の子たちが読むかどうかは解らないけど、また借りられるように記録。