ボクの妻と結婚してください。 の商品レビュー
膵臓ガンで余命半年の宣告を受けた放送作家が妻の再婚相手をさがす婚活を始めて…。主人公の描写にリアリティなさ過ぎて感情移入できませんでした。著者自身も放送作家らしいので、もしかすると映像化を見据えているのかもしれません。
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なんとなく勝手に「コメディ」と思っていたのでシリアスな気持ちで読み進められなくて、読後に取り残され感が… 自分の死後の妻の幸せを考えて奔走する夫、という設定には共感するのだが、自分に当てはめてみてどうか、と考えるとちょっと無理が… 妻なり夫なりのその後の幸せは確かに願うし、生活の...
なんとなく勝手に「コメディ」と思っていたのでシリアスな気持ちで読み進められなくて、読後に取り残され感が… 自分の死後の妻の幸せを考えて奔走する夫、という設定には共感するのだが、自分に当てはめてみてどうか、と考えるとちょっと無理が… 妻なり夫なりのその後の幸せは確かに願うし、生活の心配もあるけれど、だからって妻の婚活ってなぁ、と。 ただ、ラストはとてもすがすがしくて、それはすごくよかった。
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とても、ハートウォーミングなお話でした。 数々の人気バラエティを手懸けてこられた 放送作家さんらしく、処女作にも係わらず、 とても、構成がしっかりとした作品でした。 とても読みやすく、さらさらと読み進む感じ…。 メインキャラクターも、それぞれよかった。 キャラクターに感情移...
とても、ハートウォーミングなお話でした。 数々の人気バラエティを手懸けてこられた 放送作家さんらしく、処女作にも係わらず、 とても、構成がしっかりとした作品でした。 とても読みやすく、さらさらと読み進む感じ…。 メインキャラクターも、それぞれよかった。 キャラクターに感情移入するといぅよりは、 あるあるそぅそぅ、そんな感じ…みたぃな。 等身大のご夫婦だと、特にそぅ感じるのでは…。 自身のフィールドを舞台としているだけに、 放送作家の仕事や番組制作の様子も楽しく、 結婚相談所や婚活本の裏話なども面白く…、 こういぅ形のハッピーエンドも、いいでそぅ…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルにつられてどんな本だろうと 書店の本棚から抜き出してしまいました! 帯でだいたいの内容がわかるのですが。。。 それでなくても友人にタイトルだけ見せても 内容がわかったので少し触れてもいいかなぁと思いつつ。 (回りくどい言い方になっていますが、タイトルでどんな ストーリーかなと楽しもうと思っている方もいるかなと おもい^^;;) (以下、少し内容に触れます) そう、本書は6ヶ月と余命宣告された 主人公がどのように余生を過ごすかというもの。 思いついたのが妻を託せる人を探すという 一見、自分勝手なもの(笑)。 その過程で今まで出会ったいろんな人と 再会しヒントを得ていく。果たして妻、子供は そんな提案を受け入れるのだろうか。。。 エンターテイメントを意識した小説です。 いろんな感想はありますが、気持ちよく 読める小説だったと思います。 著者のほかの作品を読みたくなりましたが、 小説は出していないようだったので、今後の 作品を楽しみにしたいと思います。
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樋口卓治・著 / ボクの妻と結婚してください (ゲラ) 読了。 「世の中の出来事を好奇心で 楽しい に変換する仕事」と、自らの放送作家と云う仕事を定義するボクが、余命半年と宣告されることからはじまる物語です。 余命の宣告をも飄々と受け入れたかに見える主人公をはじめ、登場人物...
樋口卓治・著 / ボクの妻と結婚してください (ゲラ) 読了。 「世の中の出来事を好奇心で 楽しい に変換する仕事」と、自らの放送作家と云う仕事を定義するボクが、余命半年と宣告されることからはじまる物語です。 余命の宣告をも飄々と受け入れたかに見える主人公をはじめ、登場人物に悪人が全く出てきませぬ。 悪辣な場面があったり修羅場があったりもしませぬ。 現実社会に生きるわたし達が普通に遭遇する、小さないざこざがあったりする程度です。 そんな展開に物足りなさを感じたりする人もいたりするのでしょうが(・・と云うよりも、そちらが多数派か?)、わたしは、そんなお伽話的な世界に思い切り馴染めました。 大笑いはできないかも知れませぬが微笑めます。 涙を流せないかも知れませぬが涙目で感動できます。 そんな全てにおいての程の良さも、わたしには思い切り馴染めました。 無駄に人が傷付けられたり殺された、騙したり貶めたり、そんな作品ばかりが書店に並ぶいま、とても貴重な作品に出逢えたようが気がします。 登場人物を傷付けたり殺したり、騙されたり貶めたりしなくても、読みごたえのある物語は描けるんだぞ、そんな著者の意気込みがみえる様な気がします。 著者、樋口卓治さんは、本書の主人公と同じ放送作家として活躍されているようで、小説に就いては本書がデビュー作とのこと。 久し振りに、次作を早く、早く読みたいと思える作家さんに出逢えたことを大変に嬉しく思います。 尚、放送作家と云う職業柄か、登場人物の名前が森田義和(森田一義=タモリ・・?)、荒城伊知郎(古舘伊知郎・・?)など・・。 多分他にもそうと分かるのがあるのでしょが、テレビ(特にバラエティー)を全く見ないわたしでさえ、思わずニヤリとする山本周五郎先生にも通じるような命名の遊び心にも好感が持てました。 発売日は、11月22日の「いい夫婦の日」だそうです。
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