ボクの妻と結婚してください。 の商品レビュー
余命宣告を受けた放送作家が 自分亡き後の妻のために再婚相手を さがすというストーリー 樋口さん自身が放送作家さんで やはりTVドラマのような展開で 現実味が感じられませんでした
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★★★☆☆ 良くも悪くもTV的 【内容】 バラエティ番組の放送作家・三村修治は、世の中のできごとを好奇心で“楽しい”に変換する仕事をしてきた。余命6ヵ月を宣告されたいま、最後の企画は、自分がいなくなったあとに家族を支えてくれる人を探すことだった。 【感想】 TVマンが書いた小説...
★★★☆☆ 良くも悪くもTV的 【内容】 バラエティ番組の放送作家・三村修治は、世の中のできごとを好奇心で“楽しい”に変換する仕事をしてきた。余命6ヵ月を宣告されたいま、最後の企画は、自分がいなくなったあとに家族を支えてくれる人を探すことだった。 【感想】 TVマンが書いた小説なので、まんまテレビっぽいです。 キャラを立たせた登場人物。はやい場面転換。予定調和。読んでいて肩がこることは無いが、読み応えはまったくない。 そもそも予定通り死ぬかってーの。日付が決まっているのであれば、冒頭を死んだところにして、回想にすればいいのに。 素直な時間軸なのに終わりが決まっているのは大いなる違和感。 名言っぽいことを書こう書こうという魂胆がありありとしており、最終的には登場人物に「名言」っていわせちゃってますww 名言かどうか感じるのは読者ですから、ご丁寧に説明していただかなくても結構です。 オチもちょっと嫌。 タイトルと発想そのものはすばらしい。さすがです。
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なんで!! こんなにお互いに強くいられるんだろうか? 結婚してるから?そんな事だけじゃないはず! 自分の気持ちが揺れ動きすぎて辛くなるほどでした。
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『ボクの妻と結婚してください。』って、やっぱり言えないよぉ。 病床で妻に「もし、いい人に出会えたら再婚してくれ」とは言えるかもしれないけれど。 余命宣告を受けた放送作家が、人生の残り時間を賭けて妻の再婚相手を見つける「企画」を立ち上げる話。 昨年亡くなった流通ジャーナリストの...
『ボクの妻と結婚してください。』って、やっぱり言えないよぉ。 病床で妻に「もし、いい人に出会えたら再婚してくれ」とは言えるかもしれないけれど。 余命宣告を受けた放送作家が、人生の残り時間を賭けて妻の再婚相手を見つける「企画」を立ち上げる話。 昨年亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄さんが、妻に負担をかけぬよう生前に葬儀一切をプロデュースし、弔問客に洒落の効いたメッセージまで残したエピソードには心を動かされた。 自身の病気について執筆し、死後に出版される手筈まで整えていた生き方は、真似はできないがちょっとかっこいいとさえ思った。 だが、この本にはなかなか共感しづらかった。たとえフィクションだとわかっていても。 放送作家の鈴木おさむさんが森三中の大島さんに対してならあるいは。ありえそうでちょっと怖い。 とはいえ、バラエティ番組制作の舞台裏や、お笑いと婚活の共通性についてなどは面白く読んだ。 オチも、そういうことならわからんでもないかなと無理矢理に納得。 小説としての「うま味成分」は少なめだが、テレビドラマ化して役者の芝居や演出が加わると味わいが変わってくるのかもしれない。
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中学生の娘は、この本を読んで号泣。 でも、妻であり母である私にとっては、夫が自分の死後の妻の再婚相手を探すという設定自体に違和感を感じてしまい、泣けませんでした・・・。
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放送作家の樋口卓治さんが書いた小説。 ある日、余命半年を告げられたバラエティー番組の放送作家・三村修治が、残された6ヶ月の間に、38歳の妻の再婚相手を探すために奔走する物語です。 自分が死んだ後のことを心配して、妻と10歳の息子のために再婚相手を探す、ってすごい発想だなと思いましたが、中盤以降、何度も涙を流しながら読みました。リアル。夫婦っていいなと思いました。
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本屋さんにて立読みで完読。 読んでいて、なーんかめんどくさい旦那さんだなと思ってしまい、読み飛ばしてしまった。 夫が不治の病で、どれだけ家族のことを思ってくれていても、こんなことをしてくれたらブチ切れると思ったので、それ以上どうも入っていけなかった。 他の方のレビューを見ると感動作と言っている方もいるので残念。 しかしながら放送作家だけに映像化も見据えているのではという意見もあり、そんな山っ気もあって書いていたのなら、人の生き死にを主題に据えるのはいかがなものかと思った。 あり得ない話でもなさそうだし。 そう思ってしまったら今後もう一度読んでも感動できないと思うので、返す返すも残念。
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余命6カ月を宣告された放送作家の三村が妻の再婚相手を探すと言うストーリー。ま、タイトル通りなんだけど。 これだけ見れば斬新だし、興味をそそられ読んでみた。 ただ正直、小説としては完成度の低い作品だった。 物語は三村と妻の二人の目線で語られていくが、まずその切り替わりが分かりにく...
余命6カ月を宣告された放送作家の三村が妻の再婚相手を探すと言うストーリー。ま、タイトル通りなんだけど。 これだけ見れば斬新だし、興味をそそられ読んでみた。 ただ正直、小説としては完成度の低い作品だった。 物語は三村と妻の二人の目線で語られていくが、まずその切り替わりが分かりにくかった。文章自体にも深みがない。 小説と言うより台本を読んでる感じ。 作者自身が放送作家のようなので、映像化を意識してそうしているのか否かは分からないけれど。 余命宣告された男が妻の幸せを願うという気持ちは分からなくもないけれど、妻や息子の気持ちは置き去りにされたままで独りよがりにしか思えなかった。 これがドラマになるとまた違うんだろうな・・・。
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バラエティ番組の放送作家・三村修治は、余命6ヵ月を宣告されたいま、最後の企画は、自分がいなくなったあとに家族を支えてくれる人を探すことだった。・・・・という本の紹介を読んで、ノンフィクションだと信じて読み始めた私。 主人公が「妻の婚活」を思いつく辺りまで、実話だと思って読んでいました。その思いつきに至るまではリアリティがあったんだけど、ことここに及んでフィクションであることが鈍い私にもわかりました。 妻の再婚相手を見つけるための婚活を、妻に内緒で進めようとは、なんという荒唐無稽な思いつき。 妻に良かれと思ってしていることはわかるけど、妻の意思を無視している点で致命的な企画。 こんなトンデモ夫に対して、やさしいやさしい妻と子。涙のエンディングです。
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電車内で読了。 クライマックスに近づくに連れ、涙腺はゆるゆる。最後のエピローグでは人目もはばからず号泣。 よくできた話。ウェルメイドってこういう読後感の小説なんでしょう。
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