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世界の経営学者はいま何を考えているのか の商品レビュー

3.9

210件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/06/06

「世界の経営学者はいま何を考えているのか」 入山教授 1.購読動機 経営に関心があり、かつ事業を発展させる経営とは?を整理したかったから。 当然、この一冊でどうこうなるという結論を期待していなかった。 一方で、著書にある数種類の研究に浅く接することにより、思考回路に穴を開けたか...

「世界の経営学者はいま何を考えているのか」 入山教授 1.購読動機 経営に関心があり、かつ事業を発展させる経営とは?を整理したかったから。 当然、この一冊でどうこうなるという結論を期待していなかった。 一方で、著書にある数種類の研究に浅く接することにより、思考回路に穴を開けたかったから。 2.結論 思考に穴をあける、考えを整理するという意味で⭐️五この評価となりました。 3.⭐️五この理由 ①不確実性高い現代ビジネス世界 競合がいない業界はもはや存在しないと考えています。 さらに、競合との競争は激化し、かつそのスピードは早くなっているとも考えます。 こうした不確実性が高い現代ビジネスにおいて、企業はどのように計画を作るのがよろしいのでしょうか? ②著書からの示唆 ・仮定、ifを必ず書き出しておくこと。  時間軸とともに、検証、洗い替えすること。 ・内、外リスクを書き出しておくこと。  外リスクはコントロールしづらい。  ゆえに、行動してリスクを変化、観察できるよう     にしておくこと。 ・悲観シナリオ  悲観シナリオを作ること。  その場合、どうする?!を想像、準備すること。 4.言い訳をイメージする  目標、計画。  達成しない場合の言い訳は、  ①行動しなかった  ②行動したが、やり方が▲だった  のふたつ。  ならば、事前に①と②を重要度高いものに限り、   つぶしておけばよい。  そのようにならない体制、環境を作るという  こと。 #ビジネス書好きなひとと繋がりたい

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2020/05/15

経営学は社会学の一分野として理論形成を目指している。 先端の論文に触れながら、経営学がどのような学問なのかを紹介している。なかなか難しいが、面白い。あまり深入りせず、本で紹介しているレベル感で読むのが吉。

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2020/03/22

本書が書かれた時点での経営学研究のトレンドだけでなく、経営学を研究する上で必読ともいえる比較的古い論文も紹介されている。 経営学研究の流れを知る上で良い本だろう。 個人的には、リソース・ベースト・ビューをめぐる論争が興味深かった。おそらく日本の大学での戦略論の授業で、半ば擦り...

本書が書かれた時点での経営学研究のトレンドだけでなく、経営学を研究する上で必読ともいえる比較的古い論文も紹介されている。 経営学研究の流れを知る上で良い本だろう。 個人的には、リソース・ベースト・ビューをめぐる論争が興味深かった。おそらく日本の大学での戦略論の授業で、半ば擦り込みのごとくリソース・ベースト・ビューは主要なアプローチであると教えられることは多いだろう。もちろん重要であることに代わりはないのだが、批判も少なくなく、さらに批判に対するバーニーの反論についての記述は大変興味深い。もっとも、社会科学に不変の理論なぞ存在しない。だから経済学や経営学の分野では次々と新しい理論が考え出されるのである。 本書を読んで興味を持ったのであれば、紹介されている論文を読めばより理解が深まるし、本書が出版されてから時間がある程度経過しているため、興味を持ったトピックのその後を追いかけてみるのも良いだろう。 そうすることで、この分野の面白さをより知ることができるだろう。

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2020/03/14

ドラッカーの名前をうまく使ったインタビュー記事にまんまと釣られて購入したのだがしばし積読に。『世界の経営学者は7年前に何を考えていたのか』になってしまった。 経営学なる分野の簡にして要をえたまとめであると同時に、まだ発展途上と思われるこの分野への著者の思いも語られる。これを読ん...

ドラッカーの名前をうまく使ったインタビュー記事にまんまと釣られて購入したのだがしばし積読に。『世界の経営学者は7年前に何を考えていたのか』になってしまった。 経営学なる分野の簡にして要をえたまとめであると同時に、まだ発展途上と思われるこの分野への著者の思いも語られる。これを読んですぐビジネスに役立つかどうかはわからないが、ちょっと興味をひくようなトピックをいろいろ取り扱っている。 しかしまあ学問、とりわけ経営学などはアメリカを中心に回っているよなあという感想。

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2020/01/05

ドラッガーを読まないのでなく、読んでいるのが当然であり、そこから出された結論なのだろうが、出すべきではない。 さまざまな要因があるのだから、結論もさまざまなである。

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2019/12/17

経営学に関する網羅性あるレビューとしてすごくありがたい本でした。 しかし忘れないでおきたいのは、日本でも統計を用いる定量的な研究は多く行われているということです。問題はむしろ、論文が日本語のため世界で読まれないことではないかと。

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2019/07/31

この本は2009年から2011年の間に書かれていてそれから8〜10年経つことになるが、CVCが普及してるなど急激変わっているということで、サイクルの激しい学問領域であるがゆえに、アンテナの張り方が大切だと感じる。

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2019/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良書。 オープンイノベーションに対してはパートナー同士の知の範囲の確認をするべき 知の深化、知の探索の両方が必要 DCF法、リアルオプションがなぜ注目されたか 自分が少し疑問に思っていた事がクリアになった 論文読む必要があると再認識

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2019/05/30

190523 ドラッカーを否定するわけでもないけど、といいながら、 立ち位置から始まっているが、イマイチ入ってこない。 自分が今勉強したいことと違うのかな。 理論的な内容に思える、応用するには、42歳の自分には難しい。

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2019/05/21

世界と言っても、アメリカの経営学(Management)の分野の、現在の潮流を概観する。 前置き 1.ドラッカーの言葉は名言ではあっても、経営学の研究の対象とならない。 2.ハーバード・ビジネス・レビューは学術誌ではない。一般人向け紹介本 3.ケース・スタディーは主流ではない。 ...

世界と言っても、アメリカの経営学(Management)の分野の、現在の潮流を概観する。 前置き 1.ドラッカーの言葉は名言ではあっても、経営学の研究の対象とならない。 2.ハーバード・ビジネス・レビューは学術誌ではない。一般人向け紹介本 3.ケース・スタディーは主流ではない。 実例 マイケル・ポーターの競争を避ける戦略は、有効だが、それを持続できる企業は少なく、現実の優良企業の多くは、短い競争優位状態を鎖のようにつないで生き延びている。

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