わかりあえないことから の商品レビュー
コミュニケーションが「わかりあえないこと」から出発するという視点が平田さんらしい見方である。ダブルバインド、国民気質、社会環境の変化などとコミュニケーションの関係を鋭く捉えておられる。コミュニケーションの本質を考えさせられる名著と感じます。
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目から鱗がぽろぽろ落ちた。おもしろい。このままじゃだめなのだけど、読んだあとなぜか希望が湧いてくる。新書は今までほとんど読んでこなかったけど、もっと読もー!
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何か凄い本を読んだ感覚。久しぶりに読んで強烈なインパクトが残った本と出会った感覚。 世の中に対する深刻な問題意識と、コミュニケーションの考え方、演劇の教育としての有用さなど、本当色々実用的なことが色々書かれていると思った。
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これまで、目標としてコミュニケーション能力を向上させるとか人のことをコミュニケーション能力が無いなあとか言っていたけれども本質は全く違うものなのだということを理解することができた。 ”論理的ではない相手のことを汲み取って対応する。”…ロジカルであるべき、コミュニケーション能力が無...
これまで、目標としてコミュニケーション能力を向上させるとか人のことをコミュニケーション能力が無いなあとか言っていたけれども本質は全く違うものなのだということを理解することができた。 ”論理的ではない相手のことを汲み取って対応する。”…ロジカルであるべき、コミュニケーション能力が無いことは悪、ビジネスを進める上では事実なのかもしれないが、コミュニケーションとは本来そういうものではないのだということを強く感じた。 さらに、教育についても興味を持つことができる一冊だった。教育に対しては相当に力を入れようとしている安倍新政権が発足したばかりであるので、どのような施策でどのような人を作り出していくことを目指すのか、注目したい。
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少しでもコミュニケーションが苦手、下手だと感じている人は読むべき。今までのコミュニケーションに対する考えを変えさせられる。 ありのままの自分を見せなくてもいい、演じていい。頭の中の殻を、カツンと割ってくれた一冊。 2012/12/22読了
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図書館で借りて読んだけど、購入して線引きながら、何度も読みたい。こういう教育をどの小学校でもやって欲しい。
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「コミュニケーションマニュアル」を否定した本。最近の「○○力」みたいな本にけっと思っている人にとにかくオススメ
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24 表現とは、他者を必要とする。しかし、教室には他者はいない。 25 「伝えたい」という気持ちはどこから来るのだろう。私は、それは、「伝わらない」という経験からしか来ないのではないかと思う。 39 私たちは、これまでの社会では子どもたちが無意識に経験できた様々な社会教育の機...
24 表現とは、他者を必要とする。しかし、教室には他者はいない。 25 「伝えたい」という気持ちはどこから来るのだろう。私は、それは、「伝わらない」という経験からしか来ないのではないかと思う。 39 私たちは、これまでの社会では子どもたちが無意識に経験できた様々な社会教育の機能や慣習を、公教育のシステムの中に組み込んでいかざるをえない状況になっている。 95 「対話」=あまり親しくない人同士の価値観や情報の交換。あるいは親しい人同士でも、価値観が異なるときに起こるその摺りあわせなど。 98 ある集団が、個々人ではどうしようもできない大きな運命に晒されたときに、その成員一人ひとりに、それまで自身も自覚していなかったような価値観、世界観が表出し、それがぶつかりあうことによってドラマは展開してく。これが近代劇を支える「対話」の原理である。 110 本当に必要な言語運用能力とは、冗長率を低くすることではなく、それを操作する力なのではないか。 127 言葉の観点から言えば、「対話」の言葉の欠除がファシズムを招いたのではないかと想像することはできないだろうか。 128 強い国家、強い軍隊はできたかもしれないが、その結果、異なる価値観や文化を摺りあわせる知的体力が国民の間に醸成されることはなく、やがてそれがファシズムの台頭を招いた。
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教育の本質に触れた思いがする。 わかりあうことだけが全てではない。いろいろな考えがあり、いろいろな文化が世界にはある。 真の国際理解とは、日本の閉鎖的、排他的、同質的な習慣を乗り越えた先にある。 筆者の主張に感銘を受けた。
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http://kumamoto-pharmacist.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-f1b8.html
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