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続・暴力団 の商品レビュー

3.5

29件のお客様レビュー

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2014/07/26

アウトレイジを観てそちらの世界ってどうやって成り立っているのか気になっているところ、 本著をおすすめしてもらった。 著者が命をかけて追っている極道の世界。本著は暴対法改正以降を追っている。暴対法での取り締まりがひどくなり、変わる彼らの生活や行動。 本著を読んでから改めてアウトレイ...

アウトレイジを観てそちらの世界ってどうやって成り立っているのか気になっているところ、 本著をおすすめしてもらった。 著者が命をかけて追っている極道の世界。本著は暴対法改正以降を追っている。暴対法での取り締まりがひどくなり、変わる彼らの生活や行動。 本著を読んでから改めてアウトレイジを見返すと面白いかもしれない。

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2014/04/20

 前著の「暴力団」の続きで、暴対法と暴排条例が暴力団に与えた大きな影響を詳しく説明している。これらの法律と条例の解説、一般人への影響、警察の対応や振る舞い、暴力団の今後についての考察などを記しているが、「前にも述べたように」と繰り返しながら説明を進めるので分かりやすく理解しやすい...

 前著の「暴力団」の続きで、暴対法と暴排条例が暴力団に与えた大きな影響を詳しく説明している。これらの法律と条例の解説、一般人への影響、警察の対応や振る舞い、暴力団の今後についての考察などを記しているが、「前にも述べたように」と繰り返しながら説明を進めるので分かりやすく理解しやすい。  暴力団はこの法律と条例で困窮してきていて、社会との関係も変わってきているが、このまま暴力団がなくなることはないだろうと筆者はみている。それは、昔から持ちつ持たれつの関係がある警察が困るからだと喝破する。  このように現在の暴力団をとりまく状況を整理したうえで、筆者は暴力団は他国のように法律で非合法化すべきと主張する。非合法化で予想される問題も挙げての主張であり、説得力のある筋の通った議論が展開されている。

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2014/03/01

「本物のジャーナリスト」という印象。 文体はとても柔らかいものの、めちゃくちゃ強い芯のようなものを感じる。著者の写真もいかついしね。 暴力団を押さえつけることでアングラ化する危険性、現在の恣意的な法の運用で、暴力団周辺の人間の人権が著しく抑圧されていることに触れながら、それでも...

「本物のジャーナリスト」という印象。 文体はとても柔らかいものの、めちゃくちゃ強い芯のようなものを感じる。著者の写真もいかついしね。 暴力団を押さえつけることでアングラ化する危険性、現在の恣意的な法の運用で、暴力団周辺の人間の人権が著しく抑圧されていることに触れながら、それでも暴力団を排除しなければいけないという決意を述べるとともに、警察が暴力団に依存している構図をするどく抉っている。 「続・続」があればぜひ読みたいと思わせてくれる。

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2013/12/28

暴力団とはなにか?という素人にわかりやすい本。全国の暴対条例施行を受けての状況が書かれている。公に認めることか、取り締まって闇に潜らせるか・・・どちらも根本的な解決にならず難しいなぁ。

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2013/09/15

暴力団排除条例の存在等は知っていたが、現在どうなっているかは知らなかった。自分とは関わりがない内容だと思うが、知っておいた方が良いと感じた。 前作も読みたい。

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2013/06/29

『彼ら』の取材に関してはその道の第一人者といわれる筆者の描くその実態。前作に引き続き溝口氏ならではの豊富な人脈を用い、『彼ら』の内懐に飛び込んでいった取材結果と最新の動向が記されております。 長年にわたって『彼ら』を取材し、時に脅迫を受け、さらには襲撃されるなどし、それでも「彼...

『彼ら』の取材に関してはその道の第一人者といわれる筆者の描くその実態。前作に引き続き溝口氏ならではの豊富な人脈を用い、『彼ら』の内懐に飛び込んでいった取材結果と最新の動向が記されております。 長年にわたって『彼ら』を取材し、時に脅迫を受け、さらには襲撃されるなどし、それでも「彼ら」を追い続け、このジャンルのライターとしては第一人者である筆者の『暴力団』の続編に当たるのが本書です。『業界』の最新事情や、最近で顕在化してきたいわゆる『半グレ』のことにも詳しく解説がなされております。 最近の動向としては本書には福岡県が『そちら』の社会ではもっとも『ホット』な場所で、現地に根を下ろす『彼ら』と福岡県警の熾烈な戦いや、俗に言う「みかじめ」を拒否した飲食店の経営者が襲撃されたり、さらには警察官との様子を録画して某動画サイトに投稿したりと、丁々発止のやり取りをしている、という話は本当に衝撃的でありました。 さらには、「カタギに戻るなら、刑務所の方がマシ」などの独特の内在的論理や、芸能人と『彼ら』との親和性。「島田紳助事件」で明るみになった『黒い欲望』についても詳しい記述があり、これもまた、華やかに見える芸能界の『裏』の部分を垣間見たような気がいたしました。 そして、法律によって締め上げられ、『彼ら』が失ったシェアを奪い、行っていた『闇サービス』を代わりに行う通称『半グレ』についても記述がなされ、『闇に蠢く』存在のまさに百鬼夜行という体をなしていて、読みながらこういったことはただ待っているだけでは得ることのできない話であると同時に、あまりこういったことは思いたくはありませんが、もしも『彼ら』とかかわりを持ったりしたときのための対処法なども記されてあったりするなど、本当に新書サイズでありながら盛りだくさんの『情報』に驚いてしまいました。

Posted byブクログ

2013/04/14

暴排条例と、それを受けて暴力団(員)がどうなっているかについての記述がメインか。 個人的には前作「暴力団」のが面白かった。

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2013/04/03

暴排条例施行後の状況を踏まえた内容。条例による「警察対暴力団」から「住民対暴力団」への変質、警察と暴力団の疎遠化による検挙率の低下。警察が暴力団の「生かさず殺さず」存続を希望している、というのは同感。ただ、暴力団の非合法化が妥当か、は疑問もある。

Posted byブクログ

2013/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「暴力団」が書かれた2011から2012年まで。 2001年の桶川ストーカー殺人事件が警察増員の転換点。 警察は相変わらず暴力団を手駒として使っている。 「半グレ」の台頭。 日本とイタリア以外はほとんどが「半グレ」で、組織的ではない集団。マカオの「三合会」も、組織だってはいない。 日本の暴力団は、地域に根づき、有力者とも懇意になり、表経済の闇の部分を担う。

Posted byブクログ

2013/02/26

前著『暴力団』の続編。一言『日本の暴対法では、暴力団は違法の存在ではなく、むしろその集団としての存在を国が「指定」しているのですから、なくす理由も、なくす必然性もないというべきかもしれません。』これにつきます。 警察と暴力団の密接な関係を前作よりもっと突っ込んだ感じです。まあ、我...

前著『暴力団』の続編。一言『日本の暴対法では、暴力団は違法の存在ではなく、むしろその集団としての存在を国が「指定」しているのですから、なくす理由も、なくす必然性もないというべきかもしれません。』これにつきます。 警察と暴力団の密接な関係を前作よりもっと突っ込んだ感じです。まあ、我々は『君子危うきに近寄らず』って事でいいのではないかと・・・・くわばらくわばら。

Posted byブクログ