コヨーテのおはなし の商品レビュー
バートンの絵が素晴らしいのは当然としても、まあ、この表紙のデザインの素晴らしさ。飾っておきたくなる。 文章は学者で児童書も書いたペック。バートンは挿絵のみ。 内容はネイティブ・アメリカンに伝わるコヨーテの物語。昔話なので神話風の話、とんち話、なぜなぜ(なぜ兎の尻尾は短いかなど)...
バートンの絵が素晴らしいのは当然としても、まあ、この表紙のデザインの素晴らしさ。飾っておきたくなる。 文章は学者で児童書も書いたペック。バートンは挿絵のみ。 内容はネイティブ・アメリカンに伝わるコヨーテの物語。昔話なので神話風の話、とんち話、なぜなぜ(なぜ兎の尻尾は短いかなど)話などいろいろあって面白い。独特な物語もあれば、他の昔話にそっくりな話もあり、民族の特徴と人間の普遍性もよくわかる。 持っておきたい一冊。
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玄人好きしそうな本でありました。 お話自体も面白かったです。 バージニア・リー・バートンさんが絵を描いているというのも渋い。 が、子ども向きではないように思う・・・
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ネイティブ・アメリカンの言い伝えによれば、コヨーテは最も賢い動物だったそうです。人間に火を与え、太陽や月、星までも作り、季節を救い出したのはコヨーテでした。でも一方で、ちょっといたずら好きで失敗することも…。 コヨーテの躍動感のある絵はさすがバートン。デザインとしても洗練されてい...
ネイティブ・アメリカンの言い伝えによれば、コヨーテは最も賢い動物だったそうです。人間に火を与え、太陽や月、星までも作り、季節を救い出したのはコヨーテでした。でも一方で、ちょっといたずら好きで失敗することも…。 コヨーテの躍動感のある絵はさすがバートン。デザインとしても洗練されていて、いろもとても美しい。おはなしは、おおらかで昔話らしい雰囲気に満ちていて、ほっとする。
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バートンの挿画だったので思わず借りたのだが、お話を書いたペックはテキサス出身、UTの教授だったとか。 そういえば、コヨーテ、時々庭にも来ていたっけ。アメリカ南西部が生息地なんだなあ。 追記 コヨーテがネイティブアメリカンの間で「トリックスター」とされているというのが、『狼の群れ...
バートンの挿画だったので思わず借りたのだが、お話を書いたペックはテキサス出身、UTの教授だったとか。 そういえば、コヨーテ、時々庭にも来ていたっけ。アメリカ南西部が生息地なんだなあ。 追記 コヨーテがネイティブアメリカンの間で「トリックスター」とされているというのが、『狼の群れと暮らした男』の中でも出てきた。著者が「兄弟」と呼ぶネイティブアメリカンの老人がそう話してた。おお~、これかぁ。
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絵は『ちいさいおうち』をかいたバートンで、とてもいい感じの絵です。内容はアメリカ・インディアンやメキシコの人びとに伝わるかしこい動物、コヨーテのお話。この本にえがかれるコヨーテは創造者によってつくられた動物で、後からつくられた人間や他の動物に火や季節などを与えます。かしこいけれど...
絵は『ちいさいおうち』をかいたバートンで、とてもいい感じの絵です。内容はアメリカ・インディアンやメキシコの人びとに伝わるかしこい動物、コヨーテのお話。この本にえがかれるコヨーテは創造者によってつくられた動物で、後からつくられた人間や他の動物に火や季節などを与えます。かしこいけれど、ペテン師でもあります。だけど助けを求める動物を救うやさしさも持ち合わせているのです。好奇心旺盛なので危険な目にもあいますが、必ず自力で切り抜けるコヨーテがとても魅力的。いろんな生きものが登場しますが、オポッサムとコヨーテのお話には呆れてしまいました。本当におもしろかった。子どもだけじゃなく大人のひとにもおすすめしたくなりました。
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