6万人を癒してきた医師が教える悩みを消す技術 の商品レビュー
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チェック項目18箇所。本書では、私が医師として、またセラピスト、コーチとして学び実践してきた「悩みを消す技術」をお話ししていきます、悩みを消すノウハウを7つ紹介するとともに、具体的な場面を想定して悩みを消す行動の参考になるようなシミュレーションも豊富に取り上げました。なぜこの世には「悩み」があるのでしょうか、人が悩むのは先が見えないからです、先が見えないために、すぐにあきらめたり、挫折してしまう。悩んでいる人を見ていると、ある共通のパターンが見えてきます、それは「立ち止まっていて、一歩踏み出せない」ということです。この世には悩みなどありません、あるのは「それがないと困る」「こうなったらイヤだ」「これから大変だ」というあなた自身の思い込みだけです。「悩む」とは、前に進むための一歩を踏み出せないということです、進む方向も道のりもわかっているのに、「いつたどり着けるのか」「本当にたどり着けるのか」「途中で何があるか」わからないから、次へのステップが踏み出せないでいるのです。日本人は日本にいると、「クールジャパン」と海外で称賛される理由がよく理解できないかもしれませんが、ひとたび海外に移動して遠くから日本を眺めてみると、改めて日本人の芸術的センスや海外のモノをうまく取り入れる巧みさが際立ってみえたりします。悩みを手放すということは、自分自身の執着を手放すことです、執着しないで、そのことを考えるのをやめる、「もうおしまい」、あっけらかんと手放してしまえば、心がスーッと軽くなっていきます。悩みを消す技術3……専門家に相談する。好きなことに逃げるだけなら、現実逃避ですが、悩みやうまくいかないことは今日一日置いといて、心ゆくまで楽しむと決めて行動することは、疲れた体を癒し、重くなった心を軽くすることなのです。「なんでこんなカンタンなことがいつもできないんだ!」と言われているあなたは、できない人ではなくて、ただたんに「やろうとしない人」なのです、本当は自分の全力でもって取り組めばわけもなくできてしまうのに、「いつも怒ってばかりのあの人を困らせてやろう」なんて気持ちも心の片隅にあったりします、だから、本気に取り組むことができない。職場に苦手な人がいることは、別に不思議なことではありません、もし苦手な人がいないとすれば、理由があります、それは本人が、職場の人たちに対して無関心であったりする場合です。なぜ苦手と思ってしまうのかと言うと、自分と相手との違いを受け止められていないからです、あなたがマイペースの人であれば、上下関係を重んじる体育会系の人や几帳面で規則正しい生活を送る人は苦手かもしれません、自分とは違ったタイプの人が苦手になっていますが、それは、「人と自分は違っていて当然なんだ」という価値観を持ち合わせていないのです。悩みがないように見える人にも、二通りあります、悩みを解決するのがうまい人と、悩みに鈍感な人。悩みを解決するのがうまい人は、「悩みを消す技術」を知っていて、それを自然に実践しています、悩みができても、小さいうちに対処して、問題になることを防いでいる、悩みを抱えていることを顕在化させていないので、第三者からは悩みがないように見えるのです。大人になると、宿題はありません、宿題はなくなる代わりに、克服すべき課題として「悩み」が与えられるのかもしれません。悩むことは、悪いことではありません、悩んでこそ人は成長するのです、そう考えると、悩むこと自体は、とてもいいことだということになります。悩んだあなたが手に入れたもの……。
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