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ふがいない僕は空を見た の商品レビュー

3.8

635件のお客様レビュー

  1. 5つ

    140

  2. 4つ

    235

  3. 3つ

    160

  4. 2つ

    35

  5. 1つ

    11

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2012/11/03

石田衣良の『sex』と並行して読んだけどこちらの方が断然いい!セックスの周りにある切なさが詩情豊かに描かれてます…オススメ!

Posted byブクログ

2012/10/30

セックス、コスプレプレイ、同性愛とかそんな言葉、描写が出てくる本作品で、これはこれは素晴らしい。 日常とは、自分と自分の大切な人が紡いで行く、大切なものだと思える良作品でした。 好き。

Posted byブクログ

2012/10/30

誰もが自分のことで精一杯で、他人の心を 慮る余裕もなくて、傷つけ傷つけあい、それでも 傷つけられた方は生きていかなくちゃいけなくて、 なんだかそれはとてもとても果てしないものに思えた。 そう、何だか果てしない話だった、ひとつひとつが。

Posted byブクログ

2013/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ふがいない僕は空を見た. R-18文学賞とか不倫セックスとか,あまり自分の好みじゃないと思ってたんだけど,そんな作品があたりだった時の快感ったらないもので. びっくりした.題材とかストーリーとかは別に誰も救われない,一つの出来事の中の波紋を切り取った連作群像劇で特に目新しさやカタルシスがある内容ではないんだけど. そんな中の描写力が圧倒的にきれいで.チープな言い回しを使うと,切り裂かれた登場人物の心の痛みが生々しさを持ったまま訴えかけてくるようで. ダメ人間たちがダメ人間であることを肯定して.受け入れて.それを認めながらもコンプレックスとして抱えて生きていってくれるのは,けっこう自分の好みにあってるストーリーなんだろう. 重松清の解説もなかなかいいものだ.えいがみようかなー

Posted byブクログ

2012/10/28

冒頭からハードにエロい場面が現れるけど驚かないね。既に皆さんのレビューで確認済み。 ナンパされた年上の主婦とアブノーマルな関係を続ける高校生と、その周りの同級生、母親、またその周りの人々。 どうしようもない境遇の中でそこから出ようとするでもなく絡め捕られて弄ばれる日常を描く。 巧...

冒頭からハードにエロい場面が現れるけど驚かないね。既に皆さんのレビューで確認済み。 ナンパされた年上の主婦とアブノーマルな関係を続ける高校生と、その周りの同級生、母親、またその周りの人々。 どうしようもない境遇の中でそこから出ようとするでもなく絡め捕られて弄ばれる日常を描く。 巧く練られた話だと思うけど、それが即ち私たちの日常なのだというような共感はあまり無い。 ただ、最後のお母さんの話は、あれほど酸いも甘いも噛分けた様な人にでも、乗り越えてきた痛みは勿論、今でもああした苦しみがあって、それでも恬淡として生きている描写には少しシュンとした。 リウ先生が言うように『あなたの息子さんが抱えているものもこれくらいの出来事だと思いなさい。花粉を抱えたミツバチが花に触れたくらいの』という気持ちは、人生を生きる上では大切と思う。

Posted byブクログ

2012/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初の1章目を読んだときには、えっ何これと思って これは、村上龍さんのような。。。 読むのやめようかなとも思ったんだけど、ちゃんと読んでよかった 過激につらい現実が書かれてはいるのだけど 人間の強さ、明るさ、やさしさをいつの間にか感じて読んでいました 「本当に伝えたいことはいつだってほんの少しで、  しかも、大声でなくても、言葉でなくても伝わるのだ」 「ばかな恋愛したことない人なんて、この世にいるんですかね!」 「オセロの駒がひっくり返るように反転するときがきますよ」 人はちょっとしたことで躓いたりしてしまう ただただ幸せなときがずっと続かないように、 つらいこと、悲しいこともずっと続かないよ そういって、元気をもらったような気持ちで読み終わりました 映画化されるのですね いい本だものね

Posted byブクログ

2012/10/27

どんなに苦しくても思い通りにならなくても、私たちは強く生きていかなければならない。 誰もがみんな、厄介なものを抱えながら生きていかなければならない。 前向きになれる作品。 性的描写が露骨だからきをつけてね!

Posted byブクログ

2012/10/26

連作中短編。スタートがわざわざ濃い性描写なので、電車内での読み始めは注意。 タイトルから単純に青臭い青少年が青春する「ふがいない」=未熟なガキの話かと思いきや、そんな爽やか展開とは大違い。与えられた泥沼のサガを必死でもがいて生きようとする人々の話。 特に、良太ガンバレ。十分がんば...

連作中短編。スタートがわざわざ濃い性描写なので、電車内での読み始めは注意。 タイトルから単純に青臭い青少年が青春する「ふがいない」=未熟なガキの話かと思いきや、そんな爽やか展開とは大違い。与えられた泥沼のサガを必死でもがいて生きようとする人々の話。 特に、良太ガンバレ。十分がんばってるけど。 山本周五郎賞、本屋大賞。

Posted byブクログ

2012/10/24

最初はR18のそういう小説かと思ったが、ひとつの出来事を周囲の人の立場から描いて、少し切ない気持ちで読み終わりました。正直、面白かった。周りの人に薦めたいけれど、書き出しが強烈で最後まで読んでくれないと人格を疑われそう。でも日常の出来事は、色々な人が心の中で様々に捉えるから、正に...

最初はR18のそういう小説かと思ったが、ひとつの出来事を周囲の人の立場から描いて、少し切ない気持ちで読み終わりました。正直、面白かった。周りの人に薦めたいけれど、書き出しが強烈で最後まで読んでくれないと人格を疑われそう。でも日常の出来事は、色々な人が心の中で様々に捉えるから、正にこういった感じなんだろうなぁと妙に納得しました。

Posted byブクログ

2012/10/22

今年100冊目読了!! 文書の感じとか雰囲気はすごく好きだった。重くて優しい。ちょっと読みづらいところも多かったけど。あんなに刺激的にしなくても十分面白かったと思う。

Posted byブクログ