絢爛たる悪運 岸信介伝 の商品レビュー
読むとすぐ眠くなる本で、最後まで読むのがつらかった。義務的にやっと読了。安倍晋三さんもあちこちで登場。
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昭和の怪物、岸信介の評伝。巣鴨を出獄し、そのまま、弟である佐藤栄作さんの大臣官邸に転げ込み、煙草を一服するところや、戦犯として護送される大阪駅頭で、佐藤夫人に泣いて励まされる場面等、本当に秀逸ですね。
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本作のほうが先に上梓されてますが、笹川良一氏の評伝に引き続き、著者の作は2冊目。 現代の政治家にはない、大物っぷりのエピソードが楽しめました。頁数は少ないけれど、政府視点の安保改定の話も興味深く。 今抱えている政治問題も四半世紀すぎれば、どのような視点で語られるのでしょうかねぇ。...
本作のほうが先に上梓されてますが、笹川良一氏の評伝に引き続き、著者の作は2冊目。 現代の政治家にはない、大物っぷりのエピソードが楽しめました。頁数は少ないけれど、政府視点の安保改定の話も興味深く。 今抱えている政治問題も四半世紀すぎれば、どのような視点で語られるのでしょうかねぇ。とか考えたりして。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カテゴリは、政治というより、現代史?伝記? ①安保新条約が自然承認となる夜。 弟佐藤栄作と二人で。 「情けあるなら今宵来い、明日の朝なら誰も来る」 ②P423 かつてアメリカを敵に闘った側がいまはアメリカとの二国間条約を締結し、大統領を招聘する立場に立っている。反対運動の先頭に立っている文化人、学者、学生たちは「反米」「反安保」だと言い、中ソ共産圏に与せよと叫んでいる。学者、文化人の多くは対英米戦争開始のころは、親英米派だったのではなかったか。「戦後の民主主義というモノはいったいナンだったのかね。GHQの遺産が反米になったんだから、ボクはね、マッカーサーに責任を取ってもらいたいね」 ※日本人だけか、大衆というものはそういう性格のものなのだろうか。 ③一国を担うということは、悪役を引き受けるということだ。
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