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「調べる」論 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2012/12/15

インタビュー集として面白かった。いろいろな現場にある、心意気とか思いが、興味深い。 ただ、「調べる」という言葉が広義なもの(答えの出にくい世界で答えを探る悪戦苦闘を「調べる」と捉えている)だったので、狭義な、直接的な「調べる」を知りたいという気持ちで読み始めてしまったため、読み始...

インタビュー集として面白かった。いろいろな現場にある、心意気とか思いが、興味深い。 ただ、「調べる」という言葉が広義なもの(答えの出にくい世界で答えを探る悪戦苦闘を「調べる」と捉えている)だったので、狭義な、直接的な「調べる」を知りたいという気持ちで読み始めてしまったため、読み始めは肩すかしを喰わされたような。

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2012/11/28

「調べる」をキーワードにした、さまざまな世界で活躍する20人のインタビュー集。 それぞれの「調べる」を感じることができる1冊。 貧困問題の研究者、ヒューマンエラーの研究者、悲嘆ケアワーカー…なんて職業があることをここで初めて知った。 インタビューひとつひとつは、最初から最後まで、...

「調べる」をキーワードにした、さまざまな世界で活躍する20人のインタビュー集。 それぞれの「調べる」を感じることができる1冊。 貧困問題の研究者、ヒューマンエラーの研究者、悲嘆ケアワーカー…なんて職業があることをここで初めて知った。 インタビューひとつひとつは、最初から最後まで、インタビューされた方の言葉で語られて、著者であるインタビュアーの木村俊介さんが出てくることはなく、インタビューされた方の「調べる」の世界にどんどんひきこまれていった。 だが、 悲嘆ケアワーカー 髙木慶子さんの言葉 「私はこうしてシスターの格好をして話しやすいからかもしれませんが、(中略)」 この1行で、 「そっか、格好は読んでいる我々にはわからないんだ」と。 木村さんを徹底的に透明化したフィルターを通したインタビューであることを実感する。 その木村さんご本人の「調べる」ことが最終章に登場する。木村さん自身の「調べる」ことを通して、インタビュー、インタビュアーについての思いを語っている。自らを徹底的に透明化したフィルターはここでも健在で、木村さんご本人の「調べる」世界を感じた。 1冊を通して、とにかく「調べる」を堪能することができた。

Posted byブクログ

2012/11/14

野村萬斎さんが唯一お顔のわかる人物だった。他のメディアでの挑戦は、狂言を活かすため。とな。萬斎さんを含め intervieweeの方々は、皆さん素敵。素敵なお話を引き出せる著者もステキってことになるのだろう。でも、少し分かりにくい言い回しな感じがする。こんどの金曜日、NEWS W...

野村萬斎さんが唯一お顔のわかる人物だった。他のメディアでの挑戦は、狂言を活かすため。とな。萬斎さんを含め intervieweeの方々は、皆さん素敵。素敵なお話を引き出せる著者もステキってことになるのだろう。でも、少し分かりにくい言い回しな感じがする。こんどの金曜日、NEWS WEB24観てみよう。(テレビでTwitter流す番組きらいだけど…)

Posted byブクログ

2012/11/11

この人は、インタビュアーだなぁ。 阿川さんが対談の名手ならこの人はインタビュアー。相手から引き出す。引き出したもの(もちろん木村氏を通している訳ですが)が著作。本当にその場で本人の話を聞いたかのような気持ちになる。 この本の最後の方にインタビューについての著者の記述があり、著者...

この人は、インタビュアーだなぁ。 阿川さんが対談の名手ならこの人はインタビュアー。相手から引き出す。引き出したもの(もちろん木村氏を通している訳ですが)が著作。本当にその場で本人の話を聞いたかのような気持ちになる。 この本の最後の方にインタビューについての著者の記述があり、著者のインタビュアーとしての姿勢みたいなのが分かる。 別に本は主張をガンガン入れて書くものが本ではないし、こういった形態が著者の本領を発揮しているカタチなんだと思う。

Posted byブクログ

2020/07/27

調べる論というより、コミュニケーション論ですね。◆如何に専門家が一般人に誤解のないように、しかも興味をもってもらって、後進を集めているか。そんな話。

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2012/11/12

[図書館] 読了:2012/11/1 読めば読むほど頭の中に???が点灯しまくり。 20のインタビューの寄せ集めなので自分の興味を持てそうな第四章から読み始めたが、国産飛行機とかグリーフケアとか、「これのどこが「調べる」論?」という話がえんえんと続く。 章タイトルが「新しいサー...

[図書館] 読了:2012/11/1 読めば読むほど頭の中に???が点灯しまくり。 20のインタビューの寄せ集めなので自分の興味を持てそうな第四章から読み始めたが、国産飛行機とかグリーフケアとか、「これのどこが「調べる」論?」という話がえんえんと続く。 章タイトルが「新しいサービスや市場を開拓する」だけど、グリーフケアは別に新しくもないし…。 著者本人の書いた「調べる」論である終章も、引用ばっかで、著者本人が何を言いたいのかよく分からなかった…。 この本のテーマは何なんだろう(タイトルの「調べる」論でないことだけは確か)。何が言いたかったんだろう。何がしたかったんだろう。読み違えてるんかなぁ。

Posted byブクログ

2012/10/15

研究者の末席を汚しているわけだが、「仕事の意味を咀嚼し、内部に取り込み、立体的に組み立てようとするも、心臓たる動力部分が分からない、だから徹底的に調べる!」ということができているかどうか・・・。「調べる」ということは万事に通じる技術であることは疑いない。おそらく「図形的直観」は天...

研究者の末席を汚しているわけだが、「仕事の意味を咀嚼し、内部に取り込み、立体的に組み立てようとするも、心臓たる動力部分が分からない、だから徹底的に調べる!」ということができているかどうか・・・。「調べる」ということは万事に通じる技術であることは疑いない。おそらく「図形的直観」は天性だが、「嗅覚」や「見立て」というのは後天的な技能で、著者が言う「やり直しの繰り返し」に真剣に取り組まないと獲得されないと思う。しかも、「お気に入り」の分野じゃなく、あくまで「仕事」だがらやるという意志を奮い立たせられるのがプロフェッショナル。俺、全然、できてないすッ!

Posted byブクログ