アイドル新党 の商品レビュー

原宏一【著】

2022/04/12

ヤッさんシリーズ、佳代のキッチンシリーズを読破し、アイドル新党を今読了。

p.134 7行目に「檄を飛ばした」とあります。
p.296 11行目にも「檄を飛ばした」と出てきます。

実はヤッさんだか佳代だかのシリーズにも一度出てきましたが、原宏一先生、「檄を飛ばす」の意味を勘違ひなさつてるのではないでせうか。ご確認いただくことをお薦めします。

お話としては面白かつたけど、のっけからアイドルとマネージャがSMプレイでストレス解消を図ってゐるといふ描写が出てきて、少し引いてしまつた(笑)。

ヤッさんや佳代のシリーズだと色恋沙汰がないわけではないけどいずれも同機が純粋で納得できたんだけど、このアイドル新党の色恋は…。まあいいか(*^_^*)。

てことで評価は星2つ。

2020/08/30

落ち目のグラビアアイドルが政治家に転身しようとする物語。
そのアイドルが元ヤンキーって設定もいいし、だから地元のレディース仲間が助けてくれるってのもよかった。レディースの頭やっていた子ならある程度弁が立つし、何しろ人を惹き付ける魅力があるはず。
かなり荒唐無稽な話なんだけど、それでもどこかに真実味があるのが原さんの小説の面白いところ。そして何より人情味に溢れてる。本作もそんな原さんの魅力がつまった面白い作品だった。
ただ、大変なのがその先という気もするので続編書いてくれたら嬉しい。
3.5という意味の4

2013/11/11

ヤンキー、それに付随するヤンキー予備軍、とっぽいお兄ちゃん、お姉さんの代表であるマキちゃんのお話。
そんなマジョ達を遠巻きに見てきたあたくしは、サイレントマジョリティー失格です。そもそも、あたいは呆れるほどのマイノリティだよバカヤロー。

2013/02/07

軽かったー
さらっと読めて、持て余してた時間つぶすのにちょうど良かったです。

元気いっぱいいつでも一生懸命なマキちゃんをうらやむべきか、
アイドルと政治をくっつけてみた作者を敬うべきか。

読みやすくって面白かったですよ

2012/10/24

なんとなくタイトルのキャッチーさに惹かれて買いました。

しかしながら出だしで余りに品が無く、
ちょっと読み続けるのを躊躇しそうになりました。

とはいえせっかく買ったし、ということで読み進めると
最初の下世話さは影を潜めてちゃんと選挙らしくなり、
気がつけば一気読み状態にもっていかれました。

アイドルが選挙に出る、というのは面白い発想ですね。
まぁ多分ＡＫＢの総選挙を見てて思いついたんでしょうけどｗ
リアルの世界でこんなこと起きて、多数派になられた日にゃ、
さすがに日本は終わったな、と思っちゃいそうですが、
日本のアイドルは割と根性ある人が多そうなので、
ちゃんと勉強してくれればそれもありかなぁなんて、
少しだけ思わされた一作でした。

秀作です。

2016/07/23

元ヤンキーの落ち目アイドルが突如政治の世界に乗り込み・・・。
どうも原さんは『床下仙人』のイメージが強く、ついつい買ってしまうのですが、これは『ダイナマイト・ツアーズ』のノリです。どうしようもない奴らが、転機を得て目覚めて行く。
面白いのですが、軽い。
時間つぶしに読むのには向いているけど。。。。という感じです。