マルドゥック・ヴェロシティ(新装版)(3) の商品レビュー
新装版で再読。最終巻は疾走感が失速気味。カトルカールも最初の圧倒的な戦意から、本巻の09の反撃シーンでは生彩を欠く。再読ではあるが、殆んど忘れていて、なおかるスクランブルも完全版を再読しておきながら、また忘れているので、マノニクスに繋がるであろう各作品の細かい人物関係や伏線を読み...
新装版で再読。最終巻は疾走感が失速気味。カトルカールも最初の圧倒的な戦意から、本巻の09の反撃シーンでは生彩を欠く。再読ではあるが、殆んど忘れていて、なおかるスクランブルも完全版を再読しておきながら、また忘れているので、マノニクスに繋がるであろう各作品の細かい人物関係や伏線を読み説きながらであり、再読は再読なりに楽しめた。新装版ということで完全版の様な書き直しはないのかと思っていたが、文体は手を入れているらしいが、まあ正直、分からない。新装版の表紙の登場人物の挿絵が良いが、3作の鼠の相方は誰かと思いが、シザースの娘か?でも、2巻のカトルカールの顔が一番良い。それにしても話を忘れているので、本作はスクランブルの前日譚でありながらも後日譚であったことなど、すっかり忘れていた。拷問の司祭と固ゆでとの結末がシザースに用意されていたのかと改めて感心。シザースはスクランブルではなりを潜めているが、マノニクスでは登場することが約束されているが、どのような結末を迎えることになるのか、全く先は読めない。
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今回の新装版、表紙が変わっただけじゃなく、 本文も少しだけ手直ししてるみたい。 前に読んだ時よりもスピード感が増してると思ったら 最後に解説か何かでチラっと書いてた。 ボイルドが何故、ウフコックやイースターと別れたのか、 何故、オクトーバー側についたのか、 スクランブルとち...
今回の新装版、表紙が変わっただけじゃなく、 本文も少しだけ手直ししてるみたい。 前に読んだ時よりもスピード感が増してると思ったら 最後に解説か何かでチラっと書いてた。 ボイルドが何故、ウフコックやイースターと別れたのか、 何故、オクトーバー側についたのか、 スクランブルとちょっと繋がってない部分もあるけど、 彼の死は、必然であり、ウフコックらが知る必要のない 真実を自分が抱えて行く覚悟もあり… ただひたすらに、胸が引き裂かれるかのような 痛さを感じる物語。出来たらこのままで ハリウッドで映画化してくれへんかなぁ…
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