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宗教概念あるいは宗教学の死 の商品レビュー

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2012/12/10

最近の宗教学がどんなもので、これからどういう方向へ向かうべきなのか?を示した本。 宗教学を勉強し始めると、なおさらうっかりしたことは言えないということがよくわかってくるのだが、それでも敢えて言うと、この本で示されていることは意義深いとは言え、そこまで著者が言うほど革新的か……?...

最近の宗教学がどんなもので、これからどういう方向へ向かうべきなのか?を示した本。 宗教学を勉強し始めると、なおさらうっかりしたことは言えないということがよくわかってくるのだが、それでも敢えて言うと、この本で示されていることは意義深いとは言え、そこまで著者が言うほど革新的か……?という疑念がどうしても拭えない。勿論細かいところではそうなのかもしれないが、全体的に述べていることは割と目にするというか、少なくとも講義やゼミで聞くレベルだと思うのだが…… 一般向けに書かれた本であればそういうことは特に思わず興味深く読めるのだが――というより、著者が「これは革新的」みたいな感じで書かなければ素直に読めるのだが――、どうも同業者をディスりながら書かれたものをみてしまうと、「うーん、そんなにひどいかなあ……」という気持ちに思わずならざるをえない。評価が難しい本。

Posted byブクログ