ソフトローによる医療改革 の商品レビュー

遠藤直哉【著】

2012/12/09

先日聞きに行った医療事故調シンポジウムの話から法律ってなんだろうと考えていた時に出会った本です。

法律はそんなに簡単に変えられないし、法でなにもかも縛ることは逆に自由や権利を奪うことにもなる。

医療技術は日進月歩であり、しかし未知のものに対して挑む必要性とリスクを孕んでいます。リスクがありながらもベネフィットもある治療に対して、リスク部分を医療者側に押し付けることのないようにしていくことも大切である。

だからといって法ですべてを解決すべきとは思わない。
しかし、ルールは必要である。

そのルールは一番現場に近い人が納得する形が望ましいと思う。
そして片方だけを守るのではなく、それぞれがもつ責任を果たす中での決め事をつくっていくべきである。