天才富豪とローリの真夏の約束 の商品レビュー
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10年間、ローリは父親の介護に明け暮れた。 大学進学も恋愛も諦めたが、その父がついに亡くなり、抜け殻になったローリも自分の人生をようやく考え始める。 まだ恋をする気にはなれないけど、割り切った甘美な関係だけを誰かと楽しみたい…そんな密やかな願いをクインが偶然知り、立候補してきた。 クイン、仕事に夢中なおとぼけキャラ。 はたから見てると可愛いけど、お付き合いはしたくないなぁ。 こんな風にスグにこっちを忘れられたら、嫌でしょ。 モリーもそうだし、ローリもそうだけど、頑なに付き合ってる相手に相談しないよね。 頼れってことじゃなくて、必要な情報を手に入れるためにとか、付き合ってる相手とうまく関係を(発展させなくとも)ある程度築きたいなら、コミュニケーションの一環として、身に起こっていること不安なことを言えばいいのにーと、思った。 自分でなんとかできるを証明するためか、あまりに頑なに思えて、気になった。 面白かったけど、多分この人の作品は見つけたら読むだろうけど、あとちょっと何かが欲しいなぁ…。 ☆3つ。
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亡き父の自動車修理工場を継ぎ、女性メカニックとして男っ気なしの生活を送るローリ。せめて男性と割り切った関係を築こうと決意するが、そこに立候補したのが親友モーリの兄、建築家のクインで……。 まず、このタイトルで星ひとつ減。天才富豪じゃないし、このタイトルとあらすじで軽い作品だと思ったら、いやー、これも前作同様結構サスペンスだった(笑) ローリの立場が個人的に自分と被るので、すごく切実に感じ、泣きそうになってしまった。この作家さん、ユーモラスに書きながら、ちょっと泣かせどころがあるのが憎い。 個人的に好きなのは、ヨーロッパに行く夢を抱いていたローリが、地図にきれいな色のピンを立てているところ。それをクインがみつけたときの、切なさ。 ホットシーンも相変わらずtoo muchなのだが、ローリが別れを覚悟しながらの行為に、胸が締め付けられる場面もあったり。最後の建築に例えるシーンも良かった。 前作よりヒロインが地道な分、共感するところが大きかった。いろいろつっこみどころ(そっちのつっこみじゃないよ、とローリに言いたいw)はあるものの、私はこの作品が好きです。
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『モリーの言えない秘密 』の続編。ローリ・ラブと、モリーの兄の建築家クイン・ジェニングス。セックス目当てと云いながら始まるお付き合いが、正式に恋人としてのお付き合いになるまで。事件捜査のサスペンス色が多少。
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