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女川一中生の句 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2023/11/19

 ほぼ、10年前に新聞記者の小野智美さんが、宮城県の女川にある中学校で、震災を体験し、家族や、友達や、住んでいた家や町を失った中学生たちが、五、七、五で、とりあえず季語とかこだわらない「俳句」を作る体験をしていることを知り、新聞にコラムとして連載した記事を、羽鳥書店から本としてま...

 ほぼ、10年前に新聞記者の小野智美さんが、宮城県の女川にある中学校で、震災を体験し、家族や、友達や、住んでいた家や町を失った中学生たちが、五、七、五で、とりあえず季語とかこだわらない「俳句」を作る体験をしていることを知り、新聞にコラムとして連載した記事を、羽鳥書店から本としてまとめて出版した本の文庫です。  胸の奥 しみこむ記憶 八か月  戻ってこい 秋刀魚の背中に のってこい  こんな俳句ですが、ブクログの感想欄を見ても、もう、忘れられたかに見える本です。ボクがこうやって、投稿することで、誰かが思い出してくださったり、新たに気付いてくださったりしたらいいなあと思いました。  俳句を作った中学生は、多分、二十代の半ばの社会人として暮らしていらっしゃると思うのですが、お元気に暮らしていらっしゃることを祈ります。  ブログでも紹介しました  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202311120000/

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2022/02/14

光村図書中2教科書と 我が恩師の吹奏楽部交流演奏がきっかけでお借りした本 財産。 「あの日」高校二年生だった私は入試で学校はお休みで、NEWSのコンサートのDVDを観ていて、手越くんの顔が揺れはじめて、そこで地震に気がついた 人生初めて、避難訓練ではなく机の下にもぐった テ...

光村図書中2教科書と 我が恩師の吹奏楽部交流演奏がきっかけでお借りした本 財産。 「あの日」高校二年生だった私は入試で学校はお休みで、NEWSのコンサートのDVDを観ていて、手越くんの顔が揺れはじめて、そこで地震に気がついた 人生初めて、避難訓練ではなく机の下にもぐった テレビに切り替えるとヘリコプターからの中継映像が流れていて、逃げゆく人を、車を、津波が飲み込んでいった あれほど一人でいるのが心細かった日はない あの場所で波に飲み込まれていった人、あの場所で生き抜いた人、子ども、中学生、大人、おじいちゃんおばあちゃん、確かにそこに人がいて、震災後もいて、今もいる 作文じゃ書ききれない、言葉にできない思いを紡ぐ、五七五だから書ける思い 全員前向きじゃなくていい でも言葉は力をもつ もう一度授業したいな

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2018/02/11

いつだって 道のタンポポ 負けてない。しびれた。決して他人事ではない。復興の正しい姿を、この本は示してくれた。

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2016/07/13

佐藤敏郎先生の講演を聞いて購入した本。電車の中で、思わず涙することもあった。俳句の本は、読みやすいけど深い話なので、高校生の従妹に「読書感想文の宿題があったら、オススメの本があるよ」とMailし、これから読んでもらおうと思いました。ほかにも口コミで広めていければと思っています。

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2012/12/28

宮城県女川(おながわ)町の中学生たちが、震災後に授業の一環として綴った俳句。 多感な中学生たちが「あの日」から抱えている心の中にある膨大な感情を、そぎ落として精錬した5+7+5の17文字に、全ての思いが凝縮されている。 俳句というものの、表現力の強さを初めて知ったような気がし...

宮城県女川(おながわ)町の中学生たちが、震災後に授業の一環として綴った俳句。 多感な中学生たちが「あの日」から抱えている心の中にある膨大な感情を、そぎ落として精錬した5+7+5の17文字に、全ての思いが凝縮されている。 俳句というものの、表現力の強さを初めて知ったような気がします。 陳腐で月並みな表現ですが、「言葉の力」の存在を確信してしまいました。

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2012/12/10

「おらだづの底力希望の光となれ」2011年の女川一中と二中の合同文化祭のテーマ。 家族を、家を、思い出を失った彼らが一歩を踏み出す力となったのは国語の授業で書いた俳句。 「ただいまと聞きたい声が聞こえない」何気ない毎日が、今は、そこに、ない。 読みながら何度も涙をぬぐった。 この...

「おらだづの底力希望の光となれ」2011年の女川一中と二中の合同文化祭のテーマ。 家族を、家を、思い出を失った彼らが一歩を踏み出す力となったのは国語の授業で書いた俳句。 「ただいまと聞きたい声が聞こえない」何気ない毎日が、今は、そこに、ない。 読みながら何度も涙をぬぐった。 この一冊を多くの人に読んでほしい。 私とこの本をつないでくれたM田さんに心から感謝したい。

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2012/12/05

景色が一変した故郷、女川町 五七五にこめる中学生たちの想い(表紙より) 津波が町を襲ったあの日から―2011年5月と11月に、宮城県女川第一中学校で俳句の授業が行われた。家族、自宅、地域の仲間、故郷の景色を失った生徒たちが、自分を見つめ、指折り詠んだ五七五。記者として編者は、友...

景色が一変した故郷、女川町 五七五にこめる中学生たちの想い(表紙より) 津波が町を襲ったあの日から―2011年5月と11月に、宮城県女川第一中学校で俳句の授業が行われた。家族、自宅、地域の仲間、故郷の景色を失った生徒たちが、自分を見つめ、指折り詠んだ五七五。記者として編者は、友や教師や周囲を思いやり支えあう彼らの姿、心の軌跡を丹念にたどる。(裏表紙より) この本は、大川小学校で娘さんを亡くされた女川第一中学校で先生をされている佐藤敏郎教諭が指導なさった中学生たちが詠んだ句が中心となって構成されています。 逢いたくて でも会えなくて 逢いたくて あの日からの子ども達ひとりひとりの想い、その親族・友人、そして佐藤教諭の想いが五七五の文字に込められて、その想いが深く響きます。それぞれにあの日からの想いを辿り、今を知る。 後ろ見て 最後に前見て 進み出せ この本、なかなか軽い気持ちで読めるものではないとは思います。自然と涙が出てきてしまいます。けれども、いまを生きる私たちの、一人でも多くの人が読んでほしい一冊だと思います。

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