ナチの亡霊(上) の商品レビュー
スタートは主人公グループが分散して、少しまどろっこしい思いもしたのだが、展開が進むにつれ相変わらずのテンポと起動性を備えやめられない面白さにつながっている。 科学的な表記が真実(のよう)に見えて、ストーリーに厚みが出ているのは、前作と同様である。 下巻が大変楽しみだ。
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まだ、3つの場面がつながらない。さすがに二作目ともなれば、作者の書き方に慣れ、簡単にはだまされない。
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アイデアも内容も面白いが、全体の印象としてはよくあるハリウッドの冒険アクションを見ている感じがする。 理由は、アクションの描写と心理描写の比率がアクションに大きく偏っているため印象が軽くなってしまうのは残念だ。
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展開が変わりすぎて,前とのつながりを何度も読み返した。 「知的デザイン説」は,新しい知識となりました。
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ちょっと進行がじっくりしすぎかな? 舞台を三つに分けて同時進行的に複線的な話が展開されるものの、話は遅々として進まない印象。 確信に迫る話をもうちょっと小出しにしてくれる方が楽しめたように思う。 インテリジェント・デザイン説の話やトゥーレ協会など、もうちょっと早めに出してくれると...
ちょっと進行がじっくりしすぎかな? 舞台を三つに分けて同時進行的に複線的な話が展開されるものの、話は遅々として進まない印象。 確信に迫る話をもうちょっと小出しにしてくれる方が楽しめたように思う。 インテリジェント・デザイン説の話やトゥーレ協会など、もうちょっと早めに出してくれると良かった。 何はともあれ、やっと物語の全容が見えてきて、下巻が非常に楽しみ。 ところで、グレイソン氏が褐色小娘に翻弄されているのは実に結構なんだけど、レイチェル氏が不遇すぎて。 ヒロイン交代制のシリーズなのかな。 そういうところはジェームズ氏に倣わなくてもいいんだけどな。 ある意味リアリティはあるけど。
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戦う科学者シリーズ。1作目はファンタジーに近い内容だったが、今回はちょっとだけ現実的。ナチスの研究成果をめぐって残党と戦う話。量子論の考え方が分かりにくいが、シュレーディンガーの猫とか、いろいろな蘊蓄が面白かった。
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ユダヤ人を恐れたヒトラー。だからこそユダヤ人を抹殺し、超人を創ろうとしたナチス。フィクションだがとてもリアルで進化論や量子論まで登場する壮大な物語。さぁ、下巻の展開が楽しみ。
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2013年7月24日読了。 このシリーズも面白いのかどうなのか、微妙だなぁと思いつつ、先が気になるので読んでしまう。 上巻は、謎が謎を呼ぶ展開で、まだ何にもわからない状態。 下巻で一気に引き込んでくれることを期待。
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ナチの生き残りが出てくるってことで読んでみたら、途中でシリーズの2作目だとゆうことに気付いた… でも1作目を読んでなくてもちゃんと楽しめた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第2弾の上巻。 今回はナチスが研究していたとされる研究内容がテーマ。近代の謎がテーマになっているため、案外身近なのかなと思いきや、出てくる話は量子論をベースとした結構難解なもの。 物語は大きく3カ所でそれぞれに起こる事件を並行して展開していく。あくまでも本編の主人公はグレイなのだろうが、どうも本作の真の主人公はペインター・クロウであるようにしか思えない。 ペインターはグレイの代わりにヒマラヤの山中に調査に出かけ、事件に巻き込まれる。一方、グレイは恋人レイチェルに会えるウキウキ感の中で事件に巻き込まれ、ダーウィンの聖書を危うく奪われかけたり、危うく殺されかけたり。そして、遠く離れたアフリカでは奇怪な生物が目撃され、、、、といった感じで、いきなり危機的状況に置かれるシグマの面々と、それとはなんの関係もなさそうなアフリカでの出来事が、今後どのように関わってくるのか、読者の興味を引っ張っていく。 相変わらず、疾走感には欠けるが、先が気になる展開は前作から変わらず。蘊蓄の度合いや謎解きの仕掛けなどは若干地味になった感じはあるが、前作同様物語の中にうまく溶け込ませて読者を飽きさせない。下巻が楽しみだ。
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