採用・面接で「採ってはいけない人」の見きわめ方 の商品レビュー
How toや選考手法のマニュアルを示した本ではない。むしろ、考えるべきポイントを提起してくれている本といえよう。この示唆をどう受け止めて、人事採用者は自社の採用選考に活かすか、また選考される側は、どこまで練られた採用選考方法なのかという視点で選考の場に接すると、そこから各社の本...
How toや選考手法のマニュアルを示した本ではない。むしろ、考えるべきポイントを提起してくれている本といえよう。この示唆をどう受け止めて、人事採用者は自社の採用選考に活かすか、また選考される側は、どこまで練られた採用選考方法なのかという視点で選考の場に接すると、そこから各社の本気度が分かってくる。
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役に立つ内容もあったが全体としてまとまりにかける印象。 問題社員の類型化の試みは興味深いが、いくつかの典型例を冒頭で列挙するだけで終わっており、本論の具体策の提案部分の記載で各類型との関連が示されない。この類型を回避するにはこの対策を、というように具体策と類型を逐一関連づけないと...
役に立つ内容もあったが全体としてまとまりにかける印象。 問題社員の類型化の試みは興味深いが、いくつかの典型例を冒頭で列挙するだけで終わっており、本論の具体策の提案部分の記載で各類型との関連が示されない。この類型を回避するにはこの対策を、というように具体策と類型を逐一関連づけないと冒頭で類型化した意味が乏しい。 また抽象論と独特のテストの紹介が中心になり、普通の面接の中で抽象論を活かすための具体的な手法の提案がおざなりになってしまった。 抽象論を咀嚼して具体策に落とし込む作業は多くが読者に委ねられているが、ちょっと不便かなー。
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人が人を評価するのは非常に難しい。 人事評定も然りだが、採用も然り。 なぜか面接する側が「主」、面接される側が「従」になってしまい、採用担当者が「上から目線」になりやすい。 採用担当者の人間性も問われていることの自覚が必要だと、この本では説いている。 人を一人採用することは、採用...
人が人を評価するのは非常に難しい。 人事評定も然りだが、採用も然り。 なぜか面接する側が「主」、面接される側が「従」になってしまい、採用担当者が「上から目線」になりやすい。 採用担当者の人間性も問われていることの自覚が必要だと、この本では説いている。 人を一人採用することは、採用に費やすコストもさることながら、その後本人に払い続けられる給与も含めると、莫大な費用である。 その額ざっと「年収600万×40年勤務=2億4千万」 この2.4億円の決裁を、ほんの30分の面接で行うわけである。 採用担当者に、その事の自覚が果たしてあるだろうか? 「採ってはいけない人」を採用してしまった場合の、その企業の損失は計り知れない。 この本では、「人を育てる」ことには言及していなかった。 あくまでも「最初からミスマッチ人員を採らない方法」という話になっている。 しかし人事の本質は「育てること」だと思う。 この見極めは難しいが、採ってしまった以上は諦めて「いかに育てるか」を極めるしかない。 いずれにしても、人事とは奥の深い話なのである。 (2017/2/10)
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ちょっと前に働いてた職場で、採用後すぐに辞めてしまう人や、期待していたほど能力・スキルがない人がいて、周囲の人が不満を抱いていました。「なんでそういう人を採用しちゃうんだろう」と疑問に思っていたので、この本のタイトルを見た瞬間、手に取っていました。 本書では「採ってはいけない人...
ちょっと前に働いてた職場で、採用後すぐに辞めてしまう人や、期待していたほど能力・スキルがない人がいて、周囲の人が不満を抱いていました。「なんでそういう人を採用しちゃうんだろう」と疑問に思っていたので、この本のタイトルを見た瞬間、手に取っていました。 本書では「採ってはいけない人」を広義に「企業存続という採用活動の目的から逸脱する人」と定義し、そのうえで各組織において「欲しい人」「ほしくない人」を明確にすべき、としています。この点は目からウロコで、改めて考えれば当たり前と思うことなのですが、本書を読むまで私はそれに気づけていませんでした。 また、その定義を明確にするうえで組織としての哲学――ポリシーや価値観――を明確にすることの重要性も「なるほど」と思いました。どういった人が組織にマッチするのかを考えるうえで知っておかなくてはならないし、もし受験者から組織に対する質問をされたとき、答えられないと非常に恥ずかしいうえ優秀な人だったら辞退される可能性もあるわけで。 そして何より衝撃的だったのは「いい採用をしたければ、いい組織を作ること」。確かに、自分(自社)に魅力がないのに優秀な人が応募してくれるわけありませんよね(耳が痛い言葉です……)。 そうした内容に加え、求める人材と乖離した人を採用しないための試験事例やチェックポイントがいくつも載っており、とても勉強・参考になりました。採用は自分のメインの仕事ではありませんが、もしその機会があったら本書に書かれていることを実践してみたいと思います。
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う~ん、なんだか結論がわかりにくい本。 面倒くさい人を採ってはいけないということでいいのかな。 感情よりになりすぎていないか?
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本の構成に難があり極めて読みにくい。タイトルに対しトピックがとっちらかっている。 参考文献を引用箇所にきちんとつけて、学術書として出すなら内容は濃いので良いのだが・・・
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※このレビューにはネタバレを含みます
詳細は、EverNoteへ 理想モデルの類似系p.36 認知の歪みp.51 失敗談p.53 基礎的な能力p.68 会社の風土p.82 両親と仲がいいか 目利きであるはずのプロ野球スカウトですら、「見誤る」ことがある イチローも、ドラフト5位の投手枠だった。p.76 「“いつでも”前に踏み出す力」「“自分の頭で”考え抜く力」「“どんな”チームで“も”働く力」p.120
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内容としては良い部分が多々あって参考になった。しかし言葉の使い方が変だったり、文脈とは関係ない文章があったりと読んでいて癇に障ることが多かった。
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採用面接ハウツー本の亜種とも言えるか。ただ、単なる人事向けの本ではなかった。自己分析的、煮詰まったシチュエーション下で根本・目的を捉え直すことの重要性を説いていた。気がした。
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人事業務の経験に基づいていて説得力がありました。学説を使って丁寧に説明しています。例えば、E・H・エリクソンの発達課題を引用して「面倒くさい人」になってしまう理由を解説しています。社会人基礎力として、主体性、働きかけ力、実行力、課題発見力、計画力、創造力、発信力、傾聴力、柔軟性、...
人事業務の経験に基づいていて説得力がありました。学説を使って丁寧に説明しています。例えば、E・H・エリクソンの発達課題を引用して「面倒くさい人」になってしまう理由を解説しています。社会人基礎力として、主体性、働きかけ力、実行力、課題発見力、計画力、創造力、発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコンロール力 出典:経済産業省「基礎力.net」を紹介しています。著者は「ダイヤモンドの原石は、ダイヤモンドの粉でしか磨くことはできない。人が場をつくり、場が人をつくる」といった哲学を大事にしています。人は人でしか磨かれないということでしょうか?山月記を思い出しました。後半は実践的、専門的な内容になっています。112頁に脱字、×西洋哲学的なもの見方も可能です ○西洋哲学的なものの見方も可能です、139頁に衍字、×最初からは話が具体的な方もいます ○最初から話が具体的な方もいます
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