ケルベロスの肖像 の商品レビュー
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『八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する』 高階病院長宛に届いた脅迫状。 「ケルベロスの塔」とは何を指すのか? 白鳥が派遣してきた姫宮は、過去の複雑に絡み合った事象が関連しているのではないかと推測し、碧翠院桜宮病院の炎上事件の真相を明らかにしようとする。 そしてAiセンター開設の公開シンポジウムの日、ついに脅迫状の目的が明らかとなる。 桜宮のひかりと闇。 巌雄先生が生きていたら、別の展開があったのかな? 高階院長と巌雄先生の対じが見たかったな… 桜宮サーガ、やはり…と思うこと、もっともっと知りたいと思うこと、最後はちょっと消化不良… 海堂ワールドに、終わりはなさそうですね。
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田口・白鳥シリーズの6作目。本作がシリーズ最終作とのことだが、まだ終わった感じがしない。完全なるハッピーエンドを期待していたのだが、そうでなかったので、次作での終わり方に期待したい。他作を全て読んでから再度読むと、より楽しめそう。
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シリーズを今まで読んできましたが、田口先生の出世はいらなかったかな(笑) 田口•白鳥シリーズは一通り終わったみたいですので、アナザーストーリーの方に期待します!
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海堂氏の小説は、登場人物がつながっているので 順に読んでいかないと、ついていきづらい、 だから、ついつい読まないと済まされない気になってしまう、 というのが海堂氏の思う壺なんですけれど (自身の著書「ジェネラル・ルージュの伝説」にも書いてあります。 書店でも並んで平積みされることを期待して、とのこと) だから最近の作品は意地でも(?)図書館で借りることにしてます。 今回密接なのは「アリアドネの弾丸」、そして「螺鈿迷宮」。 ちょっと「ブラックペアン1988」 「螺鈿迷宮」では、生き残りが、小百合か、すみれか? という終わりで 今回、どちらが生き残ったかで対応が違う、というストーリーだったけれど 確か「アリアドネの弾丸」にて小百合が出てましたよね。 そのときは隠し弾を持っているかのような感じで、そうでもないまま終了し、 なんだったんだろう!?と思ってました。 西園寺さんも一度どこかで登場したことありましたよね。 そういう病気がある印象ではなかったので… 薬の副作用のおじさんとか MRIの高性能な機種を戦車で運ぶとか 厚労省のアリジゴク(殆ど仕事をしない人)の保険契約 とか、色々と話が複雑だったのだけれど、必要だったのか 他の物語への伏線なのか… そして「コールドスリープ法案」が通過したら、という話もでてきたので 「モルフェウスの領域」につながるのですね。 この後、「スリジエセンター1991」「輝天炎上」も図書館予約待ち。 「輝天炎上」が本作と密接な予感。ただいま70人待ちです(^_^;)
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田口&白鳥コンビのバチスタ・シリーズ最終巻だそう。 田口先生が他の人としゃべる部分は面白い。 それがなくなるのは、ちょっと残念かな。 東城大学医学部付属病院はすでに事件起こりすぎなので、確かに場所を変えてもいいかもだけど。 高階病院長の依頼には応じないと、内心決意を固める田口公...
田口&白鳥コンビのバチスタ・シリーズ最終巻だそう。 田口先生が他の人としゃべる部分は面白い。 それがなくなるのは、ちょっと残念かな。 東城大学医学部付属病院はすでに事件起こりすぎなので、確かに場所を変えてもいいかもだけど。 高階病院長の依頼には応じないと、内心決意を固める田口公平医師。 不定愁訴外来担当で、優柔不断な性格。気がいいだけが取り柄の田口だったが、院長に見込まれて無理やり鍛えられていく。 いつの間にかどんどん大役を押し付けられてしまう結果に。 専門外のAiセンターの所長にも就任している。これは、トップはお飾りだからと説得された。 同期の島津が実行部隊なので、引き受けたのだが。 病院に「八の月 東城大とケルベロスの塔を破壊する」という脅迫状が届いた。 厚生省の白鳥の部下・姫宮からのご指名と聞いて、田口は担当を引き受ける。 美女と噂の高い?姫宮には一度も会ったことがなかったのだ。 かって碧翠院での火災で医師一家が亡くなったと思われていたのが、一人生き残っていた可能性が出て来たという。 対照的な双子の姉妹のどちらかが、生きているのか? 当時を回想する田口。 マサチューセッツ医科大学の東堂文昭が、Aiセンターのスーパ-バイザーとして来日する。 ノーベル賞に最も近いともいわれている、派手な男だ。 Ai反対派も含め、田口より格上ばかりの人材が揃う運営委員会を切り回す羽目になった田口。 世界に3台しかないマンモスAiマシン、リヴァイアサンを東堂が輸入。 Aiに世間の注目を集めるために、パレードまで行うことに。 田口の趣味まで高階病院長につかまれていたという。 そうこうするうちに、脅迫のときが近づくが‥?! オールスターキャストな展開は、それなりに面白い。 けど~この結末ってちょっと‥ いろいろなことをこれで決着つけたっていうことなの? でも出来たばかりのものを大規模に破壊するって、なんかあまりにも無駄な気がして(笑)‥ 違う結末のほうがよかったですけどねえ。
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今作でバチスタシリーズ最終作とありましたが、役者も揃い、他の作品との繋がりも見え、遣る瀬無い中にも希望が感じられるラストでした。海堂尊にハズレなし!面白かったです。今作と対となるらしい(?)ラッキーペガサスこと、天馬くんが主人公の作品も読むのが楽しみです。
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なんだかなぁ~という感じ。今更横溝正史でもないし。 双子の姉妹の一方が実は生きてて仮面で声と顔を隠して、一族の怨念をはらす、、建物にどうやって仕込んだのか?そんなことできるのか?大事な病院が焼けたのにみんなあっさりしすぎてないか? などなど?も多かった。
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シリーズ最終刊だったんですね。 レビュー見て知りました。 色々と面白い箇所もあるけど、 全体的に急速に終わってしまったような感じが… 全体的に物足りない感じでした。
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何回建物壊れるのって感じだが、crash&rebuildなんだろうね。旧体制(解剖)を壊して、A.Iを新たに構築。今後に期待。
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