英雄の書(上) の商品レビュー
全ての物語は循環している。『無名の地』『無名僧』『英雄』・・・。驚くような設定も、緻密で隙がなく、もうこれが真実で良いんじゃないかと思えてきた。絶妙に大人も読めるファンタジーという感じで読みやすい。 森崎大樹が同級生を殺傷するきかっけとなったいじめの背景が、なんだか最近問題になっ...
全ての物語は循環している。『無名の地』『無名僧』『英雄』・・・。驚くような設定も、緻密で隙がなく、もうこれが真実で良いんじゃないかと思えてきた。絶妙に大人も読めるファンタジーという感じで読みやすい。 森崎大樹が同級生を殺傷するきかっけとなったいじめの背景が、なんだか最近問題になっているあの酷い事件と通じるものがあり、びっくりした。。 いよいよ敵襲来?!というところで下巻へ。 ----------------------------------------------- 【あらすじ:「BOOK」データベースより】 森崎友理子は小学五年生。ある日、中学生の兄・大樹が同級生を殺傷し、失踪するという事件が起きた。兄の身を心配する妹は、彼の部屋で不思議な声を聞く。「ヒロキは『エルムの書』に触れたため、“英雄”に憑かれてしまった」。大叔父の別荘から彼が持ち出した赤い本がそう囁いていた。友理子は兄を救い出すべくたった一人で、英雄が封印されていた“無名の地”へと果敢に旅立った。
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長編ファンタジー。 「ブレイブストーリー」の様に、低学年の子供が異世界へ行ったり、現実界で魔法を使ったりするお話。 途中で筋が読めたり、ご都合的な展開があってダレたりするけど、 全体的には長編アニメ映画を観ている気分になります。
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宮部みゆきの新ジャンルの本である。冒険活劇ファンタジー小説である。想像力を掻き立てられる。次はどのように展開するのか、わくわくどきどきという点では、ミステリーとの共通点はある。 導入部、プロローグが長すぎるような気がする。
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好きな作家の1人。 そして彼女が描くファンタジーもまた好きである。 突飛押しもない設定なのだが… 入り込めてしまう。 そこが不思議である。 まさにファンタジスタ! 下巻が気になる
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一度読んだが 再読したくて購入した 面白くてたまらんかった と言うか本屋に入ったら 真っ先に此の本が目に飛び込み 立ち読みしたら 読んだ事があると思ったが 購入の価値ありと思い買った 現代ファンタジーで 魔法がでて来る所が面白く 一冊の本に引き寄される場面が 妄想癖を引き立ててくれる BY G
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設定はなかなか面白いものの、ちょっと小難しく、説明が多く、主人公と同様に、ウン?という感じで詰まるばかりで、今ひとつ血湧き肉踊る冒険譚にならず、ちょっと残念。 最後の最後に漸く“四角い闇”が現れて、さて、ここからどうなるの? 下巻に期待ということで。
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普段あまりファンタジーなストーリーの物は読まないけど、 王道って感じのストーリーでサラサラと読める。 所々「ん?」と主人公と一緒に理解できないとこもでてくるが、 読むうちに同じようにわかってくる。 すごい気になるとこで上巻が終わってしまうから 下巻もセットで買っといてよ...
普段あまりファンタジーなストーリーの物は読まないけど、 王道って感じのストーリーでサラサラと読める。 所々「ん?」と主人公と一緒に理解できないとこもでてくるが、 読むうちに同じようにわかってくる。 すごい気になるとこで上巻が終わってしまうから 下巻もセットで買っといてよかったー
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2012/6/30 Amazonより届く。 2022/6/21〜6/25 中学生の兄が突然、同級生を殺傷して失踪してしまった小五の友理子。本の精霊たちから、兄が「エルムの書」に触れてしまったため、封印が解かれた”英雄”に取り憑かれてしまったことを聞かされる。友理子は兄を救うために、英雄が封印されていた"無名の地"とへと旅立ち、兄を探すヒントをもらう。日常生活に戻った友理子は、兄がなぜそういう行動を取ったのかを突き止める。下巻へ。
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まさに王道のファンタジー。 「英雄」の取り憑かれ失踪した兄を探すために、妹が困難に立ち向かう物語。ファンタジーではあるけれど決して安っぽくなく、むしろ現実味を帯びた重厚さのある物語に引き込まれてしまいました。 主人公の前に突如現れる悲しい現実。そして、それに負ける事無く立ち向...
まさに王道のファンタジー。 「英雄」の取り憑かれ失踪した兄を探すために、妹が困難に立ち向かう物語。ファンタジーではあるけれど決して安っぽくなく、むしろ現実味を帯びた重厚さのある物語に引き込まれてしまいました。 主人公の前に突如現れる悲しい現実。そして、それに負ける事無く立ち向かおうとしている主人公には、同じ著者の「ブレイブストーリー」に通じるものを感じます。いわば、ブレイブストーリーの女の子版といった感じでしょうか。 これからの物語の展開が非常に気になってしまい、今から下巻を読むのが楽しみになる一冊です。 大人が楽しめるファンタジーの代表作と言って過言ではない素晴らしい作品です。
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