英雄の書(上) の商品レビュー
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少女が主人公のファンタジーです。 自慢の兄が同級生を刺し殺して、行方不明になってしまったところから始まります。 なぜ、兄は同級生を殺してしまったのか。 謎を解きつつ行方を探します。 少し世界観が難しいですが、気にならずに引き込まれました。
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宮部みゆきのファンタジーものは全て読んでいるけれど、やっぱりどれもいまいち世界に入りきれないで終わってしまう。主人公のキャラクターに魅力を感じにくく、”事件”の解決のしかたも消化不良ではないでしょうか。 様々な本の世界に入り込んでいって英雄のかけらを探していく、というようなストレ...
宮部みゆきのファンタジーものは全て読んでいるけれど、やっぱりどれもいまいち世界に入りきれないで終わってしまう。主人公のキャラクターに魅力を感じにくく、”事件”の解決のしかたも消化不良ではないでしょうか。 様々な本の世界に入り込んでいって英雄のかけらを探していく、というようなストレートな展開をどうしても期待してしまった。
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「エルムの書」に触れて英雄に取り憑かれ、最後の器となり破獄を引き起こしてしまった兄ヒロキ。妹ユリコは兄を救うため、書物たちの力を借りて「印を戴く者(オルキャスト)」ユーリとなり、物語の源泉「無名の地」に向かう… 無名の地より連れ帰った従者ソラの正体は?兄の学校で何があったのか?下...
「エルムの書」に触れて英雄に取り憑かれ、最後の器となり破獄を引き起こしてしまった兄ヒロキ。妹ユリコは兄を救うため、書物たちの力を借りて「印を戴く者(オルキャスト)」ユーリとなり、物語の源泉「無名の地」に向かう… 無名の地より連れ帰った従者ソラの正体は?兄の学校で何があったのか?下巻を待て!
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2017/12/24。再読。 初めて読んだ時と5年経って、今回は続編である悲嘆の書を読み終えてからの再読。 印象が全く異なっていること、アレルギーが全く出てないこと、星も以前は3つだったところ、4つ…かな。満点にはちょっとならない。何処が?!というと難しいけど。 自分が一周して元...
2017/12/24。再読。 初めて読んだ時と5年経って、今回は続編である悲嘆の書を読み終えてからの再読。 印象が全く異なっていること、アレルギーが全く出てないこと、星も以前は3つだったところ、4つ…かな。満点にはちょっとならない。何処が?!というと難しいけど。 自分が一周して元のベースに戻ったというのかな? とにかく上巻読んで、以前のような違和感はなく、スルスルと読め。 やっぱり本にはタイミングというのがあるんだなと実感。 以下は以前のレビュー。 2012/9/5。 本を巡る物語。 ふと、だいぶ以前に読んだリトルカントリー(チャールズ・デ・リント)を思い出した。ストーリー自体というより、本を巡る物語、ファンタジーつながりだったからかな。 でもって、宮部(ファンタジー)節炸裂な作品です。 子どもの頃、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーの大好きなお子さんだったんだけど、どうもいつの頃からかちょっとそういうものから一歩遠ざかるようになってしまった。 …どうにもこそばゆくて仕方ない。 輪<サークル>、領域<リージョン>、魔法陣、英雄と黄衣の王… 一つひとつは、そんなに違和感があるわけじゃない。 この数年とんとご無沙汰だけど、いまでもFFはプレイしてるという認識だし。 だけど、どうにも大上段に構えてしまってるところが、やっぱりどこかしっくり来ない。 宮部さんのミステリと時代ものは全然違和感ないんだけどなあ。 ブレイブストーリー然り、ICO然り。宮部さんのファンタジー愛が勝ち過ぎる感じ、というか。 ファンタジー絶世期の自分の青さが鼻についちゃう感じ、多分、そうなんだろうな。若気の至りの自分を鏡越しにうっかり視つけちゃった…例えるならば、そういう感じ。 (宮部作品のファンタジーといえば、ドリームバスターもあったか。あれはほんとに珍しく途中で挫折しちゃったな…) …大好きな宮部作品なのに、なんていうかこき下ろし気味… でも読み始め下巻まで含めて3日で読み終わったんだから、トータルでは面白かったんですよ、本当に。 下巻に続く。
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今のところ、まだこの本に関してはもやもやした感触。 「ものがたり」って何? 「紡ぐ者」って何? いっぱい疑問があるけれど、それでもすらすらと一冊分読ませてしまうあたり、さすが宮部みゆきと言わざるを得ない。 下巻で完結するけれど、今から楽しみ^^
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いかにもファンタジー。壮大な「英雄」の成り立ちと、対比するにあまりに矮小な現実の事件。これからどうなる?
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ジャンルとしては、ファンタジーなのかな。現実に起きた事件を解決するために、非現実的な設定(物が話したり、別世界があったり・・)が盛りだくさん。こういった話の構成って、少しでも想像し難い設定とか言い回しがあると、ダムが決壊するかのごとく陳腐な作り物語になってしまうような気がするんだ...
ジャンルとしては、ファンタジーなのかな。現実に起きた事件を解決するために、非現実的な設定(物が話したり、別世界があったり・・)が盛りだくさん。こういった話の構成って、少しでも想像し難い設定とか言い回しがあると、ダムが決壊するかのごとく陳腐な作り物語になってしまうような気がするんだけど、さすがです宮部さん。 ただ、やっぱりファンタジー部分の説明が冗長で、間延びしたんだけど、他の部分は一気に読み終えた。さ、下巻読もうっと。
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「英雄の書」宮部みゆき 異世界ファンタジー。蒼灰色。 ある日突然事件を起こしてしまった兄さんを追って、小学生の女の子が物語の異世界へ旅に出る。 ファンタジーゲームのノベライズを読んでいるよう。宮部さんお得意の、です。 もっとブレイブストーリーくらい壮大な物語かと思っていたんで...
「英雄の書」宮部みゆき 異世界ファンタジー。蒼灰色。 ある日突然事件を起こしてしまった兄さんを追って、小学生の女の子が物語の異世界へ旅に出る。 ファンタジーゲームのノベライズを読んでいるよう。宮部さんお得意の、です。 もっとブレイブストーリーくらい壮大な物語かと思っていたんですが、ちょっと物足りなかったかな。 無数の物語が送り出され回収され。紡ぐ者の罪悪、なんて話からよもやメタフィクション⁉なんて期待しましたが、最後まで宮部さんらしさのまま、素直に終わりました。(4)
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宮部さんも語り部という自覚が大きい人なのだなと感じた。物語というものが、歴史も次元も超えて、常に罪びとが回す大きな輪で流れているという構想。現実という言葉の意味を考えるにはいい作品のひとつ。主人公があまりに大人びていて不自然さは感じる。あとソラの正体を明らかにするのにひっぱりすぎ(途中でわかってしまう)。
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宮部さんは大好きな作家の一人だけれど、どうも宮部ファンタジーは自分には合わないようです。。。 『クロスファイア』のようなややファンタジー要素の入ったミステリや、時代物での怪奇モノは好きなんですが、『ブレイブストーリー』や『ico』、そしてこの『英雄の書』といった純ファンタジーは...
宮部さんは大好きな作家の一人だけれど、どうも宮部ファンタジーは自分には合わないようです。。。 『クロスファイア』のようなややファンタジー要素の入ったミステリや、時代物での怪奇モノは好きなんですが、『ブレイブストーリー』や『ico』、そしてこの『英雄の書』といった純ファンタジーは、あまりの突飛な世界観についていけないです。現代社会とファンタジー世界をリンクさせることに無理を感じてしまう。 とはいえさすがは宮部さん、心に響く文章はいくつかありました。
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