映画表現の教科書 の商品レビュー
映画はもともと無声だった、という前提にハッとした。 だから映画的ストーリーテリングの主要要素は、「カメラ位置、照明、画面構成、モーション、編集」だった。のちに、小説や演劇の特性である文語的ストーリーテリングの要素が加わった、というのが映画史の流れ。
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映画関係の仕事を目指しているわけではなく、映画をより深く鑑賞したいために読みました。 言語に頼らず感情に訴えかける手段を、これでもかと詰め込んだ良書。なるほど映画はもともとサイレントムービーから始まっており、ひいては言語ら後付けされたものだ。非言語的な方法論を学び使うことで、観...
映画関係の仕事を目指しているわけではなく、映画をより深く鑑賞したいために読みました。 言語に頼らず感情に訴えかける手段を、これでもかと詰め込んだ良書。なるほど映画はもともとサイレントムービーから始まっており、ひいては言語ら後付けされたものだ。非言語的な方法論を学び使うことで、観客の潜在意識を操作/誘導し、より味わい深い映画になる。 そのハウツーとして照明、小道具、天候、カメラ、構図、などなど様々な切り口からのアプローチを紹介してます。 名作といわれる映画を例としての指南がメイン。脚本説明に膨大なページを割いてあり、これは必要なのかな?とは思った。個人的には教科書として本棚に加え、事あるごとに読み返す使い方となりそうです。 あとがきの「工夫という細い糸をいくつも編み上げ、繊細で深く強い生地を作っていく」というような文面に職人魂を感じました。そうだよなー、大作アクションのように資金をドンと投入して、スカッと爽快な映画も楽しいけれど、やはり何度も何度も見返したくなる味わい深い作品こそホンモノだと思います。
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映画の色々なテクニックが映画のシーンとともに解説してあって参考になった。でもすごく魅力的な本だと思ったのと同時に、この本にあまり影響を受けすぎると、理屈で映画を見ちゃいそうな印象も受けたかも。
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画面構成、大道具、セット、編集、音響効果、カメラアングル、照明、小道具など映画の各要素について解説している。かなりテクニカルな内容。
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