花のさくら通り の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。 といっても、デビュー作と2作目以来ということで、前作は読んでいないものの、面白かったです。 実際、大手スーパーなどに敗北する地元の商店街が多いと思いますが、老若男女協力すれば、と思わせるのはさすがです。 勇気と愛と涙と笑いが一杯詰まった物語で、よいおとしだまでした。
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この作者の小説は、作風の雰囲気が軽くて、読みやすい。 話の内容的には、王道と言えば王道なのだが、登場人物が結構多いが、それぞれが個性的で、キャラがたっているので、結構素直に入ってくる。 商店街という狭い空間で、伝統やしきたりを頑なまでに守ろうとする昔ながらの店主たち、自分たち...
この作者の小説は、作風の雰囲気が軽くて、読みやすい。 話の内容的には、王道と言えば王道なのだが、登場人物が結構多いが、それぞれが個性的で、キャラがたっているので、結構素直に入ってくる。 商店街という狭い空間で、伝統やしきたりを頑なまでに守ろうとする昔ながらの店主たち、自分たちは自分たちで商店街とはかかわりたくないと考えてる若手の店主たち、みんなで力を合わせないとよくならないと頑張る中堅店主たち。 それぞれの思いや考え方が、それぞれわかるだけに、興味深く、実感を持って読むことができた。 面白かった。
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ユニバーサル広告社のみなさん、今度も大活躍(笑) 商店街も変わることができるはず。 微笑ましい恋愛話もあってgood。
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シャッター通りと化しているさくら通り商店街に、ひょんなことで関わることになったユニバーサル広告社の杉山たち。 廃れていく商店街をなんとか生き返らそうとする人が、一人二人と増えていく様子を、楽しくごちゃごちゃと、笑いや恋も織り交ぜながら描いていて、良かったです。 そんなに上手くいか...
シャッター通りと化しているさくら通り商店街に、ひょんなことで関わることになったユニバーサル広告社の杉山たち。 廃れていく商店街をなんとか生き返らそうとする人が、一人二人と増えていく様子を、楽しくごちゃごちゃと、笑いや恋も織り交ぜながら描いていて、良かったです。 そんなに上手くいかないとは思うけれど、商店会会長の磯村たちも最後は一つになって、さくら通り商店街を盛り上げてくれたら、もっと気持ちよく終われたなぁと、残念な現実をちょっぴり感じました。
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デビュー作「オロロ畑…」のシリーズ第3作、とは言え第1作を読んだのはおそらく10年以上前。人物像や設定等は一切記憶に残ってなかったが、単独の読み物としても十分楽しめた。 厄介な大御所たちを相手に、主人公を初めちょっと冴えない個性豊かな面々が、四苦八苦しながら商店街の再生を図ってい...
デビュー作「オロロ畑…」のシリーズ第3作、とは言え第1作を読んだのはおそらく10年以上前。人物像や設定等は一切記憶に残ってなかったが、単独の読み物としても十分楽しめた。 厄介な大御所たちを相手に、主人公を初めちょっと冴えない個性豊かな面々が、四苦八苦しながら商店街の再生を図っていく。元コピーライターだった作者の得意分野ということもあり、生き生きと活躍する人々の姿は、笑いと哀しみのなかに温かい眼差しが感じられ、読後もほのぼの。ラストのショートムービーは、目の前に映像が浮かび上がり、素敵な余韻を残している。
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読んで時期がちょうど桜の季節でタイムリー^^お寺の息子と教会の娘のラブストーリーなのか、傾いた広告社のお仕事小説なのか、いろんなエピソードと登場人物がテンコ盛りなので最初は方向性が掴めませんでしたがシャッター通り「さくら通り商店街」の再生物語ということに落ち着いてからは、多方面の...
読んで時期がちょうど桜の季節でタイムリー^^お寺の息子と教会の娘のラブストーリーなのか、傾いた広告社のお仕事小説なのか、いろんなエピソードと登場人物がテンコ盛りなので最初は方向性が掴めませんでしたがシャッター通り「さくら通り商店街」の再生物語ということに落ち着いてからは、多方面の話も商店街の賑わいの一つと言う事で楽しめました。商店街のCMは文章じゃなく、映像で是非見たいものです。
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ユニバーサル広告社の移転先は寂れゆく商店街だった。 セブンイレブンもスタバも無い。 少し前に読んだ「限界集落株式会社」も同じような文章があったな。 コンビニもスタバも無い、だったかな。 息絶え絶えの商店街の再生と、限界集落の再生。テーマも似ているけれど、登場人物の生き生き感が...
ユニバーサル広告社の移転先は寂れゆく商店街だった。 セブンイレブンもスタバも無い。 少し前に読んだ「限界集落株式会社」も同じような文章があったな。 コンビニもスタバも無い、だったかな。 息絶え絶えの商店街の再生と、限界集落の再生。テーマも似ているけれど、登場人物の生き生き感が違う。 さくら通りの放火事件に関わった事から、商店街の再生にも関わるようになる広告社の杉山。 広告社の家主の息子は会社を辞めて店を継ぐが、父親に押さえつけられている。 大学を卒業して寺を継がなければいけない若者。 その若者と恋仲になる教会の娘。 そして二人の父親や商店街の店主たちも存在感がある。 離婚した妻のもとに引き取られた杉山の娘が、父親に書き送る手紙がまた良い。
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このワイワイした雰囲気好きです。 些細な日常の事件も大事件になるんですね。本が重いのでちょっと手が疲れましたが。 ユニバーサル社というか杉山が商店会に段々受け入れられていくのが微笑ましかったですが、丸磯も協力して商店会が一致団結するところも見てみたかったなぁと思います。まぁあの丸...
このワイワイした雰囲気好きです。 些細な日常の事件も大事件になるんですね。本が重いのでちょっと手が疲れましたが。 ユニバーサル社というか杉山が商店会に段々受け入れられていくのが微笑ましかったですが、丸磯も協力して商店会が一致団結するところも見てみたかったなぁと思います。まぁあの丸磯が動くとは思えませんけどね。 でも杉山じゃないけど個々にやってたって生き残れないと思います。完全悪役で終わっちゃったのが残念でした。 とりあえず出来上がったCMを生で見てみたいですね。
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萩原浩著『花のさくら通り』読了。シャッター通り寸前の商店街に越してきたユニバーサル広告社。何とかしなければと思いながら現状に甘んじていた商店街の人たちと、慣例にこだわる頭の固い年寄連中。この対立に広告社の社員が巻き込まれ奔走するうち、人々の思いが開花していく。これぞ萩原節!
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ユニバーサル広告社のシリーズ第三弾。 第一弾と第二弾はか~なり~前に読んだので登場人物とかはすっかり忘れてしまっていましたが、読んでいるうちにこのテンポを思い出しましたよ。 普通の行動がなんだか笑える登場人物たち! いい味だしてました。 シャッター街となってしまっているさびれた...
ユニバーサル広告社のシリーズ第三弾。 第一弾と第二弾はか~なり~前に読んだので登場人物とかはすっかり忘れてしまっていましたが、読んでいるうちにこのテンポを思い出しましたよ。 普通の行動がなんだか笑える登場人物たち! いい味だしてました。 シャッター街となってしまっているさびれた商店街を再び盛り上げようとユニバーサル社の皆と商店街の人たちが知恵を出し合う話なのですが、いろんな人が足をひっぱりあってヤキモキしました。 昔から商店街で商売をしている人たちが、新しく店舗をもった若い人たちを受け入れない様子は、きっとこんな感じなんだろうなぁと妙に納得しました。 お寺の息子と教会の娘の恋バナがわくわくしましたね~。 3年後、どうなるのかしら。 全体的に軽い感じで楽しんだのですが、本作を読む直前に読んだ「大きな音が聞こえるか」があまりにも素晴らしい作品だったので、なんとなくそれを超えられない感が強くて残念でした。 タイミングが悪かったかな。 思い作品をたくさん読む合間に読むと、もっと楽しめたかも?!
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