精神のけもの道 の商品レビュー
2016.12.27読了。 全体を通して、理解できたのは半分くらいかなーとやや消化不良を起こしている。 精神科医が書いただけあって、「理論的」に述べられる部分が理解しやすくもあり、理解しにくくもあり。 なるほど、と納得できる部分は大概が短編からの引用と、それに関する考察の部分だ...
2016.12.27読了。 全体を通して、理解できたのは半分くらいかなーとやや消化不良を起こしている。 精神科医が書いただけあって、「理論的」に述べられる部分が理解しやすくもあり、理解しにくくもあり。 なるほど、と納得できる部分は大概が短編からの引用と、それに関する考察の部分だったりした。 結局最後まで「精神のけもの道」が何かを腑に落ちるまで理解できたとは思えないけれど、なんとなくあるかもなーぐらいならつかめた気はする。 いつか再読しよう。
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誰にでも”精神のけもの道”に転がり混んでしまう可能性があるということが恐ろしい 病と判断されるレベルに至らなくても、周りからすれば随分遠回りした過剰で余計なように見える行動を気付かぬうちにしている人は結構存在する 個人的には第3話の内容が一番身につまされた 自分の不幸・負け癖に心...
誰にでも”精神のけもの道”に転がり混んでしまう可能性があるということが恐ろしい 病と判断されるレベルに至らなくても、周りからすれば随分遠回りした過剰で余計なように見える行動を気付かぬうちにしている人は結構存在する 個人的には第3話の内容が一番身につまされた 自分の不幸・負け癖に心地よさと安心感を覚えてしまう状態はわからなくもない 「人生の『淀み』の中で恨み節を唄っているほうがよほど安楽なのである」(p50)という言葉にその通りだなと納得 春日先生のあまりに明け透けな物言いに時々面食らってしまうこともあるが、中々に興味深いデータや考え方を知ることの出来る本であった
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ほんのまくらフェア一冊目~。正直…面白かったですw 出だしはそもそもほんのまくらフェアで買ったぐらいなんで目をひくわけですが、それでも読み始めると自分の中でどこに分類するのがよくわからなかったこともあり、面白いのか…?という気分で読み進めてましたけど。途中からじわじわきてましたw...
ほんのまくらフェア一冊目~。正直…面白かったですw 出だしはそもそもほんのまくらフェアで買ったぐらいなんで目をひくわけですが、それでも読み始めると自分の中でどこに分類するのがよくわからなかったこともあり、面白いのか…?という気分で読み進めてましたけど。途中からじわじわきてましたw 精神科医のエッセイ。人の行かない道をあえて行ってしまう人のことを精神のけもの道に迷いこむ、と呼んで、たとえば、強迫観念に駆られてしまうことだとか、いらない嘘をつくことだとか、そういうことにとらわれちゃった人をけもの道に迷い込んだ、と。実例、小説取り混ぜながら、観察記録と考察を書いてるエッセイて感じでしょうか。そしてその精神のけもの道は誰しもうっかり迷い込んでしまうことがあるよね~と思わされ、なんだか身につまされる思いになることもしばしば。行きすぎてしまえば病気ですけど、その手前の状況は誰にでもあるんじゃないかなーなんて。そんなもんだと思ってた、はすごい自分の中にあるものだったりして、それがまた面白かったりなんかしてね! とりとめない感想ですけど、内容もとりとめないしw 熱くこうだ!と語るものでもなかったので(褒め言葉としてw)、そんな感じの感想でした。
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精神病患者の思考は論理的な道筋をたどっている、というのに納得。入り込んだところがけもの道だったわけだけれども。自分もいつかけもの道に入り込んでしまうかもしれない、とヒヤヒヤしながら読んだ。紀伊国屋書店のイベント「ほんのまくら」で出会った。
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ふ、とした瞬間ずれてしまう精神。けもの道へと分け入ってしまうと自分では普通だと思っていても他人から見たら「おかしい」行動にうつってしまっている。そんな、ちょっと逸脱した人々を精神科医の筆者がエッセイ風に語る。ところどころ漫画が間にはさまっていて面白い。
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当たり前のことなんだけど、精神科医も人間なんだなーと、ふんわり。 春日先生の淡々とした話し口調の文章に、仕事としての割り切りとか、興味の視点とか、自分へのフィードバックとか、ああ私もこういう感じで働ければいいのかなと思ったり。医者じゃないけど。 けもの道に入っていく人たちの不器...
当たり前のことなんだけど、精神科医も人間なんだなーと、ふんわり。 春日先生の淡々とした話し口調の文章に、仕事としての割り切りとか、興味の視点とか、自分へのフィードバックとか、ああ私もこういう感じで働ければいいのかなと思ったり。医者じゃないけど。 けもの道に入っていく人たちの不器用さはどれも十分理解できるものなのかも。他人事でもないのね。 なんだか境界なんてよくわからない。 ひとつひとつのテーマが短い小話に別れていて、集中なしでするする読めるし、専門っぽさもないから抵抗なしに読みやすい。 公共の待合室とか談話室とかに置いておきたい感
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