シフォン・リボン・シフォン の商品レビュー
親というものは何だろうねぇ。子供は自分の所有物? 価値観を押し付けられ、そこから逃げ出せずにいる。 リアルで重かった。
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ランジェリーショップか舞台でシフォン・リボン・シフォンってかわいらしいタイトルからキュートなお話なんだろうな〜って想像していたら結構ヘビーだった。 娘の自尊心を傷つけてコントロールしようとする両親や、旧態依然とした父親、自分の子供の部屋を漁りプライバシーを許さない母親っていう毒...
ランジェリーショップか舞台でシフォン・リボン・シフォンってかわいらしいタイトルからキュートなお話なんだろうな〜って想像していたら結構ヘビーだった。 娘の自尊心を傷つけてコントロールしようとする両親や、旧態依然とした父親、自分の子供の部屋を漁りプライバシーを許さない母親っていう毒親メドレーを食らっておどろく(旧態依然父は毒親とはちょっと違うかもだが)。キッツって思いながら読んでいたし、時々は口に出してた。 それぞれの話の親たちのやったことってほんとに嫌悪感強いんだけど、子供はそれをきっぱり打ち捨てないんだよね。読んでる側からしたらキツいしムカつくが…。 でも佐菜子は父母をほっぽらないし、篤紀は家を出ず、かなえは母と並んでテレビを見る。 子供たちは過去に親にされたことはきっとずっと許せないだろうけれど、親は完璧な人間じゃないって知ったときに、少なからず支配から脱することができたのかな。
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ランジェリーショップにまつわる話で、それぞれ重いテーマで読んでて辛くなるところもあったけれど、現実と向き合う姿に前向きな気持ちになれた。忙しい中でも自分を大切にしたいなと思った。
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下着ではなく、「ランジェリー」という響きが素敵と思った 自分のために素敵なランジェリーをつける事=自分を大切にする事 乳癌や介護やLGBTや内容は濃いめだった
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★3.5くらい ふわふわしたタイトルとは反して、なかなか重いストーリーでした。親子関係とか介護とか、、 そお遠くはない未来にありそうなことでリアルでした。 田舎のランジェリーショップ、行ってみたくなりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りたもの。 さびれた商店街に花ひらいたランジェリーショップ、そこに出入りする人々の人生模様。レースやリボン、小さな花柄の下着が、行き詰まった人間関係をなぜかほどいていく。地方都市に生きる人々の屈託と希望をえがく、摩訶不思議小説集。 一話・二話が良かったけど、三話・四話で尻すぼみ的な。 可愛い下着はテンション上がるよね。 久しぶりに可愛い下着が買いたくなった!
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さびれた商店街に花ひらいたランジェリーショップ。 レースやリボン、小さな花柄の下着が、行き詰った 人間関係をなぜかほどいていく。地方都市に生きる 人々の屈託と希望をえがく。
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短編連作集。なかなか良かった。 主人公たちはみな、かなり強力なわだかまりを持っているのだが、自分を解放するための下着を見つけるのだ。
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ランジェ一話目が一番響いた。 ランジェリー(あえてこういおう)って、自分のためなんだね。そういう視点で買ったことも、選んだこともなかったなぁ。 今度かいにいきたい。
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素敵に見えるランジェリーショップの店主も意外に闇を抱えてるところがリアル。客→店と目線が移っていく連作短編集。この人の短編集は内容がブラックでも書きっぷりはポップなことが多いのだけど、この話はわりと落ち着いたトーン。でも面白かった。
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