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シフォン・リボン・シフォン の商品レビュー

3.7

123件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2012/09/08

えー・・・おやじの読む小説ではなかったですかね・・・ 『サクリファイス』を読んでおもしろかったので近藤史恵著の新刊を探してすぐに図書館予約 ランジェリーショップを舞台とした女性店主とお客さんたちの短編物語 お話の根底にあるもの 一つはいびつになってしまった家族関係 これはすべの...

えー・・・おやじの読む小説ではなかったですかね・・・ 『サクリファイス』を読んでおもしろかったので近藤史恵著の新刊を探してすぐに図書館予約 ランジェリーショップを舞台とした女性店主とお客さんたちの短編物語 お話の根底にあるもの 一つはいびつになってしまった家族関係 これはすべのお話に共通しているテーマです そしてもう一つはランジェリーショップを舞台にしたということで成り立つ特殊なテーマ 男の子が女性の下着に憧れる(男性としてでは・・)・・・ 女性特有(男性にも稀にあることですが)の病・・・ http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-183.htmlより

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2012/09/04

下着って大切。女性ならではの感性かもしれないけど・・・外から見えない部分だけど、だからこそなのかな。

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2012/08/31

田舎町のシャッター商店街に オープンした 高級ランジェリーショップ 「シフォン・リボン・シフォン」。 この店にまつわる 4つの作品集。 高級ランジェリ-を身に付けると そういう気持ちになるのか! とか こういう人が買いに来るのか とか 新しい発見でした。

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2012/08/30
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【自分を大切にしてあげている】っていうフレーズが気に入って(免罪符にして?!)自分的には奮発して下着を買ってしまいました。笑。 介護の話は考えさせられるものがあるなあ。年齢的に近いのでね。

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2012/08/24

ふわふわした語感のタイトルはランジェリーショップの名まえ。 柔らかな美しいものに惹かれる気持ちは誰にでもある。そうしたものへ向かう心を「いやらしい」と否定されることへの違和感。 母娘間の葛藤、ジェンダーの問題にも触れてある。

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2012/08/20
  • ネタバレ

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とある田舎のさびれた商店街にあらたにオープンしたお店は・・・「ランジェリーショップ」。レースやリボン、小さな花柄の下着が、行き詰まった人間関係をなぜかほどいていく。地方都市に生きる人々の屈託と希望をえがく、摩訶不思議小説集。 男性である自分にはそこまで「下着」のウエイトが重くないわけですが・・女性にとっては非常に重要なもの・・なんでしょうかね? さまざまな悩みが下着によって解かれていくような。。。と言ったら言い過ぎかもしれませんが、そういう感じの小説集。 まあそう快刀乱麻にずばずばと悩みだの謎が解かれていくようなものでもありませんが。 つまらないわけではないんですが、前半にちょっとそういった謎というか悩みが解かれて・・・という話があって、後半は店主自身のお話になるわけで。。。もうちょっと前半のような「下着によって行き詰った状況がほどかれていく」というサンプル話がないとどうもピンとこないような。 で、後半で店主が自己完結して話が終わってしまうのでちょっとこう、もやもやするようなすっきりしないような・・・

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2012/08/17
  • ネタバレ

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シャッターが閉まった店ばかりが目立つ地方の商店街。 その一角にオープンしたランジェリー・ショップの名が「シフォン・リボン・シフォン」。4話からなるシリーズは、この店によって救われたり、癒されたりする人の営みといわくありげなオーナーの過去も明らかにしていく。 インナー(下着)には、それを肌身につける女性にしか分からぬ、独特の価値観や満足感、そして他人には知ることが出来ないパワーが秘められているらしい。そんなパワーのことを身をもって体験したオーナーだからこそ、独特のもてなしが可能なのだろう。 第一話、第二話は、お店を訪れる人の物語。オーナ自身について直接語られるのは後半の二話となる。母の介護のためもあり、わざわざ故郷の寂れた町へと、この店を移転したオーナーの思いとは、、、 取り上げる町の活気のなさや、健康問題に直結するインナーの話が主体となれば、タイトルの明るさの割りに、トーンが暗くなるのも仕方がない話か。

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2012/08/16

ランジェリーショップを巡る、人々の物語。ランジェリーショップ、って、馴染みがあるようなないような。女性だったらあって当たり前でしょ? と思われそうですが。あえてわざわざ行くことは少ないかも。 たかが下着、されど下着。綺麗でかわいい下着を買うのは誰かに見せるためではない、ってのはそ...

ランジェリーショップを巡る、人々の物語。ランジェリーショップ、って、馴染みがあるようなないような。女性だったらあって当たり前でしょ? と思われそうですが。あえてわざわざ行くことは少ないかも。 たかが下着、されど下着。綺麗でかわいい下着を買うのは誰かに見せるためではない、ってのはそう思いますね。自分でなんとなく嬉しくなることはたしかにあるぞ。「なぜ下着屋なの?」ってのは思わないでもなかったけど。これは素敵な仕事だよねえ。

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2012/08/06

とある地方都市(静岡あたり?)のシャッター商店街にオープンしたランジェリーショップを中心とした連作短編集。 第一話では、下半身が不自由になった母を介護するパート勤めの女が主人公。 介護するのを当然と考える両親と、手伝いもしない兄妹に囲まれ限界を迎えようとしていたが、ランジェリー...

とある地方都市(静岡あたり?)のシャッター商店街にオープンしたランジェリーショップを中心とした連作短編集。 第一話では、下半身が不自由になった母を介護するパート勤めの女が主人公。 介護するのを当然と考える両親と、手伝いもしない兄妹に囲まれ限界を迎えようとしていたが、ランジェリーショップで『胸がふくよかである』というコンプレックスを取り除いてくれた下着と出会い、自分自身の人生や両親との関係を見直していく。 登場人物みんな独善的過ぎてイライラしたけれど、こんな人たちって多いよなあと思ってしまった。 第2話は唯一男性が主人公。 ランジェリーショップが出来たことで、米屋の主人が長年隠された家族の秘密を知る。 物事のセンセーショナルさの割りにあっさり終わって肩透かし。 でも家族の描き方はやっぱりリアルさを感じる。 3、4話はランジェリーショップの店主が主人公。 厳しい母親から自立し、ランジェリーショップを自分の城と頑張ってきたが、乳癌で倒れてしまう。 彼女の生い立ちと、母の介護を機にふるさとへ戻ってくるまでの人生と母親との関係がメインの3話。 4話では、店にふらりと現れた怪しい資産家夫人との交流を通して自分と母との関係を考える。 どの作品もテーマは『親と子の愛憎』という感じ。 決して読んでいて心温まることはないけど、一つの決着点のようなものが見えてきた。 それぞれよかったものの、最後に全体をまとめる一話が欲しい、という点が物足りなかった。 相変わらず人間描写が秀逸である。 倍の分量があってもいいのではと思う。

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2012/08/06

小さな下着屋さんをめぐるお客さんたちや店主のお話。 なんだか興味惹かれるテーマだし読みやすくてよかったが 介護や病気、性癖などいろんな背景を背負った人たちと 下着の接点が思った以上に薄い。 あっさりしていて、ちょっと物足りなかった。

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