巨岩と花びら ほか の商品レビュー
東山魁夷の「唐招提寺への道」に続き、舟越保武の画文集を読む流れに。こちらは大好きな石田千の「窓辺のこと」に原の城についてとても心に残る箇所があったため、読んでみたくなって。 それにしても、芸術家にして文章も上手いってなんなのよと思わずにはいられない。味がある、人間味あふれる語り...
東山魁夷の「唐招提寺への道」に続き、舟越保武の画文集を読む流れに。こちらは大好きな石田千の「窓辺のこと」に原の城についてとても心に残る箇所があったため、読んでみたくなって。 それにしても、芸術家にして文章も上手いってなんなのよと思わずにはいられない。味がある、人間味あふれる語り口。断腸記…父への思い、リタイア…学生たちへの愛と尊敬、すき焼き…学生たちへのたちへの温かい眼差し。感想を石田千さんに送りたくなるよ。 松本俊介の作品は何度も見ていて馴染みが深く、盛岡で同郷だったと知って興味深く読んだ、得した感じ。 好きなものはこうしてつながっているから不思議。 長崎に見に行く、きっと。二十六聖人像
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卒業証書 舟越保武殿 貴殿は、東京芸術大学美術学部彫刻科に於て、長年教職にありながら、およそ私たち学生を指導することなく、自らの制作に励み、彫刻家の歴史に残る程、アトリエをコンパに、ディスコに、コーヒーショップにと、フルに活用され、ユニークな教育者のあり方を示されました。その業を...
卒業証書 舟越保武殿 貴殿は、東京芸術大学美術学部彫刻科に於て、長年教職にありながら、およそ私たち学生を指導することなく、自らの制作に励み、彫刻家の歴史に残る程、アトリエをコンパに、ディスコに、コーヒーショップにと、フルに活用され、ユニークな教育者のあり方を示されました。その業をたたえ、当大学に於て、その課程を立派に修了されたことを証明します。 昭和55年2月2日 東京芸術大学美術学部 学生一同 (本書p.98) 余興としての随筆を愉しませていただきました。
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ある日突然に現れる変容、が、制作にはある。粘土が見えなくなって形が現れる 絵具が見えなくなって色そのものになる。 巨岩は何千年も何万年前からもここにあり、これからもあり続ける。人の命は花びらと同じ。 子供時代の記憶と、同じ風景が現れ出ることにより時間を感じる。 たくまざるユーモア...
ある日突然に現れる変容、が、制作にはある。粘土が見えなくなって形が現れる 絵具が見えなくなって色そのものになる。 巨岩は何千年も何万年前からもここにあり、これからもあり続ける。人の命は花びらと同じ。 子供時代の記憶と、同じ風景が現れ出ることにより時間を感じる。 たくまざるユーモア。 松本竣介の友人。 釣りをしながら自然を観察。 生きるための職人として彫刻を。 学生との交流で刺激。
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