1999年のゲーム・キッズ(上) の商品レビュー
90年代にファミ通で連載されていたSFショートショート。再編集・改稿を経て星海社文庫から刊行された決定版。 ファミ通で連載を読んでいた頃からすでに30年近くたっていることに驚くというか焦るというか、なんとも早いもので……。 近未来のテクノロジーやデジタル社会についてのアイディ...
90年代にファミ通で連載されていたSFショートショート。再編集・改稿を経て星海社文庫から刊行された決定版。 ファミ通で連載を読んでいた頃からすでに30年近くたっていることに驚くというか焦るというか、なんとも早いもので……。 近未来のテクノロジーやデジタル社会についてのアイディアに満ちた、ややブラックなオチが多いショートショートが50話。星新一を先鋭化したような作風という感じかな。とにかく短いし、ピリッと皮肉の効いた小話は小気味よくて読みやすい。 当時からの未来を予言するかのようなネタは、的確に今の状況を言い当てているのもあるし、微妙にずれているように思えるのもあるが、いずれにせよすごい先見性だったと思う。さすがに今となっては古い、という声もあるようだが、まだ実現していない技術についての話もあるし、個人的には「古臭い」という印象は受けなかった。何よりも、テクノロジーに翻弄される人間の弱さをつく文体には、古びない普遍的な何かがあるのだろう。まぁそんな堅苦しいことは抜きにしても、サクッと楽しめる面白さは間違いなくある。「んなアホなwww」となる話も多いのだから(笑)。
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SFの短編集。 微妙に実現しそうな技術による、生々しい恐怖が多く、背筋がゾクゾクします。 読みやすいし、一つ一つはすごく短いので隙間時間にも区切りつけて読めます。
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久しぶりに読み返したけどやっぱり面白い。 1話完結のシートショートなのでどのタイトルから読んでも問題なし。 現在の社会で実施されていたり、取り入れられているネタなんかもあって、この小説が10年以上も前に書かれていることに驚く。 2019.11.2
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なかなか面白かった。星新一が好きな人ら好きだと思う。世紀末に書かれた、サイバーネタ多めのショートショート。ブラックなオチがきいている。
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これからSF方面読み進もうと思ってる方に薦めるともったいない程にネタ・ガジェットを網羅していて、巧妙に纏められた参考書的な存在感が有る。 エキゾチックな近未来を全く期待出来ない現実味。僕は好きだな。
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——それは、ノスタルジックな未来のすべて。 ソーシャルネットワーク、スマートフォン、バーチャルアイドル、クラウドコンピューティング、そしてゲーミフィケーション……いまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(...
——それは、ノスタルジックな未来のすべて。 ソーシャルネットワーク、スマートフォン、バーチャルアイドル、クラウドコンピューティング、そしてゲーミフィケーション……いまや当たり前のように僕らの世界を包む“現実(2010年代)”は、かつてたったひとりの男/渡辺浩弐が予言した“未来(1999年)”だった——! あの『ファミ通』で毎週連載された伝説的傑作にして20世紀最大の“予言の書”が、星海社文庫で“決定版”としてついに復刻。 おかえりなさい、ゲーム・キッズ。
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SFを題材としたショートショート。 かなり風刺のきいたショートもあり、10年以上前に書かれたものですが今読んでも十分楽しめます。 個人的には読者に語りかける話と子どものクローンの話がよかった。 読後感想を言い合いたくなる作品。 竹さんのイラストも可愛い!
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"1999年のゲーム・キッズ(上) "渡辺浩弐著 星海社文庫(注意:2012/05/11発売) (1994年アスペクト単行本 1997年幻冬舎文庫の改稿版) ・・・SFショートショート50編。初回刊行時(1994年頃)に少し未来を想定して書かれた物。現時点で...
"1999年のゲーム・キッズ(上) "渡辺浩弐著 星海社文庫(注意:2012/05/11発売) (1994年アスペクト単行本 1997年幻冬舎文庫の改稿版) ・・・SFショートショート50編。初回刊行時(1994年頃)に少し未来を想定して書かれた物。現時点である程度達成されている技術も多くその先見さに改めて驚かされました。 (カンニング防止の為に独創性を問う問題を出す点や美容整形シュミレーションなどはもう実現されていますね。) 誰にでもおすすめ!・・・と言いたいところなんですが、表紙がなぁ・・・。 初刊行時のシンプルな表紙の方が良かった気もしますね。 (ゲーム・キッズとありますが、表紙のような子供がドタバタする話ではありません。) 今となってはこんなにレベルの高いショートショートが殆ど休載なしで毎週、ファミ通に載ってたというのも驚きですね。 (今なら隔週で週刊アスキーあたりに連載だろうか。) ・・・下巻、及び続編(”2000年のゲームキッズ”)の上巻まで星海社文庫で刊行済み。”2000年のゲームキッズ”下巻も2012/12/11発売予定。
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竹さんのイラストに惹かれて購入。 面白いけど難しい話。 超短編が50話。 たまに休憩も入れて割とゆっくり読めた。 読みながら、想像して、ちょっとゾッとして、少しワクワクするみたいな。 すごい科学が進んだ未来予想。 非現実的だけどいつかは訪れそうな。 発想がすごいっ。 下...
竹さんのイラストに惹かれて購入。 面白いけど難しい話。 超短編が50話。 たまに休憩も入れて割とゆっくり読めた。 読みながら、想像して、ちょっとゾッとして、少しワクワクするみたいな。 すごい科学が進んだ未来予想。 非現実的だけどいつかは訪れそうな。 発想がすごいっ。 下巻も読みたい。
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