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裁きの曠野 の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2024/10/06

この主人公の抑えきれない行動は正義感としても共感できるギリギリのライン。作品としても猟奇的な展開だったりちょっと趣が変わってきたかなとも思うが面白い。

Posted byブクログ

2024/07/17

失踪した女牧場主の莫大な遺産をめぐって憎悪を募らせる息子たち。否応なく巻き込まれた猟区管理官ジョーにさらに邪悪な復讐者の攻撃が迫り、愛する娘も危険にさらされていく。ジョーは大切な家族を守りきれるのか? ワイオミングの大自然を舞台に不器用だが熱い男の孤独な闘いを描く好評シリーズ第5...

失踪した女牧場主の莫大な遺産をめぐって憎悪を募らせる息子たち。否応なく巻き込まれた猟区管理官ジョーにさらに邪悪な復讐者の攻撃が迫り、愛する娘も危険にさらされていく。ジョーは大切な家族を守りきれるのか? ワイオミングの大自然を舞台に不器用だが熱い男の孤独な闘いを描く好評シリーズ第5弾!  翻訳順では5作目。シリーズとしては6作目。 ストレートな冒険小説だった。

Posted byブクログ

2024/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ6作目。 まずい、ほぼ1年も間を開けてしまった。 知事交代により、上司は宿敵のランディ・ポープ(あー、誰だっけ?やっぱり忘れてるー。)となり、地味な嫌がらせも積み重なり、益々窮屈な立ち回りを余儀なくされるジョー・ピケット。 そんな中、サドルストリングの街を牛耳る女大牧場主オパール・スカレーットが姿を消した。 オパールの3人息子は、母の行方を巡り(腹の中では遺産の行方を巡り)曠野のど真ん中でスコップで殴り合いの喧嘩をしているところを通報された。 そこにまたしても運悪く居合わせてしまい、この事案にどっぷり浸かることになるジョー。 本来は保安官事務所の仕事だが、群の要請によりそういった事案にも応援に駆けつけるのが猟区管理官。 そこから始まる長男アーレンと次男ハンクの、街をも二分する対立抗争に巻き込まれていく。 どっちの陣営につくこともなく、自分の信念に従い自分の基準で仕事をしようとするジョーだが、関係者の敵意や上司の嫌がらせによりストレスは高まるばかり。 片やこちらの筋とは関係なく、ミシシッピ州からはるばるジョン・W・キーリーなる男がジョーへの少なからぬ恨みを抱えサドルストリングへやってくる。 これまた過去の事件に因縁を持つ人物。 こいつからのジョーへの当たりが半端なく、家族の身に危険を感じるほどの悪意に晒される。 地元の名士失踪からの遺産争いと過去からの因縁という2本立ての本作だが、まあもう何もかもが泥沼で、全てが悪い方悪い方へと流れていく。 いわゆる真綿で首を絞められているような。 過去の事件がきつく絡んできたり、家庭内を巡る変遷(妻メアリーベスとのすれ違い、気の迷い、それでもの信頼関係。子ども達の成長)を強く感じ、また、今回の事案自体も牽引力の高い謎があるわけではなく、ピケット一家の波乱万丈を映す背景のよう。 このシリーズは、ミステリやハードボイルドという側面もあるが、「猟区管理官ジョー・ピケット」の一大叙事詩なのだと改めて認識。 ひとまず風呂敷を畳めたことにはなったが、諸々の過程で職を失ったジョー。 本来、親友ネイトの領域だったはずの場所への一線を越えてしまったジョー。 今後も暗澹とした道のりが見え隠れする。 次は『フリーファイア』。

Posted byブクログ

2023/11/03

CL 2023.11.1-2023.11.3 猟区管理官ジョー•ピケットシリーズ5作目。 広大な牧場の女主人の失踪とそれにまつわる兄弟の諍い。ジョーの一家を付け狙う過去からの復讐者。ふたつの事件が絡み合い、とことんソリの合わない上司や全く当てにならない保安官との確執を抱えながらも...

CL 2023.11.1-2023.11.3 猟区管理官ジョー•ピケットシリーズ5作目。 広大な牧場の女主人の失踪とそれにまつわる兄弟の諍い。ジョーの一家を付け狙う過去からの復讐者。ふたつの事件が絡み合い、とことんソリの合わない上司や全く当てにならない保安官との確執を抱えながらも、やっぱり家族を守るために闘うジョー。 終盤、嵐の中ネイトと増水した川を下っていくシーンは迫力満点。 こんなに真っ直ぐなジョーをもう少し理解してくれる人が増えてもいいんじゃないかなー

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2022/04/14

猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ、5作目。 「震える山」の1年ほど後なのか、長女のシェリダンは14歳で、少しだけまた変わってますよ。 サドルストリングは雪解けの頃、猟区管理官にとってはやや暇な時期だが、地元の大牧場の女主オパール・スカーレットが失踪という大事件が。 三世代前...

猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ、5作目。 「震える山」の1年ほど後なのか、長女のシェリダンは14歳で、少しだけまた変わってますよ。 サドルストリングは雪解けの頃、猟区管理官にとってはやや暇な時期だが、地元の大牧場の女主オパール・スカーレットが失踪という大事件が。 三世代前からあたりを開拓し、一帯を支配するような存在だった一家だが、今や猛烈な相続争いが巻き起こります。 一方、第一作で取り残された少女エイプリルを世話していた件で、実父と名乗る危険な男キーリーがジョー一家を逆恨みして付け狙ってくる。 反りの合わない人物が上司となってしまい、受ける嫌がらせに耐えつつ、それどころじゃない危機に直面するジョー達。 しばらく登場しなかったネイト・ロマノウスキも姿を見せ、アクションが盛り上がる展開となります。 そして、ジョーには人生の転機が?! タイトルは変わった字を使っていて、荒野じゃいけないのか?という気もするけど、野というよりは山岳地帯だし、とはいっても山はいつもだし、今回は牧場メインだし…荒野じゃ西部劇そのもの過ぎ?などと考えを巡らせてしまいました(笑) 2006年の作品。2012年翻訳発行。

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2020/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第五弾。 今回は過去との闘い。 ジョーたちが亡くした娘の実父が憎しみをたぎらせて迫ってくる一方、 町よりも古い牧場の家族の仲たがいが小さな町を揺るがす。 ジョーは、猟区管理官として、人として行動してきた今までの成り行きから、 上司との関係は最悪なものになってしまい、その果てに…。 子供たちが難しい年ごろになりつつあり、 小さい頃から知っている読み手としてはちょっと切ないが、 親友のネイトが戻ってきて誤解を解けて良かった。 追われる身として、またどこかへ姿を消したが。 天職ともいえる猟区管理官を解雇されてしまったジョーの、 今後はどうなってしまうのだろうか。 とても気になる。

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2019/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 失綜した女牧場主の莫大な遺産をめぐって憎悪を募らせる息子たち。否応なく巻き込まれた猟区管理官ジョーにさらに邪悪な復讐者の攻撃が迫り、愛する娘も危険にさらされていく。ジョーは大切な家族を守りきれるのか?ワイオミングの大自然を舞台に不器用だが熱い男の孤独な闘いを描く好評シリーズ第5弾。 いちばんのくずはホープだな。 保安官もくずだけど。 かっこよくないのにかっこいいジョー・ピケット。 メアリーベスは結局そこにほれてるのですよね。 今後が楽しみな展開のところでおしまい。 次! In Plain sight by C.J.Box

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2018/12/25

ジョーがジョーであるための支えとして描かれるメアリーベスが素晴らしい女性だなぁ。ジョー一家が逆恨みの非情な殺人者に狙われドキドキハラハラ。上司のパワハラで思い通りに行動できない、行動させてもらえないもどかしさ!やっぱり西部劇はイイ!みごとにカタルシスを味あわさせてくれる!面白かっ...

ジョーがジョーであるための支えとして描かれるメアリーベスが素晴らしい女性だなぁ。ジョー一家が逆恨みの非情な殺人者に狙われドキドキハラハラ。上司のパワハラで思い通りに行動できない、行動させてもらえないもどかしさ!やっぱり西部劇はイイ!みごとにカタルシスを味あわさせてくれる!面白かった。

Posted byブクログ

2017/10/23

相変わらず面白い。 だけど今回はそんなに解決したような感じがない。 復讐者との闘いが、主人公の立場の問題もあってかやや弱い。 新展開へのつなぎのような感じがある。

Posted byブクログ

2016/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズものを読む面白さが詰まった一冊。 過去の事件が、まるでよみがえってきたかのようにジョーと家族を襲ってくるサスペンスと、前作で関係がこじれてしまった小狡い上司が昇進したためにジョーが被る面倒。前作から続いている、親友ネイトと妻メアリーベスへの疑い。町一番の古株かつ凶暴な変人だらけの一家に起こった失踪事件。 これらジョーの悩みも極まったところに、解雇という大きな風穴が開きます。(これが良い結果に繋がって欲しいという思いで風穴と言いたい) 今までジョーを支えてきた猟区管理官という仕事、それを失った喪失感は大きすぎて、ラストで引き金を引いてしまったジョーは、シリーズ中ずっと守り通してきた公平さをかなぐり捨てるまでに追い詰められているように見えました。 身一つで生きるネイトと、愛する仕事と家族を守りたいが守れずにいるジョーとの対比を強く感じた巻。 しかしメアリーベスってそんなにいい女なんだろうか。 なんだかジョーを、心の底から尊敬してはいない気がする。自分がジョーの「ステージ」まで降りて行ってやったという気持ちがあるんじゃないかな(母親の影響か)。 ジョーに対してところどころえらそうな割にネイトにゆらめく彼女をチープだなと思ってしまう。 そんなメアリーベスを最高の妻と思っているジョーもまた、ジョーのキャラとしていい感じなんですが。 ちなみにメアリーベスの顔だちのイメージはキーラ・ナイトレイ。

Posted byブクログ