毒婦。 の商品レビュー
朝日新聞に載っていた福岡伸一さんの書評を読んで興味がわき、読んでみた。 確かに、男女の性別が違っていたら、どうなっていたのだろうか?と考えると興味がわいてくる。 しかし、あくまでも傍聴記であり、木嶋佳苗被告への興味から書かれているものなので、事件そのものの経過と、事件への判決が...
朝日新聞に載っていた福岡伸一さんの書評を読んで興味がわき、読んでみた。 確かに、男女の性別が違っていたら、どうなっていたのだろうか?と考えると興味がわいてくる。 しかし、あくまでも傍聴記であり、木嶋佳苗被告への興味から書かれているものなので、事件そのものの経過と、事件への判決が正当なものなのかは、これを読んでいる限りではよくわからない。 これを読む限りでは、決定的な証拠がなかったようなので、「もし、死亡方法が違ったら?もし、死亡時期が違ったら?」と考えると、立証できなかったと思うと、明るみに出ていない殺人というのはもっとかなりあるのかもしれないな、と思う。
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あまり殺人事件だとか、裁判だとか、世の中のこういうおかしなニュースには興味のない私 この『木嶋佳苗』事件についても、「あー、また変な人が出てきたな」くらいにしか思わなかった。 事件についても当時は興味がなかったが、ただ一つはっきりと感じていたのが 「このデブスのおばさんが複数...
あまり殺人事件だとか、裁判だとか、世の中のこういうおかしなニュースには興味のない私 この『木嶋佳苗』事件についても、「あー、また変な人が出てきたな」くらいにしか思わなかった。 事件についても当時は興味がなかったが、ただ一つはっきりと感じていたのが 「このデブスのおばさんが複数の男性を虜にするってw」 「男性もどうしてこの人に惹かれたのか」 ただこれだけだった
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読めば読むほど、どうして男が彼女に大金を渡してしまうのかわからない。 この彼女も、この才能(ある意味)を別のことに生かしていたら、また違った人生があったのに、と思う。
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最終章で私の考えるヤリマンの正体がわかった気がした。(ヤリマンはさみしいから、自分に自信が無いから女性的価値を満たすものとしてヤリマンになるのだ、とかいう意見じゃなくて) 女性が求められているものってなんて窮屈なんだろう。明るくてかわいくて気立てが良くて。?? 奔放だからとかじゃ...
最終章で私の考えるヤリマンの正体がわかった気がした。(ヤリマンはさみしいから、自分に自信が無いから女性的価値を満たすものとしてヤリマンになるのだ、とかいう意見じゃなくて) 女性が求められているものってなんて窮屈なんだろう。明るくてかわいくて気立てが良くて。?? 奔放だからとかじゃなくて、手におえる相手を見極められて、自分に提供できるものが女性だったという。その見返りでお金をもらう。
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この毒婦はバブル世代を代表する人物なのか。◆今の世代の専業主婦願望と援助交際が、同列なのだという指摘。なるほど。◆◆被害者男性の母が言う、田舎者じゃないんだから練炭なんか使わないということ。その通り。
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いやいや、これはすごい。かなえすごい。やるなあ、かなえ。感動っていうか関心した。いやいや、たいしたもんだ。 (貸出中)
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これは、面白い。女性の視点で描かれていて小説のよう(これも木嶋佳苗の描いた小説の世界に知らない間に誘われているだけ!?)。この作品を読む前にG2で佐野慎一さんの同事件の全傍聴記を読んでいたけど、それとの視点の差、描写する箇所への比重の置き方の違いに驚きを隠せない。佳苗の何が人間を...
これは、面白い。女性の視点で描かれていて小説のよう(これも木嶋佳苗の描いた小説の世界に知らない間に誘われているだけ!?)。この作品を読む前にG2で佐野慎一さんの同事件の全傍聴記を読んでいたけど、それとの視点の差、描写する箇所への比重の置き方の違いに驚きを隠せない。佳苗の何が人間を惹きつけるのか、掴みかけたところで去っていく。これからも目が離せないな、いろんな視点での佳苗を見てみたい。
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北原みのりが書いているのでフェミ的な言説が垣間見られる。 それに対し、反論したり批判したりする人もいるだろう。 ただこの本に関する限り、そこに着目しすぎて木嶋本人に近づけなくなるのは勿体無い。 ■なぜにあの外見で多数の男を落とせたか?金を落とせたか? この質問自体が「外見が良...
北原みのりが書いているのでフェミ的な言説が垣間見られる。 それに対し、反論したり批判したりする人もいるだろう。 ただこの本に関する限り、そこに着目しすぎて木嶋本人に近づけなくなるのは勿体無い。 ■なぜにあの外見で多数の男を落とせたか?金を落とせたか? この質問自体が「外見が良くない女性は男を落とせない」ことを前提にしてますが 外見をそれほど気にしない男が世の中には結構います。 そこまで不思議だとは思えないのだがどうなのだろう。 さらに彼女はある程度年齢が上の人をターゲットにし、SEX・結婚を最初からちらつかせる発言を多くしている。 他の女性にはあまり相手にされず、お金はそこそこある、そして特に金を使う道もない、そんな男なら自分を相手にしてくれる女性にお金を出す人もいるのではないだろうか。 ■なぜ殺したのか? まだ殺したとの判決は出てないし、これといった証拠もない。がもし殺したとしたのなら、殺人の動機が僕には一番謎。面倒になったと思われるほど、揉めてる様子も伺えない。ただ金を出させるだけ出させた後、簡単に別れることはできないだろう。殺すのが手っ取り早いといえば手っ取り早い。その程度の動機しか浮かばない。 ■「言葉」の人間 上野千鶴子は彼女を「言語能力の高さはハンパでない」と書いていた。また彼女自身のブログにも「特に私は、『言葉』に過敏に反応してしまうので 言葉を大切にしない人、軽率な人とは相性が悪い。」 「言葉ってコミュニケーションにおいてとても大事な要素。 身体の触れ合いと同じくらい大事だと思う。 」など言葉に関する文章がちらほら見られる。 手記やBLOGも是非読んで頂きたい。 中でも 「桜の欲求不満日記 」はかなり彼女の「地」の部分、「本音」を語っているのではと思います。ここで語られる性意識は女性の多くの人が共感するのではないかと。
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2009年秋、婚活サギ女、練炭女、平成の毒婦、なりきりセレブ、2012.4死刑判決、即日控訴 男性社会の価値観を揺るがし不安にさせる悪い女。 社会弱者の女性にとっての憧れ。 共感・理解を超えた異質さ。
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「援交世代から思想が生まれると思っていた。それが木嶋佳恵だった」 そう上野千鶴子が著者に話したというが男で、フェミの思想に疎いわたしにはさっぱり意味がわかりません。 男が求める典型的な女性の役割に対し、一部の女性はイライラしていて、そうした男性を利用して生きていた佳恵にそうし...
「援交世代から思想が生まれると思っていた。それが木嶋佳恵だった」 そう上野千鶴子が著者に話したというが男で、フェミの思想に疎いわたしにはさっぱり意味がわかりません。 男が求める典型的な女性の役割に対し、一部の女性はイライラしていて、そうした男性を利用して生きていた佳恵にそうした女性らが喝采んおくったということ? どういう男女関係が理想なのか? ただ、支配・被支配に陥らない男女関係が良きことなのか? わからないこと多数。
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