終点のあの子 の商品レビュー
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保田さんと恭子さんの話がよかった。自分は保田さんに一番近いかな〜と思うので、自分からいずれ離れてしまう人間関係をわかって恭子さんを大切にしてる気持ちがよくわかったし、切なかった。夏の食材のご飯や日本家屋や猫のチャンドラーがいいアクセントでした。
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王妃の帰還を読んでからこちらを読んだのだが、 時代的にはこちらが最初だったよう。 ストーリーの連鎖的には王妃の帰還の方が好みだった。
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女子高生の心に抱える葛藤。他者と比較し、羨み、自己肯定と否定をする。最近はスクールカーストというのかな。他人と同じ行動をすることを否定する子、その子に憧れ、後に愛憎、苛めに走る子。クラスで目立たない子が変わりたいとバイトを経験する。女王キャラの子と地味女子の交流と決別。4話目は7年後、いじめられたあの子が大学生になっての葛藤。安田さんと恭子さんには仲直りして一緒にブナの実を食べてほしかったな。
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学生の頃の、微妙に揺れる女心を思い出した感じ。友達のちょっとした言葉にイライラしたり不安になったり。相手を見下すことで自分を正しいと思いたいだけとか。周りと自分を比べてしまう、でも表には出さず意地を張るとか、上手く描いてるなって印象。 女同士って、、、めんどくさいよね。
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4つの短編から成る連作集。甘酸っぱい甘夏のような高校生時代をうまく描いてます。あの頃ああいう思いをして過ごしていたなと感じるひとコマは誰しもが持っていそう。個人的には3番目のお話が、ボスと平凡な層で好感を持てました。するっと読めるのでお時間のある時に。
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Tぬオススメのさらっと本として渡されたが、最初の話は全然さらっとじゃないじゃん!という感じ。 女子高生の頃を思い出しながら、なるほどと思う部分もあり。 みんな思いの外良い子で少し安心しながら読んだような気もする。 途中から一気に読めたので、さらっと本で合ってるのかも?
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女同士の教室内の派閥。自分のことだけが大事な若さゆえの残酷さ。 わかりやすい構図が見えてくる。 自分の性格はなかなか変えられないけど小さな世界から羽ばたいてみてやっと振り返られたこともある。 自分が自然でいられる場所は自分で選ぶしかない。
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柚木麻子さんの「終点のあの子」、2010.5刊行、2012.4文庫化です。連作みたいな4話。1話での主人公の話が、2話、3話では主人公以外の人物の視点で描かれるという手法、好きです。話に深さと広がりが出てきます。4話は7年後の世界。空気を読まない、他人を偉そうに批判する、人を見下...
柚木麻子さんの「終点のあの子」、2010.5刊行、2012.4文庫化です。連作みたいな4話。1話での主人公の話が、2話、3話では主人公以外の人物の視点で描かれるという手法、好きです。話に深さと広がりが出てきます。4話は7年後の世界。空気を読まない、他人を偉そうに批判する、人を見下す、人の気持ちを逆なでする、傲慢・・・、そんな主人公奥沢朱里(15歳、そして22歳)もやがて大人になっていくのでしょうか。私は、第3話の「ふたりでいるのに無言で読書」が良かったです。
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多感な時期の年頃の女の子精神描写が本当にうまくて脱帽。登場してくる女の子たちのコンプレックスって社会人になっても絶対ある。それをどう折り合いをつけていくか。難しい。 こうやって、社会のしがらみなく自由に生きていけるのってなんだかんだ学生時代だけって大人になったら思うけど、学生の...
多感な時期の年頃の女の子精神描写が本当にうまくて脱帽。登場してくる女の子たちのコンプレックスって社会人になっても絶対ある。それをどう折り合いをつけていくか。難しい。 こうやって、社会のしがらみなく自由に生きていけるのってなんだかんだ学生時代だけって大人になったら思うけど、学生のときは小さいながらひとつの組織に属してるから自由ってわけではなかった。 結局は自分の考え次第だな!楽しく生きたい!
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お嬢様女子高が舞台の話。 それぞれの視点で描かれている物語。 共感できる子がいなくてそこまで文章に入りこめなかった。
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