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始まったのは大連だった の商品レビュー

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2012/06/01

大連生まれのロシア人、エミネントのヒロインの恋物語。 第二次世界大戦後、侵攻してきたソ連軍人と恋に落ちるのだが そこにふさがるのはソ連と、中国の不可解な鉄の掟…… ヒロインは忘れ形見の赤子を産むため偽装結婚を決意、 やがてオーストラリアへと移住する。 そして三十年後、ソ連へと、彼...

大連生まれのロシア人、エミネントのヒロインの恋物語。 第二次世界大戦後、侵攻してきたソ連軍人と恋に落ちるのだが そこにふさがるのはソ連と、中国の不可解な鉄の掟…… ヒロインは忘れ形見の赤子を産むため偽装結婚を決意、 やがてオーストラリアへと移住する。 そして三十年後、ソ連へと、彼を探す旅に出た…… 著者の人生の断片をモチーフに作られたフィクション。 小説としての完成度は別として、一気に読める。 実質的な日本占領下の方がずっと良かった…… そんな表現が印象に残る。 ソ連や中国による大連でのロシア人への迫害、知らなかった歴史を 知ることのできた興味深い一冊。

Posted byブクログ