聖女の救済 の商品レビュー
いつ読んでも、いつ書かれた作品を読んでも、常に新鮮に思える。 聖女が誰のことを言っているのか、初めから分かっていた気になっていたが、それでもその理由=証拠が出ない。湯川先生でさえ解き明かすのに相当時間がかかったのだから当たり前だとは思う。 東野圭吾さんは一般人が考えられないような...
いつ読んでも、いつ書かれた作品を読んでも、常に新鮮に思える。 聖女が誰のことを言っているのか、初めから分かっていた気になっていたが、それでもその理由=証拠が出ない。湯川先生でさえ解き明かすのに相当時間がかかったのだから当たり前だとは思う。 東野圭吾さんは一般人が考えられないようなトリックを考え出すが、これは犯罪者に対しての警鐘なのだろうか?こんなことは考えられるんだよ、という。犯罪抑止になればファンとしてもうれしい。
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再読。やはり素晴らしい。 内容はほとんど忘れてしまっていて、また新鮮な気持ちで読むことができた。 綾音のことになるといちいち突っかかってくる草薙刑事に毎回少しイライラした 笑 「綾音にとっての結婚生活とは、絞首台に立った夫を救済し続ける毎日だったのだ。」 タイトルの意味がわかる瞬間。 最後まで読んで、 最初の1の部分が実は1年前のやり取りだったとは! となった。 途中で内海刑事が広島に行くシーンがあるが、電車の中でiPodで福山雅治の歌を聴くという描写があり、思わずニヤリとしてしまった。
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映画公開をキッカケに、改めてガリレオシリーズを読みたいと思って手にとりました。 今回の犯人は頭が良いだけでなく、とてつもなく根気強くて手強い印象でした。 そしてやっぱり女性は精神的に強いなと思わずにいられないお話です。 他のガリレオシリーズと同じく登場人物の会話が多い為テン...
映画公開をキッカケに、改めてガリレオシリーズを読みたいと思って手にとりました。 今回の犯人は頭が良いだけでなく、とてつもなく根気強くて手強い印象でした。 そしてやっぱり女性は精神的に強いなと思わずにいられないお話です。 他のガリレオシリーズと同じく登場人物の会話が多い為テンポよく読み進めることが出来ました。 会話が多い為、人物の心情も理解しやすく物語に入り込みやすいです。 トリックの素晴らしさに度肝を抜かれました。 高評価を付けざるを得ません!
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ガリレオシリーズを制覇したくて、新たに読んだ一冊。今回も面白くてすぐに読み終えてしまった。 私は本を読むときに、「なぜこのタイトルになったか?」を考えながら読み進み、その先の結末を想像する。 今回は「救済」がどうしても分からなかったが、トリックが明かされてから最後まで一気に読み進...
ガリレオシリーズを制覇したくて、新たに読んだ一冊。今回も面白くてすぐに読み終えてしまった。 私は本を読むときに、「なぜこのタイトルになったか?」を考えながら読み進み、その先の結末を想像する。 今回は「救済」がどうしても分からなかったが、トリックが明かされてから最後まで一気に読み進め、読了してから「はっ」と改めてタイトルを見て、「そういうことか…!」と納得した。 東野圭吾の作品が何故読みやすいのかというと、登場人物たちの人物像をとても思い描きやすいからだと思った。女性たちのそれぞれの生き様に、自分ならどうするだろうかと考えさせられた。「献身」とはまた違う愛の形を見せてもらった。
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毎回毎回、本当に色々なトリックがあるなぁと感心。 何作読んでも面白くて次の作品が楽しみになるシリーズ! タイトルも深い。
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第5弾 長編なのでかなり濃厚。特に好きな草薙の葛藤がなんとも言えず。 毒殺事件が発生。草薙は被害者の妻に接触するうちに彼女に惹かれていく。内海は冷静に事件を調べる。湯川は草薙の揺れを心配しているのではないか…動機には同情するけど、わかっていたこと。って割り切れないよね。むしろ被害者の割り切りと切り替えと、手出しの早さに感心するし、呆れる。好きになったら、しょうがないのか、それはわかったりわからなかったり…事件そのものよりも、人の気持ちに読みこまされる。草薙の強さ…ちゃんと刑事。やっぱり好き。
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ガリレオシリーズ5作目。 何だか進行が遅くまどろしかったが先が気になりスラスラ読んでしまいました。 すごいトリックですねぇ!! 現実的にはあり得ない方法だと思いますが、女の執念と言うか怨念と言うか…。 またしても東野圭吾さんの構想力に敬意を表します。次の作品も必ず読みます。
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面白い。タイトルが良いね 確かに綾音は聖女かもしれないな 被害者にこんなにも同情できないなんて、、 トリックや、過去のこと、犯罪に至るまでの経緯、全てを理解した時、完全犯罪だったらよかったのにと思わざるを得なかった
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被害者の考え方は時代錯誤甚だしいが、それでも巻き込まれてしう人がいる。真犯人もその内の1人であり、複雑な思いで犯行に及んでいる。 最初から被害者が出した条件をのまなければ悲劇も起こらなかったのかもしれない・・・ 最後まで読むと題名の意味や真犯人の複雑な動機が明かされる。真犯人に本音を伝える勇気がなかったのも悲劇を生んだ1つの要因である。 ドラマ化されてそちらも観た覚えがあるが設定はかなり変わっていた。原作が中々の読み応えなので、もう少し近い形が良かったかな。
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被害者の男性に共感できないので殺された事には全く同情できず。 でもそんな男なのに関係のある女性達は本気で惚れてるし異性としてはきっと魅力的なんでしょう…。 ドラマ見てる後だと湯川先生の声と姿をしっかりイメージできるので登場人物同士の掛け合いとか読んでるだけでなんか楽しい。 ストー...
被害者の男性に共感できないので殺された事には全く同情できず。 でもそんな男なのに関係のある女性達は本気で惚れてるし異性としてはきっと魅力的なんでしょう…。 ドラマ見てる後だと湯川先生の声と姿をしっかりイメージできるので登場人物同士の掛け合いとか読んでるだけでなんか楽しい。 ストーリーもしっかり面白くて流石です。
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