コレキヨの恋文 の商品レビュー
女性首相がタイムスリップして高橋是清と邂逅することで政治を学んで日本を復興させる日本人にとっての痛快な物語。 大正末期から昭和初期が平成の世の中とリンクしているのが不気味。
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もしドラみたいな感じの本だとちょっと舐めて読みましたが、物語性もあって面白かったです。 経済のこと、歴史のこともわかりやすかったです。 実在の政治家さんの名前をもじったような登場人物も多く、イメージしやすかったです(笑) 表紙絵に魅かれましたが、挿絵はありませんでした。残念。
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マクロ政策の役割をライトノベルの容易な語り口で勉強できる点が新鮮。内容の濃さと、物語としてのおもしろさのバランスがいいので、幅広く楽しめると思う。 以下の人にオススメ ・経済は昔勉強したけど忘れた ・マクロ経済政策とはどんなものか知りたい ・GDP目標やインフレデフレ、国債金利...
マクロ政策の役割をライトノベルの容易な語り口で勉強できる点が新鮮。内容の濃さと、物語としてのおもしろさのバランスがいいので、幅広く楽しめると思う。 以下の人にオススメ ・経済は昔勉強したけど忘れた ・マクロ経済政策とはどんなものか知りたい ・GDP目標やインフレデフレ、国債金利、金融・財政政策、TPPの意味を知りたい ・有能なイケメンが出てくる話が読みたい ・SFファンタジーが読みたい 参考文献にも挙げられている『昭和金融恐慌史』もぜひ。
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201X年 政治の経験もほとんど無いまま初の女性総理大臣になった主人公のさくら子。 首相官邸の庭園の桜の木の下にたたずむ一人の老人。 それは1910-20年代に6つの内閣で大蔵大臣として活躍した高橋是清だった。 ということで始まる物語。 デフレ、GDP、家計と財政、TPPに関して...
201X年 政治の経験もほとんど無いまま初の女性総理大臣になった主人公のさくら子。 首相官邸の庭園の桜の木の下にたたずむ一人の老人。 それは1910-20年代に6つの内閣で大蔵大臣として活躍した高橋是清だった。 ということで始まる物語。 デフレ、GDP、家計と財政、TPPに関してよく分かる物語。 著者の主張が全て正しいかどうかは判断が付かないが、勉強になりました。 本が書かれた2012年までの日本の経済・政治情勢がそのまま舞台となっており、嘘つき首相(菅首相)やライオン首相(小泉首相)の話も出てくる。ビックリするのが、1920年前後にも同様の首相がいた事実があり、是清の時代と、現代が非常に似ていることに驚かされる
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全てが中途半端な感じがした。 他の人たちは何を求めてこの本を読んだんだろう。 ストーリーとして面白いわけではないし、 100年くらい前の歴史を学ぶには内容がピンポイントにすぎるし、 経済について学ぶには内容が浅い。 途中で嫌になりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日露戦争時の外債発行や大正バブル崩壊・世界恐慌のデフレを脱却したにも関わらず、226事件で暗殺されてしまった高橋是清が時代を超えて現在の新米女性総理大臣とやりとりを行うストーリーです。 「もしドラ」の政治経済版のような読みやすさがあります。 当時の経済状態と現在の類似性が高いのは驚きました。アベノミクスも基本的には、同様の政策なので当時のようにうまくいくことを期待します。
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会社の同僚より。高橋是清の時代の経済情勢が本当に今とそっくりで驚いた。 ・1914年の第一次世界大戦勃発時には、日本の政府負債は26億5000万円に達し、しかもそのうちの15億円は対外債務であった。当時の日本の国民所得は40億円であったため、現在に換算すると、約180兆円もの対...
会社の同僚より。高橋是清の時代の経済情勢が本当に今とそっくりで驚いた。 ・1914年の第一次世界大戦勃発時には、日本の政府負債は26億5000万円に達し、しかもそのうちの15億円は対外債務であった。当時の日本の国民所得は40億円であったため、現在に換算すると、約180兆円もの対外債務を政府だけで抱えていたことになる。 ・モノ不足ではなく、所得不足により、市民が飢える。これこそが、デフレエションという問題の本質なのだ。 ・企業や政府を含めた国民全員が貯蓄をすると、翌年の国民所得すなわち国内総生産は、その金額分だけ減る。これを毎年続けていると、瞬く間に国民全体の所得が減っていく。 ・デフレで国民がお金を借りず、所得が増えないときには、政府は日銀に買い取らせてでも国債を発行し、所得となるように支出しなければならない。政府が国債や通貨を発行し、投資や消費をしていけば、そのうちに民間の企業が金を借り始める。そうなると金利や物価が上昇し始めるだろうから、政府はそれまでの政策を止めねばならん。さもなければ、金利高騰で民間企業が迷惑を被り、インフレエションで庶民が酷い目に遭うことになる。民間の投資が活発化すれば、後は政府は何もせんでも国民が働き、国の富みも増えていく。そうなれば、放っておいても増収になるわけだから、財政も均衡に向かうことになる。
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20XX年に誕生した日本初の女性宰相が、公邸の櫻の下で、あの高橋是清に出会い、デフレ脱却の指南を受けるというファンタジー。 奇想天外な発想だが、デフレの現代と是清の時代との相似に焦点を当て、構成しているのはオモシロイ。デフレ脱却の手立てがアベノミックスであるのか・・?成功すればい...
20XX年に誕生した日本初の女性宰相が、公邸の櫻の下で、あの高橋是清に出会い、デフレ脱却の指南を受けるというファンタジー。 奇想天外な発想だが、デフレの現代と是清の時代との相似に焦点を当て、構成しているのはオモシロイ。デフレ脱却の手立てがアベノミックスであるのか・・?成功すればいいけれど、その先が2.26、そして戦争への道にならないとも限らず、歴史はくりかえすとはいうものの、環境・情勢は違うぞといいたい気持ちもあるし・・。 経済、国家経済・・わからなくなってしもうたです。
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満開の 桜の下の 時の狭間で 達磨蔵相 国を語れり 平成の今の世の中とよく似た大正、昭和初期に大蔵大臣として日本を引っ張った高橋是清卿が現代日本の新米女性総理に国民経済を教え、デフレ対策や自由貿易の在り方を導いて行くという話です。今の世の中とよく似た時代があったこと、政治家とは...
満開の 桜の下の 時の狭間で 達磨蔵相 国を語れり 平成の今の世の中とよく似た大正、昭和初期に大蔵大臣として日本を引っ張った高橋是清卿が現代日本の新米女性総理に国民経済を教え、デフレ対策や自由貿易の在り方を導いて行くという話です。今の世の中とよく似た時代があったこと、政治家とはかくあるべしと素直に尊敬できる信念の人がいたことにびっくりし、もっと高橋是清卿を知りたいと思うようになりました。
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家庭・企業と国家の経済を同じスケールではかることは誤解のもとだ、というもしかしたら当たり前のことをよく理解できた。国政が前より少しわかりそう。 さくら子さんのキャラクターが素直すぎ(幼すぎ)て感情移入できず。
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