HUNTER×HUNTER(30) の商品レビュー
「悪者」「正義」って・・、その疑問の答えを出してくれた蟻編だったと思います。 生きる意味は何か、生きていく上で自分にとって価値あるものは何か、自分を甘やかさず覚悟を決めた生き方の美しさ、色んなカタチの相手への強い優しい想い、愛、読み返す度に、毎回違う問いかけ、答えが返ってきます...
「悪者」「正義」って・・、その疑問の答えを出してくれた蟻編だったと思います。 生きる意味は何か、生きていく上で自分にとって価値あるものは何か、自分を甘やかさず覚悟を決めた生き方の美しさ、色んなカタチの相手への強い優しい想い、愛、読み返す度に、毎回違う問いかけ、答えが返ってきます。メルエムの誕生から最期までに、私もメルエムと一緒に傲慢になり、悩み、そして最終の美しい答えを見せつけられました。 ジンの言葉、「道中楽しみたい それだけさ」 この言葉が深く胸に突き刺さりました。 何をしたって変わらない大きな流れ、何をしても、何をどう生きても。でも、死ぬまでの道中をただ楽しみたいだけの為だけに生きる。 そう考えるとなんだか肩の力が抜ける気がします
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大人の鑑賞にも堪え得る少年漫画の最高峰!! 長かった蟻編も、この巻でおおまかな決着を見ます。 戦闘能力においてはインフレーションを起こしたと言われたメルエムとの決着を、人間の悪意の象徴である爆弾およびそれによる毒、という戦闘とは無関係の場所に説得力を持って落とし込んだのは本当に素晴らしいの一言!! あの凶悪なメルエムが、コムギとの軍儀のやりとりや人間達との関わり合いによって真に統治する者=王としての器を得ます。 しかし人間からすれば蟻による統治などは到底認められない話であり、また、王たる才覚に目覚めたときにはすでにメルエムに残された時間は僅かだった……というのも何ともやりきれませんね。 ただ登場人物が死んだから悲しいといった単純な感覚では言い表せない感情で、正直、317・返答と318遺言はありえないぐらい涙が止まりませんでした。 蟻編後の、主役不在のさなか、ジンがあまりにもあっさり登場するのも今後の展開を期待させるのに十分なビッグサプライズです!
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「ハンター×ハンター キメラアント編」は「人が蟻を倒す物語」ではなく「蟻が人になる物語」だ。蟻、を悪だとか非人間、と言い換えてもいいかもしれない。 冨樫作品における敵役には、一般的な「絶対悪」からスタートして、最終的には「人間」として生まれなおす、という運命を背負っているという共通点がある。 どの作品においても、「善と悪が明確な区別なくたゆたっている」という状況が、非情なまでに徹底している。 妖怪や蟻の王として生まれざるをえなかった「異質なものたち」が、善悪の明確な区別のない世界で、ただ己の価値観によってのみ懸命に生きていく。そして彼らはやがて敗れる。だがそれは「悪」だから敗れたのではなく、相手が「善」だったから敗れたのでもない。彼らは「人間の世界」に敗れるのである。 時に美しく、時に醜く、根拠のない善悪に支配された、不平等な世界。異質でなく毒気もない凡人が大多数を占める世界。そのような世界に「異質なものたち」はいずれ敗れ去るしかないのだ。無知で、愚昧で、野蛮な大衆が最も強く「正しい」のだ。冨樫作品で一貫して描かれているのは、まさしくそのようなドラマである。
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富樫義博氏のマンガで涙腺が刺激されたのは、初めてかも知れない。 キレイにアリ編完結してよござんした。 最近ヤクザの自伝を読んだのだが、王に忠義を尽くす部下達に、侍的な日本文化を感じる。 自分も忠義を尽くせる上司にめぐりあいたいわー。
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前を読み返せば分かるのかわからないのか、とりあえず蟻は討伐できて、ゴン様は倒れてて・・・キルアが妙な決心してたんだけど、わかったようなわからないような微妙な気持ちのまま読んでいた。 そのうえややこしそうな十二支んとかいうのが出てきて、せっかくゴンのオヤジが出てきても感動もしない感じになっちゃった。 本当は彼がラスボス的な登場で終わると思っていたからかな。 蟻編で若干燃え尽きたな。
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蟻編が完結します。 ラストシーンが感動的です。 名前、生まれてきた意味など、 本質的なことに触れた内容になっています。
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もう話がわからん\(^o^)/ キメラアント編グロすぎていよいよだめだー と思ったけどまさかこんな良い話になって終わるとは>< 続き、読めるのかな…←
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蟻編完了! 始めのエグイ描写にうわ~って思いながら読んでたときはこんな終わり方になるなんて想像もしてなかった。ヒカルの碁が瞬間よぎったページもあったけど綺麗な最期でした。 レイナの泣き顔は萌え。 31巻いつ出るのかな。アルカの話早く読みたい。
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うあーキメラ・アント編終わったー! あれだけ怖くて嫌な虫たちだなぁと思ってたのに、メルエムの最期を見てなんというかなんも言えなくなりました。この人のコマの使い方本当にうまいな。 これから一体お話がどう続くのか本誌読んでないんでわかりませんが、すっごく楽しみにしてます。富樫頑張れ...
うあーキメラ・アント編終わったー! あれだけ怖くて嫌な虫たちだなぁと思ってたのに、メルエムの最期を見てなんというかなんも言えなくなりました。この人のコマの使い方本当にうまいな。 これから一体お話がどう続くのか本誌読んでないんでわかりませんが、すっごく楽しみにしてます。富樫頑張れ超頑張れ。
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まぁ、とりあえずシリーズが完結して良かったかな……と。 終わり方が急だし、新シリーズで登場人物めっちゃ増えるし、相変わらずよく分からんです。 シリーズの初めから読み返してみると、意外と色んなところで色んなことが繋がっていて、それはそれで楽しめた(ような気がする)。
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