ココロのバリアを溶かす の商品レビュー

駒澤大学社会学科坪井ゼミ【編著】

2012/07/03

最初、この取り組みを聞いたとき、人を「本」とし、「貸し出す」ということに違和感を覚えた。そう思われた方は周りにもいた。そのことについてこの本を読んでも100％拭い去れたわけではない。

でも、内容そして参加された方の話を読めば、この取り組みの大切さが充分に理解できる、共感できることが多かった。自分本位でしか物事を見てこなかったから、いつの間にか心のバリアを作ってしまっている。そうした意味で、短い時間でも濃いお話を聞けるのは大変有意義だと思う。

こうした取り組みが広く周知され、さまざまな場所・施設で開催されることを願いたい。