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サクラ咲く の商品レビュー

3.8

138件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

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2016/03/25
  • ネタバレ

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3つのお話がリンクしてて楽しめた。未来の友達のために、朋彦がどう人生を歩んできたか、そして、自信のなかったマチが信頼の厚い大人になっていて、それだけでじんわりした。

Posted byブクログ

2016/01/20

中高生のための短編集。 読後感爽やかで毒の無い柔らかな3作品だった。 辻村さんの作品らしい、登場人物たちの繋がりもあり、そういう作者さんなのを分かっていても、3つ目はそこでその人のアフターエピソードが来るのか!と驚いた。 ただ普段の辻村さんの読んでいるこちらもじくじくと痛みを感じ...

中高生のための短編集。 読後感爽やかで毒の無い柔らかな3作品だった。 辻村さんの作品らしい、登場人物たちの繋がりもあり、そういう作者さんなのを分かっていても、3つ目はそこでその人のアフターエピソードが来るのか!と驚いた。 ただ普段の辻村さんの読んでいるこちらもじくじくと痛みを感じるような生々しさは無くてひたすら優しいのでちょっと物足りないところも。 青春ジュブナイルだからこそ、ヒリヒリするような痛みのある作品でも良かったのではと思う。

Posted byブクログ

2016/01/09
  • ネタバレ

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この本が図書館から届いたとき、『あ。やっちまった?』と思った。なんせ光文社中学生からとかいてあるではないか。 プレッピーたちのバイブルなのか?確かブログのランキング上位だったと思ったから借りたのだが、私の子供のような学生たちが読む本だったのだ。 とりあえず読んでみたけど。 約束の場所、約束の時間 転校生の菊池悠とたまたま隣の席になった武宮朋彦が、未来のゲームソフト、ドラクラ9のおかげで仲良くなる。転校生は未来から病気の治癒に来た未来人だったのだ。彼の持っているドラクラ9は朋彦がやったことがなく、ドラクラ2はもうディスコンで悠ができなかったゲームソフトだった。それをきっかけに仲良くなるのだが、崖崩れのせいで生き埋めになってしまう友人を救うため、一回しか飛ぶことのできないタイムマシンを使ってしまう。というお話。 サクラ咲く 図書館で、本に挟んであった便せんから文通が始まる。 文通の相手は誰なのか、塚原マチは守口みなみ、長沢恒河、海野奏人、最後にちょっとだけ光田琴穂と一緒に相手を突き止めるという話。 誰が好きで誰とつきあっていて…という学生だったらきゅんきゅんだろうな~という青春のお話。 世界で一番美しい宝石 図書館で主演女優候補を見つけた武宮一平は生田リョウ、平野拓史にどんな人かを見せに行く。 彼女は立花亜麻里といい、元演劇部のヒロインだった。 立花先輩に主演女優をお願いするのだが断られる。それでもしつこく口説くと『宝石職人の話の本を探してほしい』探したら交換条件に出演すると約束を取り付ける。 しかしいくら探しても本は見つからず、リョウの情報から、新聞部部長三根先輩と関係があってから、立花先輩が変わってしまったと聞く。アプローチの仕方を変えて、三根先輩からいろいろと聞くが、それは三根先輩というか新聞部の自分勝手なインタビューであり、立花先輩が傷つけられた事を知り、3人は怒りに震える。 3人はその宝石職人の本を作ることにし、結末も3人で考えて、それを渡す。立花先輩はその本を読み、主演女優を快諾する。 後日、その本が見つかるのだが、結末なんてどうでもいい。 という感じのお話だった。 ピュアだよな~。 今の私には無いものだ。

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2015/08/27
  • ネタバレ

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1年5組の塚原マチは、図書室で一冊の本を手に取った。パラパラとめくると本から一枚の紙が滑り落ちる。そこにはていねいな文字で「サクラチル」と書かれていた。計三編。 --------- 辻村さんが中学生向けに書いた連載だそう。 確かにいつもより爽やかテイストが強いような。 ちょっと物足りなさは残るけれど、若者が読むにはちょうどよい青春小説だ。

Posted byブクログ

2015/07/24

これもまた大好きな作家の作品。伊坂幸太郎と辻村深月さんの作品を読んでいるときは本当に至福です。3つの短編ですが、これもまた辻村作品の特徴とも言えるつながりが楽しめます。でも短編もいいけどがっつり長編も読みたいな~。次作も楽しみです。

Posted byブクログ

2015/03/18

高校生青春ものは受け入れられるかどうか心配だったけど、思いのほか面白かった(≧∇≦)最初の話と最後の話が繋がったのに気付いた時は思わずニヤリ。

Posted byブクログ

2014/12/07
  • ネタバレ

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中学生向きの作品なだけあってかなりもの足りない上に、あまり好きではない短編集。 決して読みにくいわけではなく、サクサク読める作品。

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2014/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み易いので、さらりと読めるなぁ、辻村さんにしてはあっさりめなのね、と思っていたら、やっぱり仕掛けはしてありました。3作目、新薬のところ思わずジーンときました。 3作とも高校生のピュアな気持ちが伝わってきて、安心して読めました。良かったです。

Posted byブクログ

2020/06/15

作家さんが学生向けに書く作品って、やさしい思いがしていいね、と思ったら、進研ゼミでしたか^^; この三作でも世界がつながってる。 辻村さんの美学を見た気がする。

Posted byブクログ

2014/07/21

表紙見てひいてしまったけど、短編3話が微妙に絡み合った、めちゃ感動物の読み物でした。 たまには、こういう素直に共感できる本も読むべしです!

Posted byブクログ