エムブリヲ奇譚 の商品レビュー

山白朝子【著】

2013/03/01

山本タカトの絵が表紙だという、ただそれだけの理由で読んでみた。ホラーは読まないのだけれども。
ずいぶん安定した文章を書くのだな、と思っていたら、あの人の作品でしたか。うまくなったものだ。
分類分けをすればホラーに属するのだろうけれど、それほど怖くもなく、どちらかと言うと幻想譚という雰囲気なので楽しめた。そして、どの作品もとても人間らしさが現れていて好きだった。あえて一作選ぶならば、『〆』が一番良かったかな。でも、『地獄』も『あるはずのない橋』も良かったし…。そう言いながらも最終的には、山本タカトの表紙絵に見入ってしまう。

2013/02/03

乙一の本も読んでしまったし、気になってたこの本を読もうと思ったら、乙一が別名で書いてた本だったｗｗｗ

不思議で気持ち悪い描写が気持ち悪くなるのにわくわくするし読みたくなる！！！

人面だらけの村とか好き！！

なんか蟲師っぽい話だったからもっとぐろくていいかもー

2013/01/26

自分の意志とは関係なく、どこかにワープしてしまう能力を持つ旅作家。方向音痴と称されているが、そういうものでもないような。中にはぞっとする話もあるが、和泉先生と耳彦の、ふだんはそっけないがいざという時は本気で心配するという関係性は王道で安心できる。
砂利の入った味噌汁、人面魚のみならず人面米や人面野菜、のみだらけの布団やうじだらけの穴などの描写はほんとうに気味が悪い。

2013/01/15

恐い！
なのに美しい。
ぞぉ・・・っとしながらも掴まれつづけ逃れられない逃れたくない。
あっという間に読了。

2012/12/01

知らぬ間に新刊出ていたようなので借りてきた。
京極夏彦っぽい江戸ホラー。（そんなジャンルはない）

最初の話に出てきた和泉蝋庵がそんな重要人物だと思わずに読んでいて、あれ、この人毎回出るんやな、と思ってたら、過去話がよかった。
でもその道の迷い方はなんか次元超えてて本当に何者？！

2012/11/10

水木茂の漫画の雰囲気。
つげ義春作品のような展開。
真夜中のやじさんきたさんにも似てる。
批判してるんじゃない。
凄く面白い、新しい作家さんが出てきたんだなぁと思ってた。
ググってみて少し驚いた。
もう１冊の死者のための音楽も必ず読む。

2014/12/24

表紙の絵に対してさほどおどろおどろしい小説ではない。ライト〜なホラーなのかな？

以下、ネタばれ？？
他の人のレビューに“あの人”の作品みたいな書かれ方が多くしてあって「？？？」と思ってたけど…う〜ん、もう一冊読むまで知りたくなかったな〜

2012/10/29

胎児を拾った、という行が気になって書店で買い求めた。
グロ描写も脳裏に浮かぶような文面、次の出来事を追いたくなった。つじつまが合うような合わないような、読んでた自分も道に迷ったような感覚。
和泉蝋庵の容姿を想像して更に作品に惚れてしまった♪

2013/01/20

エムブリヲ奇譚　　☆☆☆★

ラピスラズリ幻想　☆☆☆☆★

湯煙事変　　　　　　☆☆☆

〆　　　　　　　☆☆☆★

あるはずのない橋　　　　☆☆☆★

顔無し峠　　　　　　　　　　☆☆☆★

地獄　　　　　　　　　　　☆☆☆☆

櫛を拾ってはならぬ　　　☆☆☆★

「さぁ、行こう」と少年が言った　☆☆☆☆

2012/10/07

某作家さんだった、という事で。

一応ホラー？
特に心を揺さぶられ感動する、とか
恐ろしくて眠れない、なんて事はなく
普通に面白かったです。
可もなく、不可もなく、と言った感じ。