1,800円以上の注文で送料無料

つばくろ越え の商品レビュー

4.7

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/13

「飢えて狼」「裂けて海峡」「行きずりの街」「あっちが上海」「狼でもなく」「今ひとたびの」「君去りし後」など涙腺を刺激するシミタツ節を確立した和製ハードボイルド傑作群の作者が新たに時代小説に挑戦したのが2007年「青に候う」で、本作は時代小説3作目となる。 通し飛脚という職人にスポ...

「飢えて狼」「裂けて海峡」「行きずりの街」「あっちが上海」「狼でもなく」「今ひとたびの」「君去りし後」など涙腺を刺激するシミタツ節を確立した和製ハードボイルド傑作群の作者が新たに時代小説に挑戦したのが2007年「青に候う」で、本作は時代小説3作目となる。 通し飛脚という職人にスポットライトをあてた4作の短編集です。中でも、「出直し街道」が泣かせる。この1編で、☆4となりました。 解説の北上次郎氏は、時代小説でハードボイルド卒業と評してますが、本作で描かれた飛脚たちのおせっかいは、ただのおせっかいではなく、命をかけたおせっかいに特徴があります。この設定は十分シミタツ節ハードボイルドでしょう。 PS. 校正ミス見つけました。 「よけいなことを知らせる必用などない」(P447)はモノが絡まないので「必要」が正しいはずです。

Posted byブクログ

2020/09/28

とにかく、面白い。 久々に、読んでいると、空が明るくなるまで読んだ。 時代小説は、2作目だが、早速 大人買いして読もうと思う。 小説ってこうじゃなきゃ。

Posted byブクログ

2018/02/11

あまり取り上げられない飛脚という商売。やはり彼らも職人なんだな。ただ小説としては淡々としすぎているかも。もう一歩。

Posted byブクログ

2012/03/27

痺れた!。傑作。ラストの一行がビシッと決まる。 素晴らしい。 江戸の旅ものが続くけど偶然ではない。つい、惹かれてしまう。本書の一編に、きよのさんのように豪勢な旅をして買った物を家に送る女性が登場する。きよのさんのようなキャラでは無いのだけど。

Posted byブクログ