ルーズヴェルト・ゲーム の商品レビュー
かつての名門・青島製作所野球部。 ライバル社に監督とエースを引き抜かれ、いまでは廃部の危機。 会社自体もまた、不況に苦しめられていた。 勧善懲悪でスッキリ。一気に読了。 【図書館・初読・3/12読了】
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中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ...
中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ電器が「合併」を提案してくる。 青島製作所は、そして野球部は、この難局をどう乗り切るのか? 負けられない勝負に挑む男たちの感動の物語。
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池井戸作品の「下町ロケット」の感動をもう一度と思い手に取りました。 前回はロケット(宇宙工学)技術開発を有する中小企業が舞台でしたが、今回はイメージセンサーという技術で優位性を持つ中小企業が舞台。 昨今の景気低迷を受けて中小企業だけでなく、どこもかしこも苦しい台所事情であるの...
池井戸作品の「下町ロケット」の感動をもう一度と思い手に取りました。 前回はロケット(宇宙工学)技術開発を有する中小企業が舞台でしたが、今回はイメージセンサーという技術で優位性を持つ中小企業が舞台。 昨今の景気低迷を受けて中小企業だけでなく、どこもかしこも苦しい台所事情であるので、フィクションとは言え他人事とは思えず惹き込まれました。 経営環境を取り巻く状況のみで話が進むのではなく、その会社が所有する野球部を中心にストーリーが展開されていきます。 厳しい環境下において、効率化を図るという観点より、各種クラブの活動を継続する事は難しいと思う。やろうと思っても、「費用対効果あるのか?」と当たり前のように言われる今日この頃。世知辛い世の中ですね。 価値観が多様化する中で、一体感を感じるものを創り出すのは難しい。 でも一人が行動を起こすと、その小さな一歩が周りにちょっとづつ影響を及ぼし、最後にはすごく大きなうねりとなる。 一体感を感じた時の高揚感ったら言葉では言い表せないですね。 内容についてはあまり書かないですが、こいつめ~!とムカっときたり、こいついいやつやん~と見直したり、読んでいる中で喜怒哀楽全てを感じられました。 リストラなんかを考えている経営者や、コンサルティング等を手掛けている方々にも読んでもらいたいです。 人をコストという視点でしか考えられなくなっているとホント寂しいので。
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今、読んでる遠藤 功 著『「見える化」勉強法』に書いてる内容と重なってくる。 活きた情報は現場にあって、それを、感じ、考え、伝える。これが、「見える化」なんだなって思った。 結論は、さておき、うちの会社ともダブって思えて、面白く読んだ。
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会社のマネジメントも野球も旧来のジャパニーズスタイルではなく論理的に考えるとどうなるかという話。いいんだけどマネーゲームとかぶるのよね~。
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縮小均衡に企業の発展はない。 人材は武器にもなれば、ただの金食い虫にもなる。 経営の本質に気付き始める細川が いい味出している。 コンパクトに色々な要素を詰め込んだ池井戸ワールドが展開されている。
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こういうシンプルでわかりやすいお話大好きです。素直に感情移入でき、最後はちょっと泣きそうになってきたので、会社の昼休みに最後まで読みたい気持ちを抑えて帰宅後に読みきりました。企業経営と野球を題材にしているところもべただけどそんなのは全然あり。なんとなくストーリーも見えているけれど...
こういうシンプルでわかりやすいお話大好きです。素直に感情移入でき、最後はちょっと泣きそうになってきたので、会社の昼休みに最後まで読みたい気持ちを抑えて帰宅後に読みきりました。企業経営と野球を題材にしているところもべただけどそんなのは全然あり。なんとなくストーリーも見えているけれどやっぱり引き込まれるのはなぜだろう。お勧めです!!!
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社長になるっていうのは、社員の人生を背負うということ っていうのを上手く描いた小説。 面白い。海堂尊的な安定感があるな あなたのおっしゃる、たったそれだけのことができず、消えていく会社のいかに多いことか。その一方、こうして逆転の糸口わ掴み取るかいしゃもある。 それが...
社長になるっていうのは、社員の人生を背負うということ っていうのを上手く描いた小説。 面白い。海堂尊的な安定感があるな あなたのおっしゃる、たったそれだけのことができず、消えていく会社のいかに多いことか。その一方、こうして逆転の糸口わ掴み取るかいしゃもある。 それが世の中というものです。 ときに恐ろしく苦しいが、楽しくもある。まるで人生そのものです。我々はそうやって生きているんじゃないでしょうか。
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野球音痴だしな・・・と思いながら読み始めたが全く無問題。 一企業の野球チームを軸とした話だが、実は会社そのものの物語。 下町ロケットを思い出させる社長や社員、そこに社会人野球チームと監督が関わって又新しい感動が生まれた! これもまちがいなく映像化決定だね。
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今回の舞台は社会人野球部。 野球部の存続の危機と、会社の危機をいかに乗り切るかを、相変わらずテンポよく描かれている。 ただ、今回はいろんな人にスポットが当たりすぎなのか、切り口のいい池井戸ワールド炸裂までは行ってないので、敢えて、微妙…評価に。
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