ルーズヴェルト・ゲーム の商品レビュー
久々に小説を一気読みしました☆ 傾向としては「下町ロケット」と同じ感じだけど、やっぱりハラハラ ワクワク、ドキドキして面白い! 業績悪化で廃部寸前の社会人野球チームやライバルとの 競合、合併交渉、社内の軋轢、新商品開発なんかが 複雑にからみあっていく展開はまさしく池井戸流ですね。...
久々に小説を一気読みしました☆ 傾向としては「下町ロケット」と同じ感じだけど、やっぱりハラハラ ワクワク、ドキドキして面白い! 業績悪化で廃部寸前の社会人野球チームやライバルとの 競合、合併交渉、社内の軋轢、新商品開発なんかが 複雑にからみあっていく展開はまさしく池井戸流ですね。 あ~~堪能した~☆ 面白かった~!
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面白かった! 読みはじめたら止まりませんでした。 野球について、なんの知識もない私ですが、それでも夢中になりました。 逆転勝ちが最高に気持ちいい… 笹井さんがいい味だしてます。 人間、ちょっとやそっとでは本質はわからんね… 堅物だと思っていた笹井さんが、彼なりに深く考え、自分の...
面白かった! 読みはじめたら止まりませんでした。 野球について、なんの知識もない私ですが、それでも夢中になりました。 逆転勝ちが最高に気持ちいい… 笹井さんがいい味だしてます。 人間、ちょっとやそっとでは本質はわからんね… 堅物だと思っていた笹井さんが、彼なりに深く考え、自分の利益を抜きにして決断していく姿は感動でした。 でも、一番好きなのは細川社長です。 誰にもない視点で会社を軌道にのせていく姿はしびれます〜。 ん?野球の話がない…笑 大道監督も好きよ。 平等で、自分の意思を持ちチームを組み立てていくとこが。 そんな人間になりたいです。
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内容(「BOOK」データベースより) 「一番おもしろい試合は、8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領は、そう語った。監督に見捨てられ、主力選手をも失ったかつての名門、青島製作所野球部。創部以来の危機に、野球部長の三上が招いたのは、挫折を経験したひとりの男だった。一方、社長に抜...
内容(「BOOK」データベースより) 「一番おもしろい試合は、8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領は、そう語った。監督に見捨てられ、主力選手をも失ったかつての名門、青島製作所野球部。創部以来の危機に、野球部長の三上が招いたのは、挫折を経験したひとりの男だった。一方、社長に抜擢されて間もない細川は、折しもの不況に立ち向かうため、聖域なきリストラを命じる。廃部か存続か。繁栄か衰退か。人生を賭した男達の戦いがここに始まる。
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社会人野球をもつ会社 会社の経営危機・野球部の存続 池井戸さんの作品は、なんとなくパターンがあり似ているようにも思うのだけれど、登場人物の魅力ある熱い男たちについつい引き込まれてしまします。
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池井戸潤さんの作品は、2冊目。 本のボリュームになかなか手が出なかったけれど、読み始めたら止まらなかった。 リストラとか、重い所が沢山あったけれど最後は気持ち良く終わってあと味がいい。
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リーマンショック以降の電機業界の苦悩と、リストラの嵐の中でもまれる実業団野球部。最後に正義が勝つのか? ワクワクどきどきの物語。読み終わった後の爽快感が良かったです。
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下町ロケットに次いで2作目の池井戸作品。 素直に楽しませてもらいました。 中小企業の青島製作所の行く末と野球部の運命。 見事なくらい次々おこる展開にハラハラ・ドキドキして気持が入り込みました。 出てくる人たちの熱い心にふれ、単純に応援したくなってしまう。 応援しているうちに元気が...
下町ロケットに次いで2作目の池井戸作品。 素直に楽しませてもらいました。 中小企業の青島製作所の行く末と野球部の運命。 見事なくらい次々おこる展開にハラハラ・ドキドキして気持が入り込みました。 出てくる人たちの熱い心にふれ、単純に応援したくなってしまう。 応援しているうちに元気が出てきたように思う。 企業小説というとつい陰謀や熾烈なエゴの闘いを連想してしまい手が出ないけれど、この本も下町ロケットも読後感がよいのでほっとする。 そしておとぎ話のようになり過ぎないのもいいと思う。 経営や開発の成功を読みながらも、物語にはなっていない実社会の多くの厳しさを思わずにいられなかった。人生はほろ苦いなぁ。 最初はリストラの話が身につまされて辛かったけれど、読んでよかった。 いろんな小説を読むなかで、こんなリアルな話でバランスをとれるのがありがたい。
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・うんまあ面白かった。小さくて弱いけど頑張ってる人たちが大きくて強い奴らに一矢報いるってのがこの作者のテーマなのかな。ものすごく「下町ロケット」的な同路線を感じた。野球に一ミリも興味ないけどスタジアムの描写は結構興奮した。 ・技術競争のシーンはあっさりで実際の開発の描写とか皆無だ...
・うんまあ面白かった。小さくて弱いけど頑張ってる人たちが大きくて強い奴らに一矢報いるってのがこの作者のテーマなのかな。ものすごく「下町ロケット」的な同路線を感じた。野球に一ミリも興味ないけどスタジアムの描写は結構興奮した。 ・技術競争のシーンはあっさりで実際の開発の描写とか皆無だけど、「陽はまた昇る」を彷彿とさせる展開でまあ痛快だった。面白く読めた。 ・ただ、ラストであそこまで会社が立ち直る兆しを見せるなら、野球部も残しても良かったんじゃないかな~。都合良すぎるんだろうけど、物語なんだしそのくらいいいじゃん。 ・ルーズヴェルト・ゲームの意味を途中で説明しちゃうもんだから、最後の試合の展開が予想できちゃったけどそれはどうなの。 ・近くの市民センター図書室で借りた。
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──サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ。 と植木等が「サラリーマンどんと節」で歌ったのは1962年、東京オリンピック開催の二年前。ちょうど50年前のことになるらしい。 高度経済成長期に突入したあの時代、その後『エコノミックアニマル』とまで揶揄されながらも、日本の前途はバラ色で...
──サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ。 と植木等が「サラリーマンどんと節」で歌ったのは1962年、東京オリンピック開催の二年前。ちょうど50年前のことになるらしい。 高度経済成長期に突入したあの時代、その後『エコノミックアニマル』とまで揶揄されながらも、日本の前途はバラ色で明るさに満ち満ちていた。 その後オイルショックなどを経ながらも、1980年代後半にはバブル景気で絶頂を迎える。 それが、90年代に入るとあっという間に崩壊し、約20年経つ。 ここまで日本という国や企業が苦境に立たされると予想できた人間は、政治家、日銀、経済学者、アナリストなどを入れても、殆どいなかったに違いない。 10年ほど前に参加した経済関係のセミナーでも、「中国の台頭はそれほど深刻に考えることではない。日本は上手く棲み分けし、これから再び成長できる」などと言っていたアナリストさえいたのだから。 この2010年代、最も産みの苦しみを味わっている企業と、そこに所属する企業スポーツの社員たち。 その苦しみと葛藤を、企業経営のあり方と人間としての生き方にシンクロさせ描いたこの作品。 作者の得意とするテーマなのだろうが、とても面白く読んだ。 不況の中、ぎりぎりのリストラを迫り、合併も持ちかけられ、企業として苦境に立つ『青島製作所』。 その『青島製作所』のなかで、近年弱いチームに成り下がり、存続自体が危ぶまれている野球部。 同じような状況下のこの二つの母体を主軸に、ライバル「ミツワ電気」との駆け引きを描きながら物語は展開されていく。 人間模様というか、最終的には勧善懲悪的な方向になったので、胸がスッとした。 野球で一番面白いのは「8対7」のスコアの試合だというのは、高校時代野球部員だった私は当然のごとく知っていたが、その言い出しっぺが“ルーズベルト”だったというのは初耳だった。 野球も、会社も、人生も、ハラハラドキドキ、1点差で最後に勝つのが面白いということだろうが、こと自分に置き換えてみれば、心臓に悪く、胃潰瘍にでもなりそうで、そんな人生は御免蒙りたいところだ。 池井戸作品、なかなかに面白い。 講談社が音羽の自社ビルに大きな帯を垂らし、PRに力を入れているだけのことはある。 ビジネス関連小説というと、リアリティがありすぎて、小説という架空の世界に没頭しにくく、あまり好みのジャンルではないのだが、なかなかの作品だったので、著者の直木賞受賞作である『下町ロケット』を読んでみようか、という気になった。 註:気になった箇所が一点。 ミツワとの試合の中で、逆転する場面。 ランナーは2、3塁にいるわけでしょう。 そこで、 『右中間を抜いた打球が、あっという間にフェンスに激突し、転々とし始めていた。』 という記述は、明らかな二塁打ですよね(いや別に二塁打じゃなくてもいいのだけれど)。 にもかかわらず、二塁走者が本塁でクロスプレーというのは有り得ません。絶対に。 外野が、マンガ「アストロ球団」に出てくるような超人選手ならともかく。 どれほど鈍足のランナーであっても、悠々、楽々、ホームベース前で歩いても、余裕でホームインのはず。 だって、フェンスに当たってボールが転々としているのだから。 なのに二塁ランナーの須崎はキャッチャーと激突するクロスプレー。 この場面の描写は明らかにおかしい。 重箱の隅を突くようで申し訳ないが、「池井戸さんはホントに野球知っているのか?」と 思ってしまった。 良い作品なのにこんなことが気になる自分も哀しいが、著者の説明が欲しい。 野球を少しでも知っている人なら、この描写はおかしいと思うはずだ。 ここ、お分かりになる方がいたら、説明コメントお願いします。 最後に変な瑕疵を発見したようで、とても残念な気持ちになった。 でも、もと高校球児としては、ここは譲れない一線なのである。
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2012/03/25-04/28 直木賞受賞第一作。芸能人に限らず、作家にも一発屋は多い。受賞後というビハインド(期待感・重荷)を感じつつの作品。「青木製作所の吸収合併=かつての名門青木製作所野球部の廃部=直木賞受賞後の第一作」☆野球をこよなく愛したフランクリン ルーズベルトは...
2012/03/25-04/28 直木賞受賞第一作。芸能人に限らず、作家にも一発屋は多い。受賞後というビハインド(期待感・重荷)を感じつつの作品。「青木製作所の吸収合併=かつての名門青木製作所野球部の廃部=直木賞受賞後の第一作」☆野球をこよなく愛したフランクリン ルーズベルトは「一番おもしろい試合は、8対7だ」と語ったそうだ。よく言われる「ピンチがチャンス,逆境からの脱出,不撓不屈」の醍醐味がちりばめてある。ゴールデンウイークの薫風にふさわしい読後感がある。
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