ルーズヴェルト・ゲーム の商品レビュー
結論は予定調和的な想定の範囲内のものだったけど、すごく良かった。胸が熱くなった。働くのって楽しそうって思える。こんないい人ばっかの会社があればいいけどね~。
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タイトルは「一番おもしろい試合は8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領の言葉から。業績不振にあえぐ中堅電機企業の弱小社会人野球部が舞台です。経営難に陥った企業と廃部の危機に直面した野球部が立ち上がっていく姿が描かれる。夢を絶たれた元球児の再起、因縁の敵との対決、希望を見出そう...
タイトルは「一番おもしろい試合は8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領の言葉から。業績不振にあえぐ中堅電機企業の弱小社会人野球部が舞台です。経営難に陥った企業と廃部の危機に直面した野球部が立ち上がっていく姿が描かれる。夢を絶たれた元球児の再起、因縁の敵との対決、希望を見出そうとする社員の気持ちがグラウンドでひとつになる!清々しいまでに勧善懲悪のスカッとした物語。エンターテインメント小説は、こうでなくっちゃ!
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中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ...
中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ電器が「合併」を提案してくる。 青島製作所は、そして野球部は、この難局をどう乗り切るのか? 負けられない勝負に挑む男たちの感動の物語(amazonより抜粋) 池井戸さんの小説は読んでいて気持ちが良い。 池井戸さんの物語はたぶんほとんど企業がらみで、お手上げ寸前の企業状況から大どんでん返しになっていくのが多いと思います。 きっと他の作家さんがそういうのばかりを書くと「またか・・」と思うかもしれませんが、不思議に池井戸さんが書くと嫌じゃないし、飽きない。 むしろもっと他のバージョンを読みたいと思ってしまいます。 ただ単なる企業の復活劇ではなく、そこに至るまでの人間模様が本当に面白いです。 今回は企業不振と野球部存続をかけた物語でしたが面白かったです。 間違いがないと思える作家さんの一人だと思います。 いつも分厚い小説が多い池井戸さんですがオススメです。
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技術力はあるが営業力が今いちの中堅企業の青島製作所が、技術力は今いちで営業力でのし上がっているミツワ電器に合併を持ちかけられて苦悩する話と、生き残りのためのリストラの一環として廃部を余儀なくされる青島製作所の野球部の話が、交互に錯綜して進んでいく。企業経営、野球、ともにあまり興味...
技術力はあるが営業力が今いちの中堅企業の青島製作所が、技術力は今いちで営業力でのし上がっているミツワ電器に合併を持ちかけられて苦悩する話と、生き残りのためのリストラの一環として廃部を余儀なくされる青島製作所の野球部の話が、交互に錯綜して進んでいく。企業経営、野球、ともにあまり興味のそそられる話ではないのだけど、人間描写や筋立てが骨太仕立てで、ぐいぐいと展開するストーリーを一気読み。大変面白かった。水戸黄門ばりの勧善懲悪的な終息の仕方も、なかなか小気味良かった。 表題は、フランクリン・ルーズヴェルト大統領が、野球で最も面白いと言った8:7のスコアのゲームのこと。作中で、青島会長いわく「一点ずつ取り合うシーソーゲームもいいが、私としては点差を追いつき逆転するところに醍醐味を感じるんだ。一点ずつそれぞれが加点して四対四になったのではなく、最初に四点取られて追いついたから、この試合は余計におもしろい。絶望と歓喜は紙一重さ。まるで、なにかと同じだな」
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野球と会社・仕事・会社経営とを 社会人の諦めない姿勢を 諦めてはいけないことを語りかけてくれる。 熱い熱いお話です。 癒しキャラである女性の社長秘書も very GOOD!! 全体的にライトな展開であるし 野球監督の理論なども かなり面白いと思います。 このルーズヴェルト...
野球と会社・仕事・会社経営とを 社会人の諦めない姿勢を 諦めてはいけないことを語りかけてくれる。 熱い熱いお話です。 癒しキャラである女性の社長秘書も very GOOD!! 全体的にライトな展開であるし 野球監督の理論なども かなり面白いと思います。 このルーズヴェルト・ゲームは 「一番おもしろい試合は、8対7だ」 野球を愛したルーズヴェルト大統領がそう語ったから なんですってね。 (業界が低迷し、会社の経営も傾き、リストラ。 併せて伝統ある社会人野球部の惨敗、監督の交代、廃部の危機。 ライバル企業の合併戦略。)
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中堅メーカーの青島製作所の野球部はかつては名門と言われたが、現在は低迷中。そんな中会社の経営が傾き、リストラ・監督交代・廃部の危機等さまざまな問題がわいてくる。単純に面白い!企業の戦いと野球の戦いをうまくリンクさせ絶妙なバランスで物語は進んでゆく。若干うまくいきすぎの感もあるが、...
中堅メーカーの青島製作所の野球部はかつては名門と言われたが、現在は低迷中。そんな中会社の経営が傾き、リストラ・監督交代・廃部の危機等さまざまな問題がわいてくる。単純に面白い!企業の戦いと野球の戦いをうまくリンクさせ絶妙なバランスで物語は進んでゆく。若干うまくいきすぎの感もあるが、そこはフィクションだからOKでしょ。ビジネスマンとして、人としての生き方がそこにはある。
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景気の悪化に伴い存亡の危機に瀕した青島製作所。会社の経営悪化に伴い廃部寸前に陥った野球チーム。果たして両者は奇跡の逆転劇を見せることができるのか。軽快な筆致にぐいぐい惹きこまれる。テンプレート化したような展開ではあるが、とにかく熱い。心揺さぶるストーリーに涙腺が決壊しました。
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センサメーカー青島製作所とその社内にある社会人野球部。 景気が悪化し、大手取引先からの生産調整要求を受け、数々のコストカットと人員整理、自社より規模の大きい競合メーカーからの経営統合話など、ギリギリの判断が迫られる青島製作所の経営陣と、廃部の話が囁かれるなか、なかなか成績が伸びな...
センサメーカー青島製作所とその社内にある社会人野球部。 景気が悪化し、大手取引先からの生産調整要求を受け、数々のコストカットと人員整理、自社より規模の大きい競合メーカーからの経営統合話など、ギリギリの判断が迫られる青島製作所の経営陣と、廃部の話が囁かれるなか、なかなか成績が伸びない野球部の運営に悩まされる監督とマネージャーの対比がうまく描かれた作品でした。 さすが池井戸さん、経営者層の悩みや実社会で起きる難題の数々がリアリティ満載に描かれています。 絶体絶命のピンチの中、奇跡的に間に合った新センサの開発。メーカーに勤める身としては、こちらまでドキドキワクワクする気持ちが抑えられませんでした。技術力のある会社ってやっぱりすごい!そして、それを見出し、活用する発想をもつ人もすごい!
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サラリーマン生活も長くなると、得てして効率優先で要否を判断しがち。人が集まってやってんだから「気持ち」もっと大事にしてもいいじゃん、と思わず自分の仕事振りを振り返る。 作品自体はライトな『下町ロケット』の印象。ラストのカタルシスは健在。
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