けむたい後輩 の商品レビュー

柚木麻子【著】

2013/11/14

面白かった～!!
久々に一気読みしちったｗｗ

何かにすがりつきたい気持ち
何かになろうとする気持ち
何かになりきりたい気持ち
それぞれの気持ちが凄く良く描けていて、ラストも(僕的)には爽快だった
僕は
憧れるのは美里
なりたいのま真美子
でも実際は栞子
だな～
良い作品だた～
柚木麻子、ちょ～っと追いかけて行きたいと思います☆

2013/11/01

女子大の先輩14歳の時に詩集を出版した栞子に憧れる後輩の真美子。

真美子は病弱、お嬢様、素直で正直。栞子は詩集を出した栄光にすがり、怠惰な学生生活、男性との恋愛に自分の存在意義を見出そうとする。

どう読んでもイライラさせられる栞子につきまとう真美子。

大学を卒業して自分の居場所を見つけた真美子が最後栞子に放った言葉は・・・。

あほくさ～～としか言いようのないお話(笑)。

2013/10/02

ラストがなければここまで評価は高くならなかったかも。女同士の百合っぽさとどろどろをこんな良いバランスで書けてるのは凄いです。

2013/10/02

横浜にある名門お嬢様大学に通う女子大生の群像小説。

病弱なため過保護に育てられた世間知らずのお嬢様・真実子は、
どこか怪しい雰囲気のある栞子と親しくなる。
14歳の時詩集を出版し話題となり、当時から人気教師と密かに交際していたという栞子の虜となっていく過程と、少しずつ成長していく真実子の大学4年間がメインストーリー。

アナウンサーを目指し邁進する真実子の幼なじみや従姉妹など、それぞれにプライドが高く自信家の女子たちの等身大を描いている。

物語としては興味深いテーマだし、自意識の高さと自分の身の丈のバランスに悩む点など共感する部分はあるが、
どうしても文章の軽さがきになる。
ほぼ会話メインで進行し、考えさせられるところがない。
ドラマを見ているようにトントン展開してしまう。
小説っぽくない、携帯小説に毛が生えたようなもん。

さらっと読めて面白くはあるものの、内容が残らない感じ。
『終点のあの子』はよかったのだが、最近の作風はいまいち…。
ライトな読者に受けていて傾向が変わったのかしら？

あまりに時代に媚びすぎて鮮度が直滑降するような小説は好まない。

http://www.horizon-t.net/2013/10/02/%E6%9F%9A%E6%9C%A8%E9%BA%BB%E5%AD%90%E3%80%8E%E3%81%91%E3%82%80%E3%81%9F%E3%81%84%E5%BE%8C%E8%BC%A9%E3%80%8F/

2013/09/20

２個ほど他の方のレビューを拝見したところ
「女の嫉妬や妬みは恐い」
と共通してそのようなことが書いてあった。
柚木さんの作品で読んだものは他にも女学生同士の生々しい関係性が描かれていたものがあった。

しかしこの作品は私にとってなにかが違いました。
女同士の嫌な部分が特別リアルだったのもあります。
正直、同じことの繰り返しで苛々することもあったし、終わった後「面白かった！」と言えるのだろうかと思いました。

でもこの苛々は全てラスト６ページの為にあったのです。
スカッとしました！
でも反面、私もこの先どのような人間になるのか、なっていきたいのかとか考えてしまいそうです。

2013/09/06

#読了。お嬢様大学を舞台に、女性の嫉妬や妬み、本音や建前を描く。女性心理物はなかなか感情移入できずにいたが、ラストはなかなか。モデルとなっている大学はフェリス女学院？

2013/08/28

女子大生の頃から大人になるまでを描いている。変わらない自分と変わった後輩。あれだけ懐いていた後輩を手放して自分の居場所を守りたかった。いつの間にか立場は逆転していた。
横浜を舞台にしていて少し身近に感じられたかな。

2013/08/24

中二病的なこんな女がいたら絶対に友達にはならない。でも、最近こんな大人が増えてる気がしないでもない。

2013/08/15

再読。既読柚木作品の中では「終点の〜」の次に好き。
天然のくせに天賦の才能をことあるごとに開花させている真実子も、サバサバキャラのくせに異性ににちやほやされることに慣れた者特有（？）の傲慢さが鼻につく美里も違ったけむたさ。
別に栞子の肩を持つわけじゃないけど、たばこの煙のように漂い続けて、一部の人間には激しく愛される一方で一部の人間にはにおいだけで顔をしかめられる存在の彼女を、自分とは違う存在として一線を引いて笑い見下すことが今となってはできないなぁ。。（感想08/15）

2013/08/01

疑うこともなく素直に好きと言えた時期があったな、と思い出した作品。どうしても美里目線で読み進めてしまったので、もう一度読みたいと思う。