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インノサン少年十字軍(下) の商品レビュー

3.9

11件のお客様レビュー

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2021/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっぱり残酷な終わりだったね…エティエンヌは神聖と優しさが同居したような少年だったな。神聖な部分はエルサレムへ行ったかもしれないけど、素直な心はずっと木のところにいてニコラと共にあったとしたら、ロマンチックだな~。 表紙がギーで意外な感じ…彼は仲間を大切にすることは盗賊の中で培ったんだろうか。意外と少年十字軍に溶け込んで、頼りにされて、生き残ったし、やっぱりふさわしいかもね。死ななくていいのに…とも思ったけど、剣を持たなくなる程の情を持ったってことを示してるんだよね…切ない。 ニコラは町の小さい教会か何かに落ち着いてたんだろうか…元は字が書けるようには思えないし。

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2018/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういうさ、登場人物全滅系はほんとに辛いよ… 黒富野しかりね… でも歴史って凄いなって、刺さりました。

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2018/06/30

実際に実在した、少年十字軍。 それらの歴史をモチーフにした物語。 兎丸先生らしい、 少年たちの内側からの破滅 残酷で、美しく儚い物語

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2015/11/27

絶望だらけなのに何だか綺麗な感じが残るのは何故でしょう。 結構人が死にまくるのは流石古屋先生って感じです。

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2014/04/12

歴史は好きなので、ぐいぐい読み進めました。 やっぱりみんな死んでしまうのー( p_q)でも歴史上ではこういうことってきっとたくさんあったんだろうなぁ。だからこそ歴史っていう分野に惹かれるのかもしれないです。強欲な大人と純粋な少年たち。現代にも通じる部分がある気がします。 コレ...

歴史は好きなので、ぐいぐい読み進めました。 やっぱりみんな死んでしまうのー( p_q)でも歴史上ではこういうことってきっとたくさんあったんだろうなぁ。だからこそ歴史っていう分野に惹かれるのかもしれないです。強欲な大人と純粋な少年たち。現代にも通じる部分がある気がします。 コレットがエティエンヌに言った、売春婦蔑視の件。なるほどと思いました。 最終的には息子という希望があったので、救われました。。うーん、きっとまた読み返すだろうなぁ。

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2013/08/15

実際の史実に基づいた少年十字軍の話 読む側に色々な問題提起を投げかけてくるけれど、根底にあるのは現代にも通ずる宗教紛争とこの時代に存在した奴隷制度による人身売買 中巻以降に明るみになってくる少年同士の摩擦や衝突自体は十字軍という組織の中じゃなければ、もっと言えば宗教という存在...

実際の史実に基づいた少年十字軍の話 読む側に色々な問題提起を投げかけてくるけれど、根底にあるのは現代にも通ずる宗教紛争とこの時代に存在した奴隷制度による人身売買 中巻以降に明るみになってくる少年同士の摩擦や衝突自体は十字軍という組織の中じゃなければ、もっと言えば宗教という存在に影響を受けていなければきっと若かりし頃なら誰もが経験する青い出来事なんだと思う。多神教で宗教にさほど支配されることのない国に生まれて今の時代を生きる私はそう感じる だからこそ少年十字軍の彼らのこの物語を胸がえぐられるような気持ちで読みました。下巻の救いようのなさは尋常じゃない 「僕は考え方が違う人を殺していいなんて思わない」 エティエンヌが言っていたこの言葉の真意は現代に生きるどの国の人達にも重く響く言葉だと思う 面白いっていうとすごい語弊があるけど久しぶりにずっと余韻が残る漫画に出逢った。が、誰彼かまわずオススメはできない作品です。ただ私は好き。えぐいし痛いけど

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2013/02/25

残酷で悲しい物語だが、読み終えた後、何故か不思議な清涼感が過る。ギーの無抵抗の死が、『スタンド・バイ・ミー』のクリスと被る。

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2012/09/17

ただひたすらに、残酷。大半の方が、目を背けたくなるであろう描写と展開が続くのですが、臓物が飛び出したりといったスプラッター要素は比較的あっさり目かと思えます。しかし、独特な絵柄のなせる業か、嫌悪感とある種の美しさを併せ持つそれらのシーンが強く印象に残ります。このあたりが、この作家...

ただひたすらに、残酷。大半の方が、目を背けたくなるであろう描写と展開が続くのですが、臓物が飛び出したりといったスプラッター要素は比較的あっさり目かと思えます。しかし、独特な絵柄のなせる業か、嫌悪感とある種の美しさを併せ持つそれらのシーンが強く印象に残ります。このあたりが、この作家さんの魅力なのかもしれません。天草四郎やジャンヌ・ダルクなどに代表される、信仰が生む崩壊を好まれる方にはお勧めできる作品と言えます。報われない悲劇でしかないのに、なぜか読後に、大嵐が去った後のような爽やかさを感じる作品でした。

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2012/05/27

上中下巻読み終わった。古屋兎丸先生描く美少年たちが少年十字軍となって聖地を目指す、史実を踏まえたストーリー。登場人物が魅力的だし、ストーリー展開も速く飽きない。たまに早過ぎる。中性的で無垢な少年たちから見た微妙な存在の女性を味わえて、何か嬉しいような悲しいような気持ちになる。

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2019/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2019/8再読。スピーディでパズル的な展開が見事。ギヨーム達も含め、子供たちの死に際がどれもやるせない。絵柄もこなれてきて皆超かわいいし。 ロランがお兄ちゃんとして一矢報いたのが凛々しくてかっこよくも切ない。 クリスチャンは前半はめっちゃ頼りになるしメンタルも安定していて良い奴だったのに…。先進的な知識や思想を持ってはいたけど今の時代から見ると全然だったのも切ない。 平和な生活を手に入れた後のギーの死が一番きつかったかも。なんだかんだで最終的に一番良い奴ポジションだったし。 小賢しいミカエルが大人たちに利用されていたのに全く気付かず旅立っていくのもやるせなかった。 エティエンヌ(息子)が超かっこいいのとラストが美しいので余韻がとても良い。

Posted byブクログ