若者の未来をひらく の商品レビュー
教養と教育を複数名で哲学的に検討した本だった。内容はオーソドックスであり、教養とは人間形成を目的とする主旨の教育哲学や教養論の文脈でこれまでに議論されていることが目立った。例えば何人かが、ボルノー、シュプランガー、デューイを引いている。この手の考察は、ある時代の区切りごとに繰り返...
教養と教育を複数名で哲学的に検討した本だった。内容はオーソドックスであり、教養とは人間形成を目的とする主旨の教育哲学や教養論の文脈でこれまでに議論されていることが目立った。例えば何人かが、ボルノー、シュプランガー、デューイを引いている。この手の考察は、ある時代の区切りごとに繰り返しなされる性格があるのだろう。主たる本書の読者は大学教員を対象としている印象を受ける。ただ以下に引用した言説のいくつかは示唆的だった。
Posted by
- 1