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殺しも芸の肥やし の商品レビュー

3.2

26件のお客様レビュー

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2018/11/16

シリアルキラーのお話。 書き下ろし。 作家宅放火殺人事件を捜査する奈良橋桔平。殺害された作家のシリアルキラーを題材とした作品が見つからず、作家を担当した編集者、私立探偵など、その作品に関わる者が不審な死を遂げていく。 奈良橋は約十年前、ある女子校の一クラスが乗ったバスが...

シリアルキラーのお話。 書き下ろし。 作家宅放火殺人事件を捜査する奈良橋桔平。殺害された作家のシリアルキラーを題材とした作品が見つからず、作家を担当した編集者、私立探偵など、その作品に関わる者が不審な死を遂げていく。 奈良橋は約十年前、ある女子校の一クラスが乗ったバスが失踪する事件で姪を亡くしており、最後まで娘を捜していた奈良橋の姉は「邪悪な者に殺された」と信じたままこの世を去っていた。 作家の事件を捜査していくと、身元が分からない不審な色白の女の存在が浮上する。 その女はお笑い好き、色白という共通項を晒しながら、すり替わって生活していた。 バス失踪事件とシリアルキラーの共通点は? 変化しながら生きる謎の女を奈良橋は追いつめることが出来るのか? ミステリーというよりサスペンスですね。 犯人はすぐ分かってしまいますが、犯人の残忍な発想は勿論のこと、ルールを守る、勝負好きなど、読者に犯人の心模様を想像させながら読ませるところが凄いと思います。 後半は一気読みでした。

Posted byブクログ

2018/10/17

ざくざく進んだ。最後の被害者と加害者にあまりにも救いがなくて、それまでのようにスペクターだからとも割り切れなくて、力が抜けた。何となく、スペクターな彼女のことは憎み切れなかった。無茶苦茶なのに、小説の登場人物としてはある意味魅力的に描かれているってことなのかな。

Posted byブクログ

2017/09/15

女子高校生たちが乗った遠足のバスが突然姿を消す。 どこへ行ったのか、何が起きたのか 10年後、地中からバスと大量の白骨がみつかり 事件は動き出す。 絶対悪の女性を描いたミステリ 軽いタッチで読みやすいんだけど あまりにぶっとんだジェノサイドぶりにゾゾゾ・・・

Posted byブクログ

2017/04/06

「絶対悪」を描いた作品。犯人も展開も先がよめてしまって、人が立て続けに殺されすぎて退屈に思うところはあった。

Posted byブクログ

2016/11/07

初読の作家さん。文体が軽いので、サクサクと読めてしまうが、中身はしっかりとミステリー。奇想天外な発想で、本来ならムカムカするはずのサイコキラーも、何故か魅力的に思えてしまう。 物語は、10年前に、遠足に向かう女子高生30人がバスと共に消えた事件を追う刑事(そのバスには自分の...

初読の作家さん。文体が軽いので、サクサクと読めてしまうが、中身はしっかりとミステリー。奇想天外な発想で、本来ならムカムカするはずのサイコキラーも、何故か魅力的に思えてしまう。 物語は、10年前に、遠足に向かう女子高生30人がバスと共に消えた事件を追う刑事(そのバスには自分の姪も乗っていた)が中心となって進んでいくのだが、同時にある作家が殺され、その家は焼き尽くされるという事件も起こっていた。殺された原因を突き止めていくと、どうやらその作品にあると気付いたのだが、それに絡んだ人物も次々と殺されていき・・・。 捜査線上には1人の色の白い女が浮かんでくるが、その女はどうやら次々と違う人物と入れ替わって生きてきたようだ。 結局、最後まで謎に包まれた女。なんとなく次回作も出るのでは?と期待できるラスト。

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2015/06/27

これはなかなかでした!! 毎回だけど、軽いタッチのミステリ?が多いこの方。 本当、大量殺戮を繰り広げる、お笑い芸人を目指す女が主役で、追っかけてる刑事、その他の面々も次から次へと手玉にとられる、そんな犯人に翻弄されまくりな内容ですが、とっても面白い。 まぁ、どんどん人は死ぬけ...

これはなかなかでした!! 毎回だけど、軽いタッチのミステリ?が多いこの方。 本当、大量殺戮を繰り広げる、お笑い芸人を目指す女が主役で、追っかけてる刑事、その他の面々も次から次へと手玉にとられる、そんな犯人に翻弄されまくりな内容ですが、とっても面白い。 まぁ、どんどん人は死ぬけどね。笑 実際にあった、サカキバラの事件に文字っていたり、本当にあった事件も散りばめて、胡散臭さを緩和してたりもして、シリアスな雰囲気でとってもふざけたミステリです。 これは気楽に読めちゃうし、他のこの人の本も気になる一冊です!!

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2014/08/20

あれ⁇ これとリンクしてる本読んだね〜 あんまり覚えてないけど… ここまでは大変だけど、 こういう人がいても不思議ではないかな。

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2014/01/23

「殺しも芸の肥やし 殺戮ガール」 10年前、遠足で女子高生30名と教員を乗せたバスが、忽然と姿を消した。 これは、絶対悪が主役の物語。とりあえず1人の女が姿と名前を変えながら、誰彼構わず殺しまくる。そこに、理屈はもちろんなく、単なる邪悪しかない。うなされていたとしてもそれがな...

「殺しも芸の肥やし 殺戮ガール」 10年前、遠足で女子高生30名と教員を乗せたバスが、忽然と姿を消した。 これは、絶対悪が主役の物語。とりあえず1人の女が姿と名前を変えながら、誰彼構わず殺しまくる。そこに、理屈はもちろんなく、単なる邪悪しかない。うなされていたとしてもそれがなんだと言うのだろうか。結局、殺しているではないか。 物語は、1人の女を追うまたは関わる人間の視点で描かれます。姪を失った刑事、邪悪を感じ取り興味を持った小説家、その小説家が書いた小説を読んだ編集者とその恋人。誰もがこの女により、人生を狂わされてしまう。なんと悲しいことだろうか。 タッチはラフ。なので、さらさら読めます。でも、さらさら読めるからかあまり読了後、感想が浮かばない。ささっと読み過ぎたのだろうか。 実は、死亡フラグシリーズと関連があったりする本作。その点から読んだ方がよいかも知れません。でも、ミステリーのような締めを求めると、消化不良になる。なにもかもがもやっとしてるんですよね。

Posted byブクログ

2013/12/28

女子高生の乗った遠足のバスが姿を消す、作家宅放火殺人等。 芸人になりたい、という殺人犯の夢(動機)は別にして、とにかく後味が悪すぎる。作品としてはホラーになりきれていないので、野放しという結末はあんまり。

Posted byブクログ

2013/09/23

まさしくジェノサイド!しかも殺しの動機も、ワケがわからん。普通の神経では考えられない殺人鬼。 登場人物が多くて読むのが大変だったが、読みやすかったので、あっという間に読んでしまった。 最後の終わり方が微妙なのが残念!(^^;;

Posted byブクログ